代表カウンセラーの遠藤まなみです。
うつ病には色々な種類があることは
知っていると思います。
ただし一般的に知っているようで、
知らないうつ病もたくさんあります。
今回は、一般的に知られていないうつ病が
沢山あることを紹介していきたいと思います。

ひと言で「うつ病」と言っても色々な種類があるみたいだね?

「うつ病の種類」や「対応策」も分かるみたいね。まなみ先生よろしくお願いします!
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うつ病は、脳のエネルギーが
欠乏した状態です。
それによって憂うつな気分になり食欲、
睡眠欲、性欲、コミュニケーションが
低下していく心理的症状が続き、身体的な
自覚症状まで伴うこともある病気です。
つまり早くに言うと、エネルギーの欠乏により
脳のシステムのトラブルが生じてしまっている
状態です。
私達の体には、自然治癒力の機能が
備わっているので、色々な不具合が
起きても回復に導いてくれます。
全ての人が日常生活していく中で、
時折うつ気分を味わいます。
しかし、脳のエネルギーが
欠乏していなければ、
「時間の経過」とともに
元気になります。
時間の経過とともに改善しない場合は、
「うつ病」としてとらえることになるのです。
そのため、仕事、家事、勉強の
社会的機能がうまく働かなくなり、
日常生活にも支障がでます。
あなたは大丈夫?今すぐうつ病の種類や特徴をチェック!
うつ病は下記のように
大きく4つに分類されています。
<うつの分類>
1 | 症状の現れ方による分類 |
2 | 重症度による分類 |
3 | 初発か再発によるかの分類 |
4 | 特徴的な病型による分類 |
この4つに分類されたうつ病の、
種類や特徴を説明していきます。
1,症状の現れ方による分類
うつ病には、うつ状態だけがおきる
「単極性うつ病」、うつ状態と躁状態の
両方がおきる「双極性うつ病」があります。
2,重症度による分類
症状による仕事や日常生活に現れる
支障の程度の分類です。
「軽症」は仕事、日常生活、
コミュニケーションにはそんなに問題はなく、
人に気づかれることはありません。
「中症」は部分的にできる部分と
できない部分がでてきて、周りにも
気づかれ始めます。
「重症」は仕事や日常生活、
コミュニケーションが明らかに
困難な状態です。
3,初発か再発かによる分類
「単一性」か「反復性」かという
分野になります。
*反復性の場合は再発防止の対応が
重要になります。
最も一般的で分かりやすい「4,特徴的な病型による分類」
特徴的な病型による分類が、最も一般的で
分かりやすいと言われています。
たとえば、「メランコリー型うつ」、「非定型うつ」、
「季節型うつ」、「産後うつ」などがあります。
他にも沢山ありますが、
今回は4つを紹介します。
「メランコリー型」は典型的なうつ病と
言われるタイプです。
様々な仕事や責務、役割に過剰に
適応しているうちに、脳のエネルギーが
混濁してしまうような状態をたどります。
①メランコリー型うつの特徴
良いことがあっても少しも嬉しくない。
全く気分が晴れない。
食欲不振や体重減少、気分の落ち込みは
朝が一番悪く、明け方早くに目が覚める。
過度の罪悪感などがあります。
②非定型うつの特徴
良いことがあれば気分が良く、
食欲は過食傾向で体重増加、
過眠でひどい倦怠感があります。
他人からの批判に対して
とても敏感になります。
③季節型うつの特徴
季節型は反複性の一種です。
季節うつを発症しますが、
その季節が終わると回復がみられます。
どの季節でも起こりますが、冬季うつが
一番多いと言われています。
それは日照時間との関係と
言われています。
④産後うつ特徴
産後4週間以内に
うつ病を発症するものです。
ホルモンの変化、分娩の疲労、
子育てに対する不安、授乳などによる
睡眠不足など、不健康要因が重なることが
影響していると言われています。
ちょっとでも「おかしいかな?」と感じたら絶対に無理をしない!
特徴の多いうつ病ですが、あなたにも
当てはまる症状があったかも知れません。
少しでも「うつ病かも?」と感じたら、
そのまま放置するのはとても危険です。
病院で診察を受け薬物治療をする、
または心理カウンセリングを受けるなどの
適切な処置が必要です。
しかしどのような「うつの症状」でも、
基本的な対応策は「徹底的に休む」
ということです。
うつ病は、頑張りすぎているあなたを、
体の異常や死から救うありがたい
シグナルです。
そのシグナルに気付いたら、
決して無理せず、力を抜いて、
何も気にせずゆっくりと休んでみましょう。
うつ病の原因については次回書かせていただきます。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