代表カウンセラーの遠藤まなみです。
あなたの周りに馬耳東風(ばじとうふう)の人はいますか?
もしくはあなたが、馬耳東風の人ではありませんか?
我がカウンセリングルームにも、
- 「妻に何か言っても聞いてくれない。家に帰るのが嫌になる」
- 「部下が馬耳東風で毎日同じことを指摘しなくてはいけない。どうしたらいいのか?」
- 「妻の料理がまずい。色々指摘しても馬耳東風。私は美味しいと言う。食べるのが辛い」
というような相談が多数あります。
そこで今回は、馬耳東風の人について書かせていただきます。
あなたが、馬耳東風の人だったり、周りに馬耳東風の人がいたりする場合は、セルフカウンセリングしながら読み進めていただくことをオススメします。

たしかに世の中には、どんなにありがたい意見やアドバイス、または注意や助言を受けても一切聞かず、常に自分の考えを最優先させるような「馬耳東風の人」って男女を問わず沢山いるよね。もちろん他人の意見がすべて合っているということもないので、自分の考えや判断を優先させる場面もあると思うけど、中には100%自分優先の考え方を貫き通していて、それが原因で人間関係を大きく悪化させているケースも多いみたい。そんな「馬耳東風の人」の心の奥には、いったいどんな心理が隠されているのかな?「馬耳東風の自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

今回は「馬耳東風の人」に共通する「9つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「馬耳東風の人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は馬耳東風の考え方をしているかも(他人の意見を聞いても良いことはない、正しい判断で生きているので問題ない、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、馬耳東風の人がいる(関わること&存在自体がストレスになる、山奥でポツンと一人で生活すれば良いと思う、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいわね。それではまなみ先生よろしくお願いします!
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「聞き流しの達人」「他人の意見は速やかにデトックス」「人生自分の考えが常に正しい」!?なぜ人は「馬耳東風の人」になってしまうのか!?
あなたはどうですか?ひょっとして「馬耳東風の人」ではありませんか?
まずは、馬耳東風とはどのようなことを言うのかを説明します。
馬耳東風とは、馬の耳に心地よい春風が吹いても馬は何も感じない意で、他人の忠告や批評などを聞いてもまったく心に留めず、少しも反省しないことの例えです。
意外に周りを見ると、馬耳東風の人が多いのに驚きます。
馬耳東風になるには、それなりの原因があるのかもしれませんが、周りにいる人は、とんでもなくストレスでしかありません。
きちんと話を聴いて、改善しようとは思わないのか?聴いても改善できないから、聴く必要がないと思っているのか?理解できません。
本人的はポジティブモンスターで良いのかもしれませんが、周りにいる人は迷惑でしかありません。
では、なぜ人から指摘をされたり批評をされたりしても、耳を傾けることができないのでしょうか?
その心理知りたくありませんか?
そこで今回は、馬耳東風の人について深掘りしていきたいと思います。
あなたが馬耳東風の人だったり、周りに馬耳東風の人がいたりする場合は、セルフチェック項目にいくつ当てはまるか確認しながら読み進めていただくことをオススメします。
「自己防衛の心理」「過去の経験」「自己効力感の欠如」!?「馬耳東風の人」に共通する「9つの心理」とは!?
セルフカウンセリングでマルチ分析「馬耳東風の人の心理」
それでは、馬耳東風の人の心理を書かせていただきます。
①自己防衛の心理
馬耳東風の人の心理として、自己防衛の心理が働いていると言われています。
馬耳東風の人は、自分の自尊心やプライドを守るために、他人の意見や批評を拒絶します。
これは、自分が間違っていると認めることが自分の価値を損なうと感じるからです。
この防衛的な態度は、過去に受けた批判や失敗経験によるトラウマから来ていることがあります。
②自己過信の心理
馬耳東風の人の心理として、自己過信の心理が働いていると言われています。
馬耳東風の人は自分の信念や意見に強い自信をもっていることが多いです。
この自己過信は、馬耳東風の人が他人の意見を聞かない理由の一つです。
自分の考えが正しいと強く信じているため、他人の意見を受け入れる必要がないと感じます。
この過信は、自分自身のアイデンティティを守るための重要な要素となります。
③不安や恐怖の心理
馬耳東風の人の心理として、不安や恐怖の心理が働いていると言われています。
他人の意見を受け入れることが、自分の価値や能力に対する不安や恐怖を引き起こすことがあります。
自分が間違っている可能性を認めることで、自己評価が下がることを恐れます。
このため、他人の意見を無視することで、不安や恐怖を避けようとします。
④コントロール欲求
馬耳東風の人の心理として、コントロール欲求が働いていると言われています。
自分の世界を完全にコントロールしたいという欲求が強い場合、他人の意見を取り入れることが、そのコントロールを失うことにつながると感じます。
馬耳東風の人は自分の生活や決定に対する完全な支配を保つために、他人の意見を排除します。
⑤無関心や冷淡さ
馬耳東風の人の心理として、無関心や冷淡さが働いていると言われています。
他人に対する無関心や感情的な冷淡さは、馬耳東風の人の特徴の一つです。
馬耳東風の人は他人の感情や意見に対して興味を持たないため、自然と無視する傾向があります。
この冷淡さは、過去の経験や育った環境によるものだと言われています。
⑥過去の経験
馬耳東風の人の心理として、過去の経験が働いていると言われています。
過去に他人の意見やアドバイスが役に立たなかった経験がある場合、それ以降他人の意見を無視するようになることがあります。
これは、過去の失敗や失望から自分を守るための防衛機制として機能します。
⑦自己中心的な思考
馬耳東風の人の心理として、自己中心的な思考が働いていると言われています。
自己中心的な思考を持つ人は、自分の意見や感情が最も重要であると考えます。
これにより、他人の意見や感情を無視することが普通になります。
馬耳東風の人は自分の視点が唯一の正しいものであると信じており、他人の視点を考慮しない傾向があります。
⑧人間関係の回避
馬耳東風の人の心理として、人間関係の回避が働いていると言われています。
深い人間関係を築くことを避けるために、他人の意見や感情を無視することがあります。
これは、感情的な負担や対立を避けるための方法として機能します。
馬耳東風の人は浅い関係を好み、深い関係を避けることで、自分の感情を守ります。
⑨自己効力感の欠如
馬耳東風の人の心理として、自己効力感の欠如が働いていると言われています。
自己効力感が低い人は、自分が目標を達成できるという感覚が弱いです。
このため、他人の意見やアドバイスを受け入れることで、自分の無力さえ感じることがあります。
馬耳東風の人は自分の力を維持するために、他人の意見を無視することを選びます。
いかがでしたか?
