話を蒸し返す女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

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あなたの周りに話を蒸し返す人はいませんか?

またはあなた自身、話を蒸し返す人ではありませんか?

 

先ほど話してお互いに納得がいって終わらせたはずなのに、「さっきの話だけどやっぱり…」と蒸し返したり、言い合いになった際に、「あなた前にも私にあんなことをした!」と過去を持ち出してきたりする人、案外多いと思います。

 

話を蒸し返された側は、「またか…」とウンザリしてしまうこともありますね。

 

過去のことをいつまで言っていてもしかたがないと思うのですが、話を蒸し返す人には一体どのような心理が潜んでいるのでしょうか。

 

今回は、話を蒸し返す人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

 

モモ♀モモ♀

たしかに世の中には、「あの日、あの時、あの場所で」のような感じで、過去の出来事や発言に強くこだわり、時間が経ってもその感情を消化できず、事あるごとに小出しにそのカードを切ってくる「話を蒸し返す人」って男女を問わず沢山いるわよね。もちろん過去の話を蒸し返すには様々な理由があると思うけど、中にはそれを伝家の宝刀のように当たり前のように持ち出してくるケースも多いみたい。そんな「話を蒸し返す人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「話を蒸し返してしまう自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

ソラ♂ソラ♂

今回は「話を蒸し返す人」に共通する「6つの心理」や「4つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「話を蒸し返す人の心理」を自己分析できるから、「どちらかと言えば、自分は話を蒸し返してしまうことが多い(納得のできない記憶をきちんと解消したい、いつも心の中で切り札として温存している、できれば今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、話を蒸し返す人がいる(正直言ってガッカリとしか言いようがない残念な人、人として一切の関係を持ちたくない、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!


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話を蒸し返す人は、あなたの周りにもいると思います。

というより、家族や恋人がそうだという人が多いのではないでしょうか。

 

そのくらい話を蒸し返す人は世の中に大勢いるようです。

 

一度決まった話し合いでしばらくしてから、「さっきの話だけど、やっぱり納得いかないな。だって…」とさっきのうちに話してくれればいいものを、後になってまた話してくるような人もいますし、喧嘩になると決まって「あなたはあの時だって!」とか「私は昔あなたにあんなことをされた!」などと、過去の出来事を持ち出してくるような人もいます。

 

話を蒸し返す側も相手がいい思いをしないことはわかっているのかもしれませんが、どういうわけかそういう人は蒸し返す頻度が多いように思います。

 

もうウンザリ…聞き飽きた…しつこい…またその話?などと良い印象を与えないのは明らかです。

 

それでも話を蒸し返してくる人たちは、一体どのような心理を抱えているのでしょうか。

当カウンセリングルームでも、そのような話を蒸し返す人に関する悩みは多く寄せられています。

  • 「妻が喧嘩のたびに、出産時の夫である自分の対応が悪かったことを持ち出してくる。悪かったとは思うが、もうウンザリで離婚も考えている。」
  • 「子どもが、小さかった頃の育て方が悪かったからこうなったと、毎日のように指摘してくる。私だって親として頑張っていたのに。」
  • 「同僚が決まった内容をいつも後になって蒸し返してきて面倒。その時に言ってくれれば楽なのに。」

など、深刻な相談も多いです。

以下に話を蒸し返す人について詳しく説明しますので、チェックしていきましょう。

 

 

「その時には言えなかった」「気持ちをわかってほしい」「優位に立ちたい」!?「話を蒸し返す人」に共通する「6つの心理」とは!?

セルフカウンセリングで導き出す「話を蒸し返す人の心理」

それでは、話を蒸し返す人の心理を6つ説明していきます。

この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。

 

あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。

 

①消化させたい

過去に起こった納得のいかない出来事を消化させたいと思っている人です。

解決はしたものの未だ納得は言っていないので、相手に話すことで消化させようとしています。

 

ただ、結局話しても消化できないのでいつまでも同じ話を繰り返します。

本人ももう忘れたいとは思っているのですが、いつも頭にちらついて口に出してしまいます。

 

②優位に立ちたい

相手よりも優位に立ちたいと思っている人です。

 

相手が困ることや罪悪感を覚えるような話を蒸し返すことで、自分の方が立場が上であることを示そうとしています。

 

人から見下されるのは大嫌いで、雑な扱いをされないように相手を貶めます。

困った相手の表情やしぐさを見て、満足感を得ています。

 

③相手を引き留めていたい

相手に関わる話をすることで、相手をこの場に引き留めておきたいと思っている人です。

 

まだ話を続けていたいと思いながらも他に話が見つからないので、過去にあった話を持ち出してきます。

 

コミュニケーションスキルが低いので、お互いの関係が上手くいく有意義な話がなかなかできません。

 

④気持ちをわかってほしい

あの時ああだった、こんな気持ちになった、などと話をすることで、相手に自分の気持ちをわかってもらいたいと思っている人です。

 

こんなにつらかった、悲しかった、寂しかった、という気持ちを相手に共感してもらいたがっています。

 

話される相手の気持ちは考えていません。

かまってちゃんな人です。

 

⑤現状に不満がある

現状に不満を抱えている人です。

 

寂しさやイラ立ち、不安などから過去の話を蒸し返して、相手との今の関係をより良くしてもらおうと思っています。

 

素直になれない性格で、過去の話をすることで相手への思いや現状の不満をわかってもらいたがっています。

 

承認欲求が強く、かまってちゃんなところのある人です。

 

⑥その時には言えなかった

当時は相手に言うことができなかったので、今になって相手に伝えようとしている人です。

 

思ったことをその場ですぐに口に出すのは苦手なので、色々と時間をかけて考えた結果、後になって相手に伝えています。

 

臆病で傷つきやすい性格でありながらも、承認欲求の強い人です。

 

 

セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?

自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?

 

自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、起こった出来事は可能な限りその時に解決させることを心がけ、お互いに納得できてから次に進むようにしましょう。

 

話す内容も相手に不快な思いをさせないように意識する必要がありますし、過去の話題で相手を不快にさせるようなことはやめましょう。

 

特に女性は過去の話を蒸し返してしまうことが多いので、注意が必要です。

 

 

「話を蒸し返してしまう自分」を卒業するにはどうすれば良い!?コミュニケーションスキルと良好な人間関係構築力が身に付く「4つの改善方法」を徹底解説!!

「話を蒸し返す人」にチャレンジして欲しい「4つの改善方法」とは?

それでは続いて、話を蒸し返してしまう人のための改善方法を4つ説明していきます。

 

①被害者ぶらない

被害者的な意識を持っているようなら、その意識から抜け出す必要があります。

 

もちろん、その時にはつらい、悲しい思いをしたのかもしれませんが、相手にもそれなりの理由があったのかもしれませんし、あなた自身にも少なからず原因があったかもしれません。

 

相手を責めるばかりでなく、自分自身に変えられるところがないかや、相手の気持ちも考えられる人になりましょう。

 

悲劇のヒロインで居続けても解決にはなりません。

 

②マウントをとらない

相手が困るような話をして責めたとしても、あなたが勝つわけではありません。

 

マウントをとってその場の優越感に浸れたとしても、相手との関係は良くなりませんし、むしろその後ギクシャクすることがほとんどです。

 

人間関係を上下で考えることをやめて、いつもフェアでいられる関係を心がけましょう。

 

③コミュニケーションスキルを上げる

つい話を蒸し返してしまうという人は、コミュニケーションスキルを向上させましょう。

 

相手が不快にならないような自分の気持ちの伝え方や、相手の気持ちを汲み取る話の聞き方を学ぶことで、建設的な会話をすることができるようになります。

 

また、過去の話ばかりでなく、お互いが楽しめる話やこれからの話をして、円満な関係を続けていくことができるようになります。

 

コミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりすることをおすすめします。

 

④カウンセリングを受ける

話を蒸し返してしまう自覚のある人や指摘を受けたことのある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

あえて話を蒸し返そうとする人にも、わざとでないのに結果的に話を蒸し返してしまっているという人にも、何かしらの心理が働いていると思います。

 

その中には、過去のトラウマやインナーチャイルド、認知の歪みなどが関係していると思われます。

 

自分では気づくことのできないそういった深層部分の心のわだかまりを、カウンセラーとのカウンセリングの中で見つけ出し、払拭していくことができます。

 

奥底にあるわだかまりを解消することができれば、話を蒸し返して相手をどうにかしようという思いや、自分を楽にさせたいという思いから解放されていきます。

 

他にも、今ある人間関係での生きづらさややりづらさが緩和されていき、ストレスの少ない生活が送れるようになるでしょう。

 

カウンセラーからカウンセリングを受けて、自分を変えていってください。

 

 

【まとめ】「話を蒸し返す人」から「相手を尊重し感謝できる人」へ!大切なことは「心の中にある認知の歪みを修正する」ことと「コミュニケーションを学ぶ」こと!!

話を蒸し返すことはいくらでもできる…でもあえてそれをしない思いやりのある生き方してみませんか?

いかがでしたか?

取り組めそうな改善方法はありましたか?

 

話を蒸し返してしまう人の気持ちも、痛いほどわかります。

 

聞いている相手も少なからずあなたの気持ちに寄り添いたい、癒してあげたいと思っていることでしょう。

 

ただ、今のままで一番苦しいのはあなた自身だと思います。

 

過去ばかりにとらわれるのでなく、今や未来に向かった話をしたり、思い出して幸せになる話をしたりしたいと思いませんか?

 

そのためには、あなた自身が変わる必要があります。

 

起こった過去は変えられません。

ただし、その過去の捉え方を変えることはできます。

 

また、他人の性格を変えることはできませんが、あなたがその人との関わり方を変えることで、相手との関係性やあなたに対する関わり方を変えることはいくらでもできます。

 

今ある人間関係、そしてこれから作る人間関係をより良いものにするために、あなた自身が変わっていってください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

モモ♀モモ♀

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ソラ♂ソラ♂

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