アスペルガー症候群の2次障害である適応障害に悩まされている女性

 

こんにちは。

 

カウンセラーの金子ともやです。

▶ 金子ともやのプロフィール

 

今回はアスペルガーの方が、

2次障害として発症しやすい

適応障害についてお話したいと

思います。

 

 

モモ♀モモ♀

アスペルガー症候群の人が発症しやすい適応障害って一体何なの?

ソラ♂ソラ♂

適応障害はストレスが大きく関係しているみたいだね。ともや先生よろしくお願いします!


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アスペルガー症候群のストレスの原因とは?

 

アスペルガーの方の特徴として、友人との

コミュニケーションがうまくとれないことや、

自分の居場所を見つけられず孤独感を

感じることがあります。

 

そうした周囲の環境との不適応経験が

強いストレスになる場合があります。

 

そのため、アスペルガーの方の

2次障害として発症することが

考えられるのです。

 

 

あなたは大丈夫?適応障害が陥る3つの症状

 

では、適応障害の症状と原因について

お話ししていきたいと思います。

 

適応障害とは、ざっくり言うと

環境の変化に適応できず、

そのストレスによって

何らかの症状が起きてしまい、

生活に支障がでる病気です。

 

ストレスの感じ方や捉え方は

人それぞれです。

 

環境の変化があまり大きくなくても、

その人の性質に合わない場合は

強いストレスとなってしまうのです。

 

そして、

ストレスを感じていても我慢をして、

知らず知らずに適応障害になって

しまっている人も少なくありません。

 

適応障害の症状としては、

大きく3つの症状に分かれています。

 

1. 精神症状

気分の落ち込み、不安、集中力や判断力の低下、情緒不安定など

 

2. 身体症状

吐き気、めまい、強い疲労感、激しい動悸など

 

3. 行動の障害

暴飲暴食、友人や家族への暴言または暴力など

 

 

ストレスによって落ち込む人もいれば、

不安が強くなる人もいます。

 

またストレスから、周囲との口論が

増えてしまうことや、お酒やタバコの量が

増えてしまう人もいます。

 

適応障害の人が必ず起こる症状

というものはなく、本人が強いストレスを

感じてしまうことや、生活に支障を及ぼす症状は、

すべて適応障害の症状と言えるのです。

 

 

今すぐチェック!適応障害の外的要因と内的要因!!

 

適応障害の原因には、外的要因(ストレス)と

内的要因(本人の資質)があると考えられています。

 

外的要因(ストレス)とは?

 

一般的にストレスというのは外部から

受けたときの緊張状態のことをいいます。

 

もちろん捉え方によってそれぞれなので、

ストレスは良い影響を与える場合もあれば、

悪い影響を与えることもあります。

 

ではどんなことが

ストレスになるのでしょうか?

 

代表的なものをいくつかご紹介します。

 

  • 家庭内での問題(家族の病気、介護、子育て、反抗期など)
  • 友人や恋人との問題(喧嘩、浮気、別れなど)
  • 職場や学校での問題(パワハラ・いじめなど)
  • 大きな節目(結婚、妊娠、出産、就職など)
  • 環境での問題(引っ越し、経済状況の変化など)

 

内的要因(本人の資質)とは?

 

生きていくなかで外的要因に

遭遇することはよくあると思います。

 

そんなときに、どのような物の捉え方、

考え方をして対処、対応していくかは

人それぞれです。

 

適応障害の発症を左右する

原因の一つに、本人の資質が

関係しています。

 

では具体的にどんなことがあるでしょうか。

 

  • 感情の起伏が激しい (感情の処理の仕方がわからない、喜怒哀楽がうまく表現できない)
  • 傷つきやすい (周囲に言われた事がとても気になってしまう)
  • 頼み事を断れない (周囲への印象を気にして断れない)
  • まじめだがとても頑固 (物事を白か黒かで判断しグレーゾーンを認めない)

 

 

ストレスはひとりで抱え込んでしまうと、

余計に膨らんでしまい悪循環に

なってしまいます。

 

悩んでいるときにはひとりで抱え込まず、

家族や友人、医療機関や心理カウンセリング

などへ相談することをおすすめします。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや