カウンセラーの杉本もゆるです。
私たち人間は、仲間とコミュニケーションをとることで喜びを感じ、安心感を得る生き物です。
家族や友人、誰かと一緒にいることで、不安な気持ちも落ち着きます。
しかし、大人になると一人で行動しなければならない場面が増えてきます。
学生時代はいつも誰かと一緒に行動していた人も、社会に出れば常に誰かと一緒にいるわけにはいきません。
それでも、一人でいるのが不安、恥ずかしいと感じている人が案外多くいます。
集団行動が好き、一人になるのがイヤな人にはある共通した心理があります。
そこで今回は、ひとりぼっちが嫌いな人の心理についてお話ししていきます。
人間にはコミュニケーションをとることはとても大切だけど、四六時中誰かと一緒にいないと不安になってしまう人って多いみたいだね。いったいどんな原因が隠されているのだろう?
今回は「一人で行動できない人」に共通する「5つの心理」や「4つの考え方」が詳しく紹介されているみたい。ひとりぼっちになるのが苦手な人には、ぜひセルフカウンセリングで自己分析して欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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「一人で行動できない人」は精神的未熟が原因かも!?ひとりぼっちが嫌なのは自立できていない証拠!!
職場でもプライベートでも、一人になることを極端に避ける人は周りにいませんか?
もしくは、あなたは一人になることに、とても不安を感じるタイプですか?
例えば、職場で一人ご飯を食べるのは恥ずかしいから、大して仲良くもない人たちと仕方なくランチを共にしている、とか、一人で買い物に行くのは寂しいからいつも家族や友達を連れて出掛ける、など。
挙句の果てには、トイレに行く時すら一緒についていこうとするなど…。
学生時代ならまだしも、大人になって集団でないと動けないという人は問題アリです。
精神的にもう少し自立が必要かもしません。
「一人で行動できない人」に共通する「5つの心理」とは!?セルフカウンセリングで自己分析してみよう!!
「一人で行動できない人」の心理5選
一人で行動できない人には、共通したある心理があります。
それでは、これから「5つの心理」を解説していきますので、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう!
「自分は一人でいるのが苦手かも」という人は自分に当てはまっていないか、考えながら読んでみてください。
①一人でいるのが怖い
誰かがそばにいてくれないと、心細さや不安を感じてしまう人です。
幼い頃から家族がいつも一緒にいて何でもしてくれていた、または自分で物事を決めずに親が決めた道を進んできたのかもしれません。
自分に自信がないため、守ってくれる誰かと一緒にいないと不安でしかたないのです。
②意志が弱い
自分の意志がないため、誰かと一緒にいてその誰かの意見や行動を共にすることで、強くなったように気持ちになり安心感を得て、それが自分の意志だと勘違いしてしまっている人です。
確固たる自分を持っていないので、群れることで自分が中身のない人間であることを隠しているのです。
③依存心が強い
一人でいることが寂しく耐えられず、また特定の誰かを束縛したがる人です。
誰かと一緒にいたい、同じになりたいという意識がとても強く、一緒にいなくともメールや電話で誰かと常に繋がっていたいと思っています。
一人で自分の心をコントロールするのが苦手な傾向があるので、誰かと一緒にいることで心の安定を保とうとしています。
④一人でいることが恥ずかしい
一人で行動することは恥ずかしいと思っている人です。
自分が周りからどう思われているかをいつも気にしていて、仲間外れにされている、とか、友達がいないと思われたくない、などと思われたくないのです。
人から嫌われたくないという意識が強く、友達が多い方が勝ち組だと思っているのかもしれません。
⑤ネガティブ思考
一人でいるとマイナスなことばかり考えてしまう人です。
誰かから励ましてもらったり、共感してもらったりすることで、自己卑下しがちな自分の心を持ち上げてもらおうとしています。
自分の価値を自分で見いだせないので、他の人からの優しい言葉や笑顔で愛情を埋めてもらおうとしています。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
続いて「一人で行動できない人に多い考え方」について解説していきます。
「一人で行動できない人」に多くみられる「4つの考え方」とは!?セルフカウンセリングで自己分析してみよう!!
「一人で行動できない人」の考え方4選
一人で行動できない人は、集団の中にいると性格や行動が変わる人もいます。
一人で行動できない人に多い行動や考え方が下の4つです。
こちらについても、先ほどと同じようにセルフカウンセリングで自己分析してみましょう!
