パニック症と不安症を引き起こしてしまった若い女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

ある日突然、激しい動悸や息切れ、

過呼吸、胸痛などの症状が起こり、

 

苦しすぎてこのまま

死んでしまうのではないか、

とも思わせる恐ろしい

心の病気があります。

 

この症状が起こると多くの人は

心臓病などを連想し、

病院に駆け込みますが、

 

なんの検査をしても

どこも悪いところがない…

なんてことがあります。

 

実は原因は心にあるのです。

 

不安症のうちの一つである

パニック症という病気です。

 

今回はこのパニック症について、

お話ししていきます。

 

 

リク♂リク♂

パニック症に突然襲われると「死んでしまうのでは?」と思ってしまうくらい辛い症状だけど、パニック症をしっかり理解して適切な治療を進めていくことが重要だね。

コハク♀コハク♀

今回は周囲の認知度が低いパニック症の原因やメカニズム、効果的な治療方法を紹介しているからぜひ参考にして欲しいわね。もゆる先生よろしくお願いします!


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「パニック症」とは!?死に至ることはないが「死ぬほど苦しい」前触れのない突然の発作!!

 

パニック症とは何か?

パニック症とは不安症の一種で、

なんの前触れもなく、突然発作に

襲われる症状をいいます。

 

この発作のことを

パニック発作といいます。

 

発作であらわれる症状は

下記のようなものが挙げられます。

 

  • 動悸・息切れ、発汗、震え、息苦しさ
  • 窒息感、胸痛または胸の不快感
  • 吐き気または腹部の不快感
  • めまい・ふらつき、現実感の喪失
  • 恐怖感をコントロールできない
  • 死んでしまうのではないかという恐怖感
  • 感覚の麻痺、熱感・冷感など

 

様々な症状がありますが、

これらのうち4つ以上の症状が

くり返し起こり、検査をしても

異常が見つからない場合は、

パニック症の疑いがあります。

 

また、

パニック症の症状はおおむね

10分以内でピークをむかえ、

30分程度で自然におさまります。

 

場合によっては

何かのきっかけでパニック発作が

起こることがありますが、

ほとんどの場合きっかけや理由なく、

 

そして昼夜関係なく、

突然パニック発作は起こります。

 

また、症状は上半身を中心に

出るのも特徴です。

 

体の異常ではないため、

この病気で死ぬことはありません。

 

しかし、患者さんにとっては

「このまま死んでしまう…!」

と思ってしまうほどに、

辛く苦しい発作なのです。

 

 

「パニック症」のメカニズムとは!?原因は「脳内の誤動作」という見解が有力!!

 

パニック発作はなぜ起こるのか?

パニック症が起こるメカニズムは、

現段階ではまだ十分には

わかっていません。

 

ただ、一番有力な説は、

脳内の危険を察知するところが

誤作動を起こして、間違った指示を

出してしまうという説です。

 

危険な状況でないのに、

危険を伝える神経伝達物質の

ノルアドレナリンが脳内で

過剰に分泌されることで、

 

いたるところを刺激して

恐怖を引き出し、めまいや動悸などの

パニック発作を引き起こすと

考えられています。

 

 

「パニック症」の治療は「薬物治療」と「精神療法」の併用がベスト!医療機関の選び方も重要なポイント!!

 

パニック症の治療方法は?

パニック症をはじめとする

不安症の治療法は、

薬物療法と精神療法を併用して

行っていくことをおすすめします。

 

不安症には薬がよく効くため、

薬物療法が治療の第一選択と

されています。

 

地域の保健所や

精神保健福祉センターなどは、

精神医療の情報を詳しく

把握している機関です。

 

良い医師や医療機関を

見つけ出すために、

そこからアドバイスをもらったり、

医療機関のHPを調べたりする

などして情報を集めましょう。

 

通いやすさも重要です。

 

良い病院だからといって

通うのに何時間もかかって

負担になるのでは、

病院に通っていても

あまり意味がありません。

 

無理のない距離で

自分の雰囲気の合う医療機関を

探して選びましょう。

 

 

「パニック症」負けない自分になるために!本当に大切なことは「自分に自信を持って」治療をしていくこと!!

 

良いカウンセリングを受ける!

精神療法では、

主にカウンセリングを行い、

認知行動療法やエクスポージャー法

(不安や恐怖を感じる状況や

場面に身をさらし、

慣らしていくことで

不安を解消していく方法)と、

 

自律訓練法

(自分で自分をリラックスさせる方法を

身につける訓練)などがあります。

 

精神療法においては、

医療機関で薬物療法と一緒に

カウンセリングを行ってくれる

ところもありますが、

 

薬物療法がメインで

カウンセリングはただ話を

聞いてもらうだけ…のようなところも

中にはあります。

 

精神療法においても、

良いカウンセリングを受けることが

重要です。

 

医療機関だけでなく、

民間でも精神療法を行えるところが

増えているので、

カウンセリングルームや

カウンセラーを探してみるのも

良いと思います。

 

パニック症は認知度が低く、

周囲からはなかなか理解されづらい

心の病気ではありますが、

 

適切な治療を受け、考え方や捉え方を

変えることで治すことのできる

病気です。

 

諦めず、

自分に自信を持って

治療していきましょう。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

リク♂リク♂

もゆる先生ありがとうございました!最後まで読んでいただきありがとうございます!

コハク♀コハク♀

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