燃え尽き症候群に陥ってしまった女性

 

こんにちは!

 

カウンセラーの金子ともやです。

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前回のブログでは、

「燃え尽き症候群になりやすいタイプ」

についてご紹介しました。

▶ 前回のブログはこちら

 

燃え尽き症候群は、

特に「頑張り屋さん」に多く

発症しやすいものです。

 

たとえば

オリンピックに出場する代表選手や、

部活動が終わった高校3年生などは

燃え尽き症候群になりやすいと

言われています。

 

また電撃引退を表明した

歌手の安室奈美恵さんも、

燃え尽き症候群が引退理由の

一種になっているのでは?

との見方があるようです。

 

 

モモ♀モモ♀

燃え尽き症候群を予防していても、やはり頑張りすぎて発症してしまう人って多いみたいね。

ソラ♂ソラ♂

今回は燃え尽き症候群になってしまった場合の対処や克服方法が分かるみたいだよ。ともや先生よろしくお願いします!


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まず燃え尽き症候群をしっかりと把握しよう!重要なのは「アプローチ」の仕方!!

 

前回に引き続き、

燃え尽き症候群についてご紹介します。

 

まず、燃え尽き症候群の代表的な症状としては、

  • 意欲、気力の低下
  • 相手への対応が事務的になる
  • 頭痛、腹痛、不眠、疲労感といった自律神経の異常

 

といった特徴があります。

 

しかし、

このような燃え尽き症候群の症状を

表面的にくみ取ってしまうと、

うつ病として薬物療法がされてしまう

ケースがあります。

 

燃え尽き症候群というのは、

燃え尽きてしまった際の経過がとても重要です。

 

そこにアプローチしないことには

根本的な解決になりません。

 

では、どのようにして

解決に向かっていけば良いかをご紹介します。

 

 

燃え尽き症候群のジレンマを理解できればOK!ポイントは「◯◯に接すること」!!

 

燃え尽き症候群の方に多く見られるのが、

一生懸命、精力的に頑張りすぎてしまい、

発症してしまうケースです。

 

特に、人を援助する職業で多く見られます。

 

  • 介護士や看護師
  • 教師
  • 人事職

 

などこのような方々が

燃え尽きないためのポイントとしては

「深く感情移入しすぎず、冷静に接する」

ということです。

 

しかし、

「人をサポートするプロとしてどうなのか?」

という疑問点が湧いてくると思います。

 

これが燃え尽き症候群のジレンマなのです。

 

本来だと、

「人の為に精一杯頑張りたい!」

「人の為にサポートしたい!」

という人を援助する仕事にとって

大切な気持ちですが、

それが燃え尽き症候群の

リスクになっているのです。

 

燃え尽きないためには、

「ほどほど」「頑張りすぎない」という

心がけがとても大切です。

 

また、「ここまでは○○するが、

それ以上は無理をしない」

というようなボーダーラインを

作るのもよいでしょう。

 

 

燃え尽き症候群を克服するキーワードは「◯◯的に自分を見つめる」こと!!

 

燃え尽き症候群の人というのは、

周囲の人から

「精一杯頑張っている」

「頑張りすぎだよ」

と諭されているにもかかわらず、

 

「自分はまだまだ頑張らないと」

「周りはもっと頑張っている」

と思い込んでいます。

 

これは精神的な余裕が

なくなってしまったことで、

認知(物の見方、捉え方)が

極端になってしまっているのです。

 

こういったときには

周りの意見をよく聞き、

「客観的に自分を見つめる」

ことが大切です。

 

具体的に言えば、

自分で自分をカウンセリングする

「セルフカウンセリング」がおすすめです。

 

頼み事をされた際も、

「今の自分にこの仕事を引き受ける

余裕があるのか」ということを

冷静に確認しましょう。

 

また、誰のための人生なのか?

ということを再確認することも大切です。

 

会社の為、誰に尽くす為の

人生ではありません。

 

もちろん、会社や人の為に

頑張ることも大切です。

 

しかし、自分の人生を犠牲にして

することではないのです。

 

周囲の評価も必要ですが、

「自分はどうしたいのか」ということが一番です。

 

これが逆転してはいけないのです。

 

燃え尽き症候群で大切なのは

「燃え尽きないためにはどうすれば良いのか」

という物事の認知(見方や捉え方)を

精神療法(カウンセリングなど)で

変えていくということです。

 

先ほどご紹介した

セルフカウンセリングから少しずつ

はじめてみるのが効果的です。

 

無理をせずに、

あなたらしい人生が送れるように、

大切な心と身体を守っていきましょう。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや