子どもは授かったが、夫婦関係に問題を抱えている男女

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

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あなたは知っていましたか?

 

現在の日本は、単純計算で

3組に1組が離婚しているということを。

 

いまや離婚は珍しいことではなく、

より良い人生を歩んでいくための

選択肢の一つになっています。

 

夫婦の間に子どもがいても、

周囲の認知度や福祉の充実、

女性の社会進出も伴い、

一人親の家庭は、かつてより

生活しやすくなったと思います。

 

しかし、今後の子どもの精神に

悪影響が出てしまうのでは…

と悩まれることもあるでしょう。

 

そこで今回は、夫婦関係や離婚が

子どもに与える影響と、

夫婦仲がギクシャクした時の

対処法をご紹介します。

 

 

モモ♀モモ♀

日本の離婚率は1970年の9.3%に対して2010年で36%というデータが出ているみたいだけど、これって40年で約4倍になっているということよね?

ソラ♂ソラ♂

でもこれだけ離婚件数が増加してくると、その子どもたちにも色々と影響がありそうな気がするね。もゆる先生よろしくお願いします!


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「両親の離婚」は「子どもの恋愛観」に大きな影響を与える!?意外と知られていない厚生労働省の統計データとは!?

 

たとえば夫婦仲が

どれだけギクシャクしていたとしても、

子どものために離婚はしない方が

いいのでしょうか?

 

その選択によって子どもの恋愛観に

どんな影響があるのでしょうか?

 

厚生労働省発行の

『平成29年(2017)人口動態統計の年間推計』

によれば、

2017年の婚姻件数が60万7000組なのに対し、

離婚件数は21万2000組。

 

結婚した人なら

誰しも離婚の可能性はあり、

数字からみてもまったく

珍しいことではありません。

 

シングルファザーや

シングルマザーで頑張って

子育てされている方も

たくさんいると思います。

 

そこで、

両親が離婚していない子どもと、

両親が離婚している子ども、

成長後に恋愛観における違いは

あるのかどうか調べてみました。

 

研究の中には、両親が

離婚していない子どもと比べて、

両親が離婚している子どもは、

結婚に対して否定的な態度を

持ちやすかったり、

結婚意思が弱くなったり、

という報告があります。

 

しかし、

実はこれらには決定的な

根拠がありません。

 

つまり、

両親の離婚が子どもの恋愛観に

影響を与えるという関連性は

認められていないのです。

 

 

子どものために離婚を我慢するのはNG!?「子どもの恋愛観」に最悪な影響を与えるのは「両親の離婚」ではなく「両親の○○」!!

 

はじめに答えを言ってしまいますが、

子どもの恋愛観にとって

本当の悪影響は、

“両親の離婚”ではなく“両親の不仲”です。

 

両親の離婚は、

直接子どもの恋愛観に

影響しませんが、

はっきりとわかっていることが

あります。

 

それは、“両親の不仲”を強く

目の当たりにしている子どもほど、

大人になってからも

恋愛や結婚に対して否定的で、

パートナーと親密な関係を

築くのに困難を要している、

ということです。

 

この点においては、

一貫した傾向がみられるそうです。

 

例えば、

父と母がいつもケンカしている、

家庭内が冷えきった関係である、

など。

 

夫婦関係が壊滅状態にあっても、

“子どものため”と離婚を

我慢している人もいるのでは

ないでしょうか。

 

しかし、本当に子どものためを

思うのであれば、両親の不仲を

長期にわたって見せつけられるより、

離婚という道を選んだ方が

良い場合もあるのです。

 

 

「離婚」しない円満な家庭を築くには「お互いを理解し尊重し合う気持ち」が大切!専門家のカウンセリングを受けるのも効果大!!

 

夫婦仲がうまくいかない時は、

男女の違いに着目し、理解する

ということに着目してみてください。

 

離婚という選択肢があるとはいえ、

できることなら家庭は円満で

ありたいものですね。

 

ケンカが絶えなかったり、

問題があったりするのなら、

原因は実は相手だけでなく

あなたにもあるかもしれません。

 

夫婦は、

元々他人同士。

 

お互いが言いたいことを

言い合っているだけでは

よい関係は生まれません。

 

円満でいるための秘訣は、

男女の思考の違いを知り、

お互いを理解し尊重しあうことです。

 

男性と女性は同じ人間でありながら、

不思議なほど考え方や反応が

異なるものです。

 

また、

場合によってはカウンセラーなどの

専門家からカウンセリングを受け、

ストレスマネジメントについて学んだり、

夫婦問題・子育ての悩みを

相談したりするのも良い方法です。

 

第三者のプロの視点から、

解決策やアドバイスがもらえるでしょう。

 

家庭問題だからといって、

決して一人で悩まないでください。

 

あなたの味方はたくさんいます。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる