アスペルガー症候群で悩む女性をカウンセリングする女性カウンセラー

 

みなさん、こんにちは。

カウンセラーの金子ともやです。

▶ 金子ともやのプロフィール

 

前回はアスペルガー症候群

代表的な特徴をご紹介しました。

▶ 前回のブログはこちら

 

今回のテーマは、

アスペルガー症候群の方との

接し方についてです。

 

アスペルガーの人には、

積極的に話しかけるタイプが

意外にも多く存在しています。

 

しかし、相手の話を聞いて

話の意図をくみ取るのを苦手としています。

 

つまり「発信力」は旺盛でも、「受信力」が弱いため、

会話がかみ合わなくなってしまうことがあるのです。

 

では、アスペルガーの方とコミュニケーションを

円滑にするためには、どのような点に気をつければ

良いのでしょうか?

 

これからポイントとなる、

「5つのコミュニケーション術」をご紹介します。

 


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1. 代名詞は避けて具体的に説明する

 

例) これをやっておいてくれない?

⇒ エクセルで○○のデータをグラフにしてくれない?

 

2. アスペルガーの方にあいまいな表現は避ける

 

例) ちょっと待っていてほしい。

⇒ 10分待っていてほしい。

例)  軽く付き合って

⇒ 1時間くらい飲みに行かない?

 

3. 省略せずに、具体的に、かつゆっくりと説明しよう

 

例) (家庭で食後に)あとはお願いね。

⇒ 食器を洗っておいてね。

例)  (来客中に)お茶出しておいてね。

⇒ コーヒーを入れて、砂糖とミルクも忘れずにね。

 

4. 説明は分解して一つずつ伝え、丁寧な接し方を心がける

 

例) 食パンを切って焼いたら、ジャムを塗ろう。

⇒ まず、食パンを切って、トースターで焼こう。焼き終わったら、ジャムを塗ろう。

 

5. アスペルガーの方の独特な言い回しは個性だと理解する

 

難しい言い回し、話し方のクセが

気になることがあっても、

その人の個性として受け止めよう。

 

 

今挙げた5つのポイントの中にもあるように、

アスペルガー症候群の人は、

基本的に「それ」「あれ」「これ」といった代名詞を

理解するのを苦手としています。

 

「それを取ってほしい。」

「あれをやっておいてね。」

などと言われると、

 

「それってどれ?」

「あれって何?」

と戸惑ってしまうことがあります。

 

また、

「しっかりしなさい」

「ちょっと手伝ってほしい」

「少し待ってね」

 

というような、あいまいな表現を

理解するのも苦手としています。

 

漠然としていてイメージが浮かばず、

「何をどの程度どうすればいいのか?」

と困惑してしまうのです。

 

周囲の人は代名詞や省略、

あいまいな言葉を避けて、

具体的に話すように心がけた

コミュニケーションを取っていきましょう。

 

次回は、アスペルガーの方との恋愛、

交友について書いていきたいと思います。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや