自律神経失調症の治療法について説明している女性カウンセラー

 

こんにちは!

 

カウンセラーの金子ともやです。

▶ 金子ともやのプロフィール

 

自律神経失調症は

男女の発症率で比較すると、

圧倒的に女性のほうが

発症しやすいと言われています。

 

ではなぜ女性の方が

自律神経失調症になりやすいのでしょうか?

 

その理由としてざっくり以下の3つが挙げられます。

  • 女性ホルモンの生理的なバランスの変化。
  • 女性の方が甲状腺ホルモンが乱れやすい。
  • 女性の方が気分障害や不安障害が多い。

 

今回は

「女性ホルモンのバランスの乱れ」による

自律神経失調症とその治療方法について、

さらに深掘りしてお話していきたいと思います。

 

 

ソラ♂ソラ♂

自律神経失調症は女性の方が多いみたいだけど、自分の症状ときちんと向き合うことが本当に大切だよね。

モモ♀モモ♀

今回は自律神経失調症が発症してしまった場合の治療方法やセルフカウンセリングの方法も分かるみたい。ともや先生よろしくお願いします!


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自律神経失調症の発症の原因とは?乱れるとやっかいなホルモンバランス!!

 

自律神経失調症はなぜ発症するのでしょうか?

 

その最大の原因としては

「女性ホルモンのバランス」が

影響しているからなのです。

 

まず、女性ホルモンとは

「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と

「黄体ホルモン(プロゲステロン)」

を卵巣から分泌しています。

 

このエストロゲンとプロゲステロンが

バランス良く分泌されていれば

何も問題は起こりません。

 

しかし、様々な影響によって、

エストロゲンとプロゲステロンの

分泌量が増える、

もしくは減った場合に

性腺刺激ホルモンが刺激を受けて

女性ホルモンのバランスが乱れてしまいます。

 

すると、自律神経中枢が乱れて

自律神経失調症を発症してしまうという

「からくり」なのです。

 

 

やはりストレスが原因!?世代によって違う自律神経の乱れ!!

 

ではこの様々な影響のある時期についてご紹介していきます。

 

1.思春期

 

10歳頃から性ホルモンの分泌が増えていきます。

それに伴い恋愛や容姿などの悩みが出てきます。

 

女性にありがちな極端なダイエットや

過度な食事制限がストレスの原因になり、

ホルモンのバランスが乱れて発症する可能性があります。

 

 

2.成熟期

 

20~30代になると

卵巣や子宮の機能が成熟し、

ホルモンの分泌も安定してきます。

 

また、妊娠、出産時期になると

プロゲステロンの分泌量が増加します。

 

なぜなら、

プロゲステロンの分泌量が

増加することにより、

子宮内の胎盤の完成を早めて、

流産を防ぐことができるからです。

 

しかし、良いことばかりではなく、

プロゲステロンの分泌量が

増加によってホルモンバランスが

乱れてしまうこともあります。

 

すると、精神的に不安定

(イライラ、そううつ、便秘など)になり、

発症する可能性があります。

 

さらに20~30代は

仕事の上でもとても活躍する年代です。

 

環境の変化も大きい時期なので、

精神的にも身体的にもストレスの

多い時期と言えるでしょう。

 

 

3.更年期

 

女性ホルモンの分泌量が

ピークを迎えた後に、

分泌量の増減が起こり、

やがて閉経に向かっていきます。

 

その際に

ホルモンの分泌量が不安定になると

体調も不安定になります。

 

すると、

自律神経のバランスが乱れて

更年期障害になってしまう可能性もあります。

 

 

自律神経失調症になる背景として、

きっかけとなるストレスが増えたことも関連があります。

 

やはり男性に比べて、

女性の方が社会的に、

自己主張をしづらく、

自らの感情を抑圧することが

多いですよね。

 

さらに女性の場合は

容姿での評価される場面が多く、

極端なダイエットに走るケースもあります。

 

人間関係においても

女性の方が複雑になりがちなのも

原因として考えられるでしょう。

 

 

自律神経失調症のベストな治療方法とは!?大切なことは「本質的な原因」を理解すること!!

 

自律神経失調症が発症すると

様々な症状が出てきます。

 

めまいや立ちくらみ、

耳鳴りといった軽い症状から、

胸が締め付けられる、

心臓がバクバクして息苦しくなるなど、

広範囲に渡り影響してきます。

 

また精神的な面では、

イライラや不安感、疎外感、落ち込み、

やる気が出ない、感情的になりやすいなど

心と身体の両面から日常生活に

大きな影響を与えてしまいます。

 

「自立神経のバランスが乱れているかも?」

と感じたら、それはあなたの心と身体を

見つめ直すタイミングなのかも知れません。

 

自分に起きている状況の、

本質的な原因を理解して

治療にあたることが重要です。

 

自律神経失調症の治療方法としては、

3つのアプローチ方法があります。

 

  1. つらい症状を緊急的に緩和する薬物療法(心療内科、精神科など)

  2. 生活リズムや環境のバランスを整える生活療法(病棟、施設など)

  3. ストレスとの付き合い方、自己理解を深める精神療法(カウンセリング)

 

心療内科や精神科で診察を受け、

症状がひどい場合は緊急的に

薬物による治療も必要になります。

 

そして規則正しい生活リズムを

取り戻すための環境を作り、

精神療法として定期的に

カウンセリングを受けるのが

ベストな治療方法と言えるでしょう。

 

自律神経失調症を

発症させてしまったとしても、

きちんとした治療をすれば改善していきます。

 

大切なことは

「本質的な原因を理解する」ということです。

 

たとえば

  1. 生活リズムは乱れていませんでしたか?
  2. 3食バランスの良い食生活をしていましたか?
  3. タバコや飲酒など身体に負担をかけていませんでしたか?
  4. 必要以上に仕事を頑張り過ぎていませんでしたか?
  5. イライラして人とトラブルを起こしていませんでしたか?

 

このように自分の生活習慣を見直し

(セルフカウンセリング)してみてください。

 

セルフカウンセリングをすることで

必ず本質的な原因が見つかるはずです。

 

あなたの心と身体の悲鳴に

あなた自身が気がついてあげること、

そして大切な心と身体を守ってあげてくださいね。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや