うつ病とアルコール依存から抜け出すことができた女性

 

代表カウンセラーの遠藤まなみです。

▶ 遠藤まなみのプロフィール

 

うつ病と闘っている方の中には、

アルコールを口にされる方が

多いと言われています。

 

実は私も、うつ病になった時に

飲めないアルコールに

頼っていたことがありました。

 

気分は高揚しますし、

落ち込んだ気分も

一時的にアップするために

「うつ病」の辛さを紛らわすことが

できたからです。

 

でもこの考え方…非常に危険なんです。

 

そこで、今回は

うつ病とアルコールの関係性について

書かせていただきます。

 

 

ココ♀ココ♀

気持ちが辛い時にアルコールに頼るという話はよく聞くけど、この考え方って本当は危険だったのね。

レオ♂レオ♂

自分でコントロールするのはとても難しいからこそダブル治療が必要になるんだね。まなみ先生よろしくお願いします!


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アルコールは「薬」ではない!「寝酒」はうつ病を加速させる原因に!?

 

男性は特に「自己処方」で

アルコールに頼る傾向がありますが、

アルコールは薬ではありません。

 

男性は女性と違い、

辛さを誰かに打ち明けたり、

助けを求めたりすることが苦手です。

 

そして、

「自分の中で何とかしよう」とか

「自分一人で頑張らないと」という

気持ちが強いため、

アルコールという薬物に

はまりやすいと言われています。

 

簡単にいうと、抗うつ薬の代わりに

している人が多いのです。

 

また、うつ病に伴う不眠の苦しさを

解消しようとして「寝酒」をする人も

少なくありません。

 

けれど、

これは本当に危険な方法です。

 

アルコールは一時的には

抗うつ傾向を高めますが、

連用することにより、うつ病の症状を

強めてしまうことになります。

 

また、アルコールは眠りの質を

低下させてしまうため、

睡眠障害にもなってしまいます。

 

実際にうつ病の人が、どのくらい

飲酒問題を抱えているかというと、

なんと30%以上の人が

「問題飲酒」をしているという

結果が出ています。
※参考文献「飲酒習慣者の推移-
アルコール依存症の長期予後|国税庁」

 

 

うつ病を治したいなら飲酒はNG!ベストな治療方法は「断酒」と「ダブル療法」!!

 

もし、あなたがうつ病の治療を

受けているとしたら、

飲酒はやめた方が良いです。

 

そもそも、

アルコールは脳に作用して

気分を変化させるために、

抗うつ薬が効いているかどうかも

治療の効果が判断できなくなります。

 

また、

抗うつ薬の治療効果が低下したり、

副作用が現れることもあります。

 

抗うつ剤、睡眠薬、精神安定剤などを

服用している状態でアルコールを

飲み続けることは、

思わぬ作用を引き起こして命

の危険があります。

 

また、処方薬とアルコールの双方に

頼るリスクが高くなり、

飲酒や薬物使用のコントロールが

できなくなってしまいます。

 

簡単にいうと、脳の中で

飲酒や薬物や使用に関する

ブレーキが壊れてしまい、

意志を強く持っても

やめることができなくなります。

 

「今日は飲まない」と決めても、

「気分がすぐれないから…」とか

 

「いったん飲み始めると

酔いつぶれるまで飲んでしまう…」

などのパターンにおちいってしまいます。

 

そのためにきちんと薬物治療と

精神治療(カウンセリング)を

受けることが必要となります。

 

 

毎日お酒を飲む人は要注意!知っておきたいアルコールの「落とし穴」!?

 

飲酒からうつ病になるケースもあります。

 

飲酒の習慣が始まると、飲むことで

「ふつう」に気分が良くなりなりますが、

アルコールが抜けると「落ち込み」に

襲われるようになります。

 

これが飲酒の落とし穴なんです。

 

飲み過ぎを心配した家族間のトラブル、

肝臓病の発症、仕事の効率低下、

仕事上の失敗、周囲の信頼を失ったり、

経済的な問題と色々なことが

山積になって目の前に現れます。

 

飲酒がうつ病に発展していくわけです。

 

 

「うつ病→アルコール→自殺」とならない為に考えておくべきこと!

 

うつ病からアルコールに

逃げるパターン、

アルコールからうつ病になる

パターンケースは色々ですが、

 

きちんと精神科、

心療内科で受診して薬物治療と

精神治療(カウンセリング)を受けて、

1日も早く改善させることが必要になります。

 

くれぐれも

「うつ病→アルコール→自殺」の

トライアングルにならないように

気を付けていただきたいと思います。

 

ストレスをためず、

規則正しい生活を心がけ

きちんと治療を受けて

自分自身を守って下さいね。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