今まで知らなかった自分の一面に気が付くかも知れません。
①集団になると強気になる
一人で行動できない人は、一人では何もできませんが、複数になることで自分自体が強くなったように勘違いし、偉そうな態度をとることがあります。
自分が大きくなったように感じ、他の人の悪口を言い合ったり、危険なことやいけないことを調子に乗ってやってしまったりと、現実でやっていいことと悪いことの区別がつきにくくなります。
②多数派の意見に合わせてしまう
仲間外れにされたり、悪口を言われたりするのを怖れ、自分が「白」だと思っていても、周りが「黒」だと言ったら、自分の意見は言わずその意見に賛同してしまいます。
自分に自信がなく、強い意志もないため、人に合わせ、誰かの意見についていこうとします。
③一人でいる人をかわいそうだと思う
一人で行動している人を見て、かわいそうだと思うようなところがあります。
一人でいる人のことを、「寂しい人」、「友達のいない人」、「変わった人」などと決めつけて、集団でいる自分の方が上だと心の中で思っています。
④一緒にいる人に染まってしまう
一人で行動できない人は、強い意志や自分はこういう人間だという意識を持っていないため、一緒にいる人の影響をとても受けやすい傾向があります。
趣味やセンス、考え方をはじめとした様々なところで、一緒にいる人の色に染まっていってしまいます。
【まとめ】一人で行動し精神的に自立するには!?大切なことは「自分に自信を持つ」ことと「強い意思を持つ」こと!!
何かの集団に入ったり、誰かと仲良くしたりすることは決して悪いことではありません。
むしろ、自分以外の誰かとコミュニケーションをとり、素敵な仲間を作ることは非常に良いことです。
ただし、誰かと一緒でないと何もできないようでは、メンタル面でも生きづらさを感じることが多いでしょう。
大抵のことはひとりでも行動できて、他の誰かに頼りっきりにならない日常を送るためには、精神的な自立が必要です。
そのためには、まず自分に自信を持つことが大切です。
自信があれば人に頼らず、自分の行動に責任を持つことができ、大抵のことは一人でも対応できるようになります。
行動も堂々としていて、周囲もあなたのことを一目置く存在として見てくれるかもしれません。
また、人に流されない自分の意志を持つことも大切です。
誰かと一緒にいないと不安なのは、自分自身に強い意志がないからです。
人に少し意見されたくらいでは揺るがない意志を持ちましょう。
自分に自信を持ち、意志を持つためには、自己認識を高める必要があります。
自分がどういう存在なのか、どんな役割を持っているのか、何を考えているのか、どうなりたいのか、などについてしっかりとしたものが思い浮かばない人は、これらのことを考えてみてください。
これらが曖昧な人は自己認識が低いといえます。
そのような人は、こうなりたいという理想を持ち、それに近づけるようにまずは小さなことでいいので、成功できそうな目標をたててください。
そして、成功したらまた次の目標をたてる、その繰り返しです。
このような小さな成功体験を積み重ねることにより、理想に近づこうとする強い意志と自信がついていきます。
自分の大切な時間を一人で楽しむのも人生には必要なこと!もし依存していると感じたら誰かに相談してみよう!!
何かに依存しやすい人は、依存心から抜け出す必要があります。
ある特定の人と離れられたとしても、依存体質の人は他の人にもすぐ依存しやすい傾向があります。
依存心を断ち切るのには少し時間がかかりますが、パートナーと協力したり、カウンセラーからカウンセリングを継続的に受けたりして、少しずつ改善させていきましょう。
そして、一人行動の楽しさを存分に味わってください。
はじめは不安かもしれませんが、少し勇気を出して色々なところへ出かけてみてください。
あえて賑やかな場所に一人で出かけて、束縛されない自由を感じてみると、案外一人でいることが気楽で楽しめることに気づけるはずです。
一人で出かけた時に注意することは、できるだけ友達に連絡をしたりSNSをチェックしたりしないようにすることです。
自分だけの時間を感じてください。
友達に「今○○にいるよ!」などと報告したり、SNSで仲間同士ワイワイしている写真などを見たりすると、不安なうちは一人でいることが寂しく感じる事もあります。
ですから、一人のときは一人の時間を存分に楽しむ、これに専念してみてください。
どうしても一人でいることの不安から逃れられないという人は、心に何か問題を抱えているのかもしれません。
そんな人は一度カウンセラーに相談をしてみてください。
謎が解けてスッキリするかもしれませんし、継続的にカウンセリングを受けることで改善していくことでしょう。
家族と過ごす時間、友達と過ごす時間も大切ですが、一人で自分についてゆっくり考える時間も私たちには必要です。
生まれた時も、この世を去る時も、人は一人です。
一人であることを怖れず、周りに流されない人になってください。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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