仕事依存症に陥っている若い女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

「KAROSHI」というワード、

見たことありますか?

 

そうです、「過労死」のことです。

 

この言葉はそのまま、

欧米などで表記されています。

 

日本特有の現象とされていましたが、

世界的に労働のあり方と同時に

この言葉も注目されているようです。

 

労働の規則が厳しくなり、

一昔前と比べると労働時間や

個人への負担は改善されてきているでしょう。

 

しかし、

まだまだブラック企業といわれる

会社はたくさんありますし、

自営業で息つく間もない!という方も

いらっしゃるでしょう。

 

ふと気づくと

仕事のことばかり考えている、

なんてことあなたにはありませんか?

 

一見、

真面目で努力家さんのように思えますが、

実はそれは「仕事依存症」という立派な

病気かもしれません。

 

あなたは大丈夫ですか?

 

仕事依存症について学んでいきましょう。

 

 

チョコ♂チョコ♂

どうして仕事依存症が発症してしまうのかな?やっぱりストレスが大きく関わっている気がするんだけど…

ハナ♀ハナ♀

仕事依存症に陥らないためにきちんと理解する必要があるわね。それと今回のセルフカウンセリングで仕事依存症度もチェックできるみたいね。もゆる先生よろしくお願いします!


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仕事依存症のメカニズムは脳にあり!?原因となるキーワードは「脳の◯◯」!!

 

まず、

仕事依存症は男性に多く発症します。

 

仕事熱心で会社から評価され、

収入も上がり、家族も万歳!

という流れで、一見とても良いことに

思えますよね。

 

そのため、

本人も周りも依存症であることに

気づきにくいのです。

 

しかし、

いつも仕事のことを考えていたり、

家庭や自分の健康そっちのけで

働いていたりするのなら、大いに

仕事依存症の可能性があります。

 

仕事依存症に陥ると、寝不足や

ストレスが本人の想像・把握を

はるかに超えて蓄積されます。

 

また、仕事一辺倒になるため、

家庭に目が向かなくなってしまいます。

 

家族のためを思って働いているつもりが、

実はいつのまにか自己実現であったり、

周囲から認めてもらうためになっていたりするのです。

 

家庭だけでなく職場でも、

部下や同僚に対して

自分と同じ水準を求めて

厳しく接することが多くなり、

人間関係がギクシャクすることがあります。

 

なぜ、

そうまでして仕事に夢中になって

しまうのでしょうか?

 

それには、

脳のメカニズムが関係しています。

 

仕事依存症は

アルコール依存症などと同様に、

仕事に対する快感を

脳が覚えてしまっているのです。

 

仕事をすることで、

様々なメリットや報酬を

もらうことができますよね。

 

それは、物としてだけでなく、

精神面においてもです。

 

周囲から頼られたり、

認めてもらえたりすることが、

自分の身を削ってでも得たいと思う

快感になってしまっているのです。

 

 

仕事依存症は気が付きにくい!?セルフカウンセリングで今すぐ「仕事依存症度」をチェック!

 

仕事依存症はなかなか自分では

気づくことができません。

 

仕事依存症セルフカウンセリング

(以下の5項目)でいくつ当てはまるか

チェックしてみましょう。

 

 

<仕事依存症セルフカウンセリング5>

1 他のことをするくらいなら仕事をしていた方がいい。
2 家族や友達などの人間関係は面倒だ。
3 仕事をしている時だけは、自分が役立つ有能な人間だと感じることができる。
4 家に帰ってもやることがない。
5 仕事中や仕事のことを考えている時、食事を忘れていることがある。

 

 

仕事依存症セルフカウンセリングの

結果はいかがでしたか?

 

2項目以上当てはまった場合は、

注意が必要です。

 

まずは

「自分自身が依存症である」

という自覚を持たなければなりません。

 

 

仕事依存症は改善できる!?ポイントは「◯◯の歪み」をきちんとケアすること!!

 

やむを得ず

働かなければいけない場合を除けば、

仕事依存症は改善することができます。

 

対策として、

まずは“家族団らんの時間を作ること”です。

 

そんな暇ない!

と言い訳はせず、きちんとオンとオフの

切り替えができるようにしましょう。

 

「週に〇回は夕食を家で食べる」

「必ず休日は家族と過ごす」

などと明確な決まり事を作ると良いでしょう。

 

また、

仕事で疲れているから

休みの日は何もしない!

ではなく、趣味を持ちましょう。

<参考情報>

 

決して仕事が趣味にはならないように!(重要)

 

スポーツならストレス解消になり、

健康面にもメリットがあります。

 

そして、

定期的にカウンセリングを受け、

日々の状況をカウンセラーと共に

把握していくのも良いでしょう。

 

カウンセリングを受け、

包み隠さず状況を知ってもらうことで、

改善点が見つかりますし、

自分も変わらなければ、

という意識を持てるはずです。

 

依存症に陥る人は、

多くが認知の歪みを抱えています。

 

カウンセリングを受けることにより、

認知の歪みをケアしていくことも

依存症から抜け出すために必要です。

 

「自分は大丈夫」などと安易に考えず、

真剣に自分の環境や生活を

見直していきましょう。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる