カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りによく体調が悪いことをアピールする人はいますか?
「あ~頭が痛いな~、薬飲もうかな~」とか「今日も朝から吐いちゃって~」なんていうふうに、いちいち口に出して報告しなくてもいいようなことを恥ずかしげもなく言う人。
周りからすると、「だから何…?」とつい言いたくなってしまいます。
本当に体調が悪いのかもしれないけれど、年がら年中だと労わる気も薄れ、うんざりすることがあると思います。
口癖のように体調悪いアピールをする人には、一体どんな心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は体調が悪いアピールをする人の心理についてお話ししていきます。
たしかに、会うたびに「頭が痛い」「肩が痛い」「足が痛い」「腰が痛い」「ダルい」「暑い」「寒い」と口癖のように言っている人っているよね。1度や2度なら分からなくもないけど、人の顔を見るたびというのはちょっと異常だし、まるで「オオカミ少年」のようだね。本来、体調が悪いのなら病院に行ってお医者さんにアピールするべきだよね。でも普段の話題がどうしても「体調悪いアピール」になってしまう人には、何か隠された心理があるのかも知れないね。
今回は「体調悪いアピールをする人」に共通する「5つの心理」や「5つの理由」の他、卒業するためのコツなども詳しく紹介されているみたいね。またセルフカウンセリングで「体調悪いアピールをする人の心理」も自己分析できるから、普段から「体調の悪い話ばかりしてしまう人」や「そんな話を聞かされている人」にはぜひ参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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実は優しくしてもらいたいだけ!?なぜ人は「体調悪いアピールをする人」を演じるのか!?
体調悪いアピールをする人に悪気はない
誰しも遭遇したことはあると思います、体調が悪いアピールする人。
頭痛や吐き気、腹痛などからはじまり、なかには持病や精神疾患などもわざわざ病気アピールをする人。
具合悪そうにしていればこちらだって相手の変化に気づき、優しい声かけをしたり助けてあげたりしたくなるものですが、体調悪いアピールをする人には私たちは温かい目で見ることができません。
それはあまりにオーバーリアクションだったり頻繁だったりするからでしょう。
例えば、こちらの集中を邪魔するような大きなため息や唸り声。
見せつけるかのように痛み止めや胃腸薬を飲んだり、こんなに薬の量が増えちゃった!と自慢げに話してきたり。
様々なパターンがあるかと思いますが、同じ空間にいる側としては居心地が悪いですよね。
うるさいな、しつこいな…という気持ちと、ちょっとかわいそうかな…という気持ちで、軽く「大丈夫?」などと声をかけると相手はここぞとばかりにアピールをしてくるでしょう。
- 「いや~、なんだか頭が痛くて…」(寝過ぎじゃないの?)
- 「吐き気が止まらなくて…」(食べ過ぎじゃないの?)
そんなことは言えませんし、うんざりしてしまいます。
でも、本人は実のところほとんど悪気はないのです。
理由はともあれ、多くの場合本当に体調が優れていなくて、それが無意識に言葉や行動に出てしまっているのです。
いわば、癖になってしまっているのです。
そして、他人から優しくしてもらいたいのです。
あなたを邪魔しようと思って出ている言動ではないこと、理解してあげてください。
むしろ、体調悪いアピールをする人はピュアな心を持っているのです。
言い換えると、精神的に幼いということになってしまいますが。
以下にこまかく体調悪いアピールをする人の心理をまとめていますので、チェックしてください。
「褒められたい」「認められたい」「かまってちゃん」!?「体調悪いアピールをする人」に共通する「5つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで自己分析「体調悪いアピールをする心理」
それでは、体調悪いアピールをする人の心理を5つ説明していきます。
この5つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①頑張っていると思われたい
体調が万全でないのに頑張っている、一生懸命だ、健気だと思ってもらい、他人から褒められたり認められたりしたいと思っています。
体調が悪い中、頑張っている自分が好きというナルシストな面もありますが、基本的には承認欲求の塊のような人です。
②大袈裟
いつも自分の体調の悪そうな箇所を探しているようなところがあり、悪いところをアピールします。
「頭が痛い(ような気がする)」「お腹の調子が悪い(これから痛くなるかも)」というように大袈裟です。
このタイプの人は通院や薬の服用もアピールをして、注目を集めようとします。
目立ちたがり屋とも言えます。
③言い訳をしている
人から責められることがとても嫌いなので、常に体調悪いアピールをして責任から逃れようとしています。
失敗した時などはもちろん、取り組む前から体調悪いアピールをして予防線を張っています。
自己肯定感が低く、自信喪失の傾向が強い人です。
④かまってちゃん
人から心配されたい、優しくされたいという気持ちが強く、体調悪いアピールをして他人の気を引こうとします。
直接でなくとも、SNSなどに投稿してたくさんの人から気にかけてもらおうとします。
話題がないとつい口から出てしまうようなところがあり、いつも愛情に飢えています。
⑤ほっといてほしい
体調悪いアピールをすることで、人を遠ざけようとしています。
直接的に何かを断ることが苦手なので、面倒な物事から逃れるためだったり、そもそも人間関係の距離を保つためだったりします。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近に当てはまる項目があった人は、体調不良を頻繁に口に出すことがどれだけ自分にとってマイナスになるのかを把握し、言動を改めていきましょう。
その体調悪いアピールには何か裏があるということを、周囲のほとんどの人がもう気付いています。
本当は自分で気が付いているかも!?「体調悪いアピールをする人」の心に隠された「5つの理由」とは!?
目を背けていませんか?体調悪いアピールをしてしまう「本当の理由」
体調悪いアピールをする人の心には、簡単には拭えないいくつかの理由があります。
以下がその代表的な理由です。
①承認欲求が強い
慢性的な愛情不足に陥っています。
幼い頃、体調不良を訴えると周囲の人が優しくしてくれた記憶があるため、大人になってからもそれを利用して愛情をもらおうとします。
自分を認めてほしい、忘れないでほしいという気持ちが強いのです。
②自己肯定感が低い
自分に自信がなく劣等感が強いため、失敗した自分を認め、許すことができません。
何かのせいにしないと乗り越えることができず、体調不良を理由にしてしまうのです。
③プレッシャーに弱い
責任や期待などの重圧に耐えられる精神力を持っていないため、逃げ道として体調不良を理由にしています。
自分の心も周囲の心もごまかそうとしています。
④忍耐力がない
我慢したり堪えたりすることが苦手で、楽な方ばかりを選びます。
自分のやりたいこと以外、やり抜いたり自分を追い込んだりすることができません。
飽きっぽいとも言えます。
⑤コミュニケーション能力が低い
コミュニケーション能力が低いため、人とのコミュニケーションの手段として体調不良を使います。
自分に注目させる術(すべ)としてこの方法しか思いつかないのです。
以上のことが主な理由です。
精神的に大人になり切れていないところが表面にあらわれて、体調悪いアピールになっています。
大人になると、大きな病気や怪我でもない限り理由にならないものですが、それがイマイチ理解できていません。
幼い頃に、体調不良だと優しくしてもらえたり甘えさせてくれたり、許してもらえたりした記憶があるため、それをまた利用しようと考えるのでしょう。
身体は大人でも心はまだ子どものままのようなところがあります。
【まとめ】「体調悪いアピールをする人」を卒業して「信頼される人」へ!大切なことは自然で正しいコミュニケーションを身に付けること!!
周りの人はお医者さんではない!「オオカミ少年」と言われない為に考えるべきこと
体調不良を使って人の気を引いたり責任から逃れたりするのは、一度や二度ならうまくいくかもしれません。
しかし、頻繁になれば他人の目は変わっていきます。
またか…と思われたり、本当につらい体調不良の時に信用されなくなってしまいます。
体調悪いアピールをする度に、人からの期待や信頼はどんどん失われていくのです。
すると、人間関係や仕事に大きな影響が出てきます。
体調悪いことをむやみに知らせる必要はありません。
あなたが体調不良なことで影響を及ぼす人や、大切な人にだけ伝えればいいのです。
人にアピールしたところで、体調が良くなるわけではないのですから。
大人になれば、忍耐力がない人、自分の体調管理ができない人だと思われて、マイナスな評価がついてしまいます。
重要な役割には就かせてもらえなくなってしまうでしょう。
メンタルの場合は特に、周囲からもなかなか理解されづらいところだと思います。
だからこそ、むやみやたらとアピールするのではなく慎重に、話す人や話し方を選びましょう。
自分のことを理解してくれそうな人を見つけ出し、冷静に自分本位にならないように現状を伝えましょう。
体調悪いアピールは直していくべき課題ですが、ただ言動を抑え込むだけでは「臭い物に蓋」状態です。
専門のカウンセラーからカウンセリングを受けて、承認欲求を和らげ、自己肯定感を向上させていきましょう。
そうすれば自分に自信がついていくので、プレッシャーにも強くなりますし、忍耐力もついていきます。
誰でも身に付く「自然で正しいコミュニケーション」
また、体調悪いアピールで人の気を引こうとするのではなく、正しい人との関わり方をしていくために、コミュニケーション能力を向上させていきましょう。
専門のカウンセラーからトレーニングを受けたり、コミュニケーションセミナーに参加したりして、積極的に動いていきましょう。
無意識の中で、幼い記憶に縛られている人もいます。
無条件の愛情を過度に欲する人や、否定や期待に敏感な人などは、心の中にインナーチャイルドを抱えている可能性があります。
心の中にある幼い頃からの自分の傷やわだかまりを、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けて少しずつ癒していきましょう。
もうみんな、立派な大人です。
自分の責任は自分でとる。
体調のせいにしても、逃れられないことはたくさんあります。
上手く免れたと思っているのは、残念ながら自分だけです。
他人からの信頼や期待を失わないためにも、逃げない、立ち向かう自分を作りましょう。
うまくいかなければそれを素直に認め、謝ってください。
それが心の成長の大きな一歩です。
人からの哀(あわ)れみで喜ぶような自分からは、卒業していきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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