不眠症に悩んでいる女性

 

こんにちは!

 

カウンセラーの金子ともやです。

▶ 金子ともやのプロフィール

 

あなたは、

「なんだかあまり眠れないな…」

「きちんと眠ったような気がしないな…」

と感じることはありませんか?

 

厚生労働省の統計によると、

5人に1人が不眠を感じています。

 

そして、10人に1人は長期間に渡って

不眠に悩まされています。
※参考文献「不眠症は国民病|厚生労働省 e-ヘルスネット」

 

今回は不眠症について

さらに深掘りしてご紹介したいと思います。

 

 

ココ♀ココ♀

不眠症は国民病だったなんて知らなかったけど、それくらい不眠症で悩まされている人が多いのね。

レオ♂レオ♂

不眠症を放置しておくと精神的、身体的に悪影響が出てくるから、きちんとケアする必要があるね。ともや先生よろしくお願いします!


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不眠症とは!?8時間以上たっぷり眠れても不眠症??

 

先ほどの

厚生労働省の統計から考えてみると、

日本人の多くが不眠で悩まされている

ことがわかります。

 

不眠症というは、

ざっくりいうと十分な睡眠が取れず、

日常生活に支障をきたしている

状態のことを言います。

 

具体的に、

「何時間以上眠れないと不眠症」

という定義があるわけではなく、

本人が十分に睡眠を取れずに

困っていると感じていれば、

不眠症と判断されます。

 

 

不眠症の4つの症状とは!?今すぐあなたの「不眠症度」をチェック!!

 

人によって状態はさまざまですが、

不眠症の症状を大きく分けると

4つに区別されています。

 

 

1.入眠障害

 

以前よりも、

寝つきが悪くなってしまう状態をいいます。

 

寝つきが悪くなったことによって、

苦痛に感じている場合には

不眠症の症状と言えるでしょう。

 

 

2.中間覚醒

 

寝ている途中に何度も

目が覚めてしまう状態をいいます。

 

夜中に1度、目が覚めてしまうのは

珍しいことではありません。

 

そして、

すぐに眠りにつけるのではあれば

特に問題はありません。

 

  • 目が覚めてもなかなか再び眠ることができない。
  • 1晩に2回以上目が覚めてしまうことが頻繁にある。
  • 精神的な苦しみや焦りを感じている。

 

このような症状が見られる場合は

中間覚醒と言えるでしょう。

 

 

3.早朝覚醒

 

以前よりも、目覚めが早くなり、

その後再び眠ることができない

状態のことをいいます。

 

まだ、寝ていたい、休んでいたいと

感じているが、目が冴えてしまって

苦痛に感じているのであれば、

早朝覚醒の症状と言えるでしょう。

 

 

4.熟眠障害

 

以前と同じくらい寝ているが、

「全然疲れが取れない」

「眠った気がしない」

と感じている状態のことをいいます。

 

熟眠障害は

不眠症の一つとされていますが、

たくさん寝ても眠くなって

生活に支障が出てしまう、

過眠として認められることもあります。

 

 

イライラしやすい人は不眠症になりやすい!?精神的要素と身体的要素をきちんと理解しよう!!

 

次に、不眠症になってしまう原因は

どのようなものがあるのかを紹介します。

 

 

1.精神的要因

 

睡眠とのかかわりが深いと

言われているのが精神的要因です。

 

代表的なものとしては、

  • 不安
  • いらいら
  • 落ち込み
  • 緊張

 

などがあります。

 

これらは職場や友人との

対人関係のストレスや、仕事が合わない、

引っ越し先の雰囲気になじめない、

といった環境的なストレスが

引き起こしていることが多いと言われています。

 

 

2.身体的要因

 

代表的なものとしては

  • 体内時計のリズムの乱れ
  • 加齢による変化

 

などがあります。

 

体内時計のリズムの乱れというのは、

昼夜が逆転した生活、

一日中室内にいる、PC作業や

スマホを深夜までしている、

このようなことがあげられます。

 

特に現代ではスマホやゲームが

生活の一部になっている人も多いと思います。

 

これらの音や光というのは

脳を刺激させるので、不眠症の

原因となる場合があります。

 

また、年齢を重ねることによって

睡眠状態は悪化していきます。

 

体内時計のリズムにはメラトニンという

ホルモンの働きが関係していますが、

10代をピークに低下してしまいます。

 

睡眠に対する世の中の情報は

根拠に乏しいものが多く、不

透明な情報を基に治そうとしている人が多くいます。

 

 

「ひょっとして不眠症かも?」と感じた時にするべき対処法とは!?ポイントは「睡眠に対する正しい知識」!!

 

「睡眠時間は8時間取らなればいけない」

「眠れないときにはお酒を飲むと良い」

などといった、

情報を信じて実践している人もいます。

 

このような情報が蔓延しているのは、

良い睡眠が人それぞれ異なるからだと

言えるでしょう。

 

不眠で悩んでいる人は、

睡眠の正しい知識を得て、質の良い

睡眠を見つけていく必要があります。

 

不眠症の基本的な対処法としては、

↓オレンジのタブをクリック!

不眠症の基本的な対処法(タブをクリック)
  • 就寝や起床時間を一定にする。
  • 睡眠時間だけにこだわらない。
  • 日中に太陽の光を浴びるようにする。
  • ウォーキングなど適度の運動をする。
  • 音楽、読書、旅行などの趣味を見つける。

 

がおすすめです。

 

もちろんセルフケアだけではなく、

専門家に相談することも必要です。

 

精神科や診療内科に相談し

薬物療法を受ける、

または精神療法として

心理カウンセラーからカウンセリングを

受けるといったことも大切です。

 

薬物療法や精神療法(カウンセリング)で

きちんとケアすることで、不眠症を

改善している人はたくさんいますので、

「ひょっとして不眠症かも?」と感じたら

相談することを躊躇(ちゅうちょ)しないように

意識しましょう。

 

次回は不眠症の対処法、

治療方法ついてさらに詳しくお話しします。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや