カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに価値観を押し付けてくる人はいませんか?
またはあなた自身、価値観を押し付けてくる人ではありませんか?
人にはそれぞれの価値観があります。
性別、年代、職業、環境などにより価値観は違います。
違って当たり前なのですが、そんな価値観を押し付けてくる人がたまにいると思います。
中には、価値観を押し付けられることが原因で、職場の人間関係が悪くなったり離婚問題にまで発展したりするケースもあります。
このような価値観を押し付けてくる人には、どのような心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は、価値観を押し付けてくる人の心理や改善方法についてお話ししていきます。
たしかに世の中には、様々な場面で「他人の意見を否定して自分の意見を押し通す」「自分の成功体験を執拗に勧める」「他人の生活習慣に口を出す」「文化や宗教的価値観を押し付ける」といったような「価値観を押し付けてくる人」って男女を問わずたくさんいるよね。もちろん本人的には、相手にとっても有益な情報だったり、経験者としての親切心からアドバイスをしているのだと思うけど、中には自分の考えを無理やり押し付けることで、相手にとってとても不快でストレスを感じてしまうケースも多いみたい。そんな「価値観を押し付けてくる人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「価値観を押し付けてしまう自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?
今回は「価値観を押し付けてくる人」に共通する「6つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「価値観を押し付けてくる人の心理」を自己分析できるから、「どちらかと言えば、価値観を押し付けてしまうことがある(相手のことを考えた正しい意見、他人に指摘されたことがある、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、価値観を押し付けてくる人がいる(そもそも存在自体がガチでイラッとする、人の個性や価値観の違いが分からない非常に残念な人、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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嫁姑、夫婦、職場、困っている人多数!?あなたは「価値観を押し付けてくる人」ではありませんか?
価値観を押し付けてくる人が身近にいるせいで、トラブルになっている人は多くいます。
あなたも価値観を押し付けてくる人に出会ったことはあると思います。
「~すべき」「〇〇は間違っている」などと否定・批判されると、悲しい気持ちになったりイラッとしたりすることもあるでしょう。
深く関わることのない人なら、その場だけ合わせて乗り切ることもできますが、そうもいかない関係性の人だとなかなか厄介です。
当カウンセリングルームにも、そんな価値観を押し付けてくる人との関係で悩んでいる相談が多く寄せられています。
- 「姑が自分の時代の子育ての価値観を押し付けてくる人で、いちいちうるさい。」
- 「妻が事あるごとに価値観を押し付けてきて、結婚生活が苦しい。こんな人だと思っていなかった。」
- 「会社の上司が働き方や仕事の進め方など、自分の価値観を押し付けてきてとてもやりづらい。転職しようか考えている。」
などなど、価値観を押し付けられている側は大きなストレスを抱えています。
価値観を押し付けてくる人は一体何がしたいのか、どんな気持ちなのか、知りたくありませんか?
以下に詳しく説明しますので、チェックしていきましょう。
「相手のためだと思っている」「相手をコントロールしたい」「自分が正しいと思っている」!?「価値観を押し付けてくる人」に共通する「6つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで見えてくる「価値観を押し付けてくる人の心理」
それでは、価値観を押し付けてくる人の心理を6つ説明していきます。
この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①相手のためだと思っている
本人に価値観を押し付けている意識はなく、むしろ優しさからそのような言動になっている人です。
相手が失敗したり恥をかいたりしないように、教えてあげようとしています。
相手を思っての発言なので悪意はありませんが、思いが強いがゆえにアドバイスではなく押し付けるような言い方になってしまっています。
面倒見のいいおせっかいな人です。
②相手をコントロールしたい
相手のことをコントロールしたい、支配したい、思い通りにしたいと思っている人です。
価値観を押し付けて自分と同じような思考や行動にさせようとしています。
支配欲が強いので、反発したり思い通りに動かなかったりする人のことは敵視します。
プライドが高く、劣等感の強い人です。
③見下している
相手のことを見下していて、自分が上に立ちたいと思っている人です。
相手のことをバカにしているので、自分の方が賢い、優れているアピールをしようとしています。
自己顕示欲が強く、人を上か下かで判断することが多いので、性格の裏表が激しい人です。
自分より優れていると思った人にはヘコヘコしますが、下だと判断した人にはとても雑な対応をします。
④自分が正しいと思っている
自分の価値観は正しいという自信を持っている人です。
自分こそが正しいと思っているので、自分と違う価値観の人は間違った捉え方だと判断し、自分の価値観を押し付けます。
正義感が強く、白黒思考な人です。
自分は正しいことを言っていると思っているので、相手を傷つけたり否定したりしても間違ったことはしていないと思っています。
⑤知らないことは怖い
知らないことに対してとても敏感で臆病な人です。
自分の知らないことや経験していないことには大きな不安を感じるため、自分の知っていることや経験したことの方を押し付けたり実行したりします。
知らないことへの恐怖心、不安感が大きいので、そのような相手の価値観は受け入れることができません。
⑥味方が欲しい
自分と同じ価値観を持った味方や仲間が欲しいと思っている人です。
味方や仲間を増やしたいので、自分の価値観を押し付けて自分と同じにさせようとしています。
寂しがり屋で自信がありません。
一人で行動したり何かに挑戦したりすることは難しく感じるため、味方を増やして安心したいのです。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、自分は周りの人の価値観を尊重できているか思い返してみましょう。
そして、価値観の違うことが問題になりそうになった時、きちんとお互い納得する話し合いができているかどうかも考えてみてください。
価値観に関しては、とにかく話し合いが大切なのです。
「価値観を押し付けてしまう自分」を卒業するにはどうすれば良い!?固定観念を捨て柔軟な思考を身に付けるための「3つの改善方法」を徹底解説!!
「価値観を押し付けてくる人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、価値観を押し付けてしまう人のための改善方法を3つ説明していきます。
①論理的に説明する
価値観を押し付けてしまう側も押し付けられている側も、感情的になってはきちんとした話し合いができません。
ですからまずは冷静になり、そして順序だててメリットやデメリットを組み入れながら、時には自分の気持ちや相手の気持ちも含めて、できるだけ論理的な説明をしましょう。
わかりやすく説明をすることで、相手はあなたの価値観に納得してくれることも多くなるはずです。
②共感力を磨く
価値観を押し付けてしまう人は、共感力に欠けている人が多いです。
自分の欲求が先行してしまい、相手の複雑な気持ちを察してあげることができません。
しかし、あなたに感じたり考えたりしていることがあるように、相手もそれなりに感じたり考えたりしていることがあるはずです。
こちらの方が正しいとばかり思わずに、相手の立場になって考えてあげてください。
そうすれば、相手にはどの手段が最善なのか、どう伝えれば受け入れてくれるかも想像つきやすくなると思います。
難しいと感じる人は、コミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりして、共感力を磨くことをおすすめします。
③カウンセリングを受ける
価値観を押し付けてしまうところがあると自覚している人や、指摘されたことのある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。
なぜ価値観を押し付けてしまうのか、押し付けていると思われてしまうのかなどを専門のカウンセラーの観点から探ってもらうことができます。
そこには例えば、強い劣等感や不安感があったり、インナーチャイルドがあったりします。
認知の歪みのせいで人間関係にトラブルが頻繁に起こってしまうのかもしれません。
表面上ではなく原因を追究し、根本から改善していくことで、人間関係だけでなく自分自身が感じている生きづらさも感じなくなっていくことでしょう。
カウンセリングを通じて、新たな気づきをたくさん得られるはずです。
【まとめ】「価値観を押し付けてくる人」から「価値観を受け入れられる人」へ!大切なことは「多様性を理解し尊重する」ことと「相手の立場や感情に共感する」こと!!
自分の価値観が唯一の正解ではないことを認識し、新しい情報や視点を受け入れる姿勢を持つことが重要!
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
人にはそれぞれの価値観があります。
親子や夫婦であれば、価値観の違いで衝突することもあるかもしれません。
ただ、相手の価値観を安易に否定したり、自分の価値観を押し通そうとしたりしてしまっては、相手は納得できないでしょう。
結果としてどのような選択をするかはともかく、相手の価値観をきちんと聞き、認めてあげる必要はあります。
- 「あなたはそういう価値観を持っているんだね。」
- 「あなたはそのように考えているんだね。」
- 「君の考えも一理あるな。」
このように伝えることはそう難しいことではありません。
けれど、その言葉で相手は救われます。
どんな人ともきちんとした話し合いができて、お互い納得のいく結果を生み出せるように、相手の価値観を尊重しながら人間関係を築いていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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