少しは理解できましたか?
馬耳東風の人は、馬耳東風になることが一番良いという選択肢をしたのだと思います。
その選択肢をするということは、それなりに辛いことがあったのだと想像します。
ですが、馬耳東風の人のままでは社会生活は送っていけません。
人の話を聴いて、改善すべき所は改善することが今のあなたに必要なことだと思います。
また、馬耳東風の人が側にいる方は大変だと思いますが、そこは少し寛容な気持ちになって馬耳東風の人の改善のお手伝いをしてもらいたいと思います。
馬耳東風の人の心理には多くの要素が絡みあっており、行動や態度は一面的ではなく、複雑な背景を持っています。
馬耳東風の人と効果的なコミュニケーションをとるためには、これらの心理的要素を理解し、共感と理解を示しつつ、適切なアプローチを模索することが重要になります。
また、自己改善を促すためには、馬耳東風の人が自分の行動を見直す機会を提供し、徐々に変化を促す方法が求められます。
「馬耳東風の自分」を卒業するにはどうすれば良い!?心の中に居座る固定観念を見つめ直し、自己反省力と共感力を身に付けるための「3つの改善方法」を徹底解説!!
「馬耳東風の人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
あなたは馬耳東風の人と聞いて、どのような人をイメージしますか?
- 何も考えていない。
- 話をしても無駄。
- 関わりたくない。
- 何を言っても無駄。
- 時間の無駄使い。
- 仕事できない。
- 発達障害。
- 関わりたくない。
色々なイメージがあるようです。
ただ、一つも良いイメージのものはありません。
それだけ、馬耳東風の人というのは、周りからの信用も信頼もないということがわかります。
その信用も信頼もできない人と関わっていくことは、本当に大変ですし、病む人が出てくる場合もあるようです。
周りの人を苦しめていることを、自覚しないといけません。
私たちは一人では生きていけません。
周りの人たちと助け合いながら、生活をしています。
人に迷惑をかけていいわけありません。
そこは、いち早く気づいて欲しいと思います。
馬耳東風の人自身も、そのままで良いとは思っていないと思います。
改善することで、今まで見てきた世界観が変わります。
変われることで自分の世界が広がります。
どうか、自分のため、周りにいる人のために馬耳東風の人を卒業してください。
今のままでは孤立状態になるのは目に見えています。
そうならないためにも、馬耳東風の人を卒業しなければいけません。
そこで、馬耳東風の人の改善方法を書かせていただきます。
自分にあった改善方法で、馬耳東風の人を卒業していただきたいと思います。
それでは、馬耳東風の人の改善方法を書かせていただきます。
①専門家(カウンセラー)の力を借りる
馬耳東風の人の改善方法として、専門家の力を借りることが良いと言われています。
馬耳東風の人は、過去の経験や環境に問題があると言われていますので、専門家のカウンセラーに相談をし、原因を突き止めてもらう必要があります。
その上で、ポジティブなフィードバックと改善点のバランスを取ること。
たとえば、良い点を3つ挙げた後で1つの改善点を提示する「サンドイッチ法」などを使います。
また、抽象的な指摘は受け入れにくいので、具体的なアドバイスをカウンセラーの先生にしてもらうことで改善を促すことができるようになります。
②セミナーに参加する
馬耳東風の人の改善方法として、セミナーに参加することが良いと言われています。
特に、馬耳東風の人はコミュニケーションが苦手なため、コミュニケーションセミナーに参加することが良いと言われています。
セミナーに参加して、安心して意見交換ができる環境をもつことで、周りは敵ではなく、自分の話を聴いてくれる仲間がいることを学びます。
人の話に共感したり、自分の話に共感してもらえたりすることが馬耳東風の人が改善するには必要なことです。
③自己評価シートを活用する
馬耳東風の人の改善方法として、自己評価シートを活用することが良いと言われています。
毎日自分のパフォーマンスを振り返るための自己評価シートを作ります。
- 「今週の達成点」
- 「改善が必要な点」
- 「今週の目標」
- 「次週の目標」
といった項目を記入していきます。
そして、フィードバックの振り返りをしていきます。
過去に受けたフィードバックを振り返り、それをどのように活かしたか?または活かせなかった理由を考える時間を設けます。
【まとめ】「馬耳東風の人」から「人の意見を聞ける風通しの良い人」へ!大切なことは「歪んだ固定観念を修正する」ことと「人の話を聴き見識を広げる」こと!!
人との対話を深め、笑顔で相手を受け入れ、意見を尊重する。そんな風通しの良い生き方してみませんか?
いかがでしたか?
馬耳東風の人の9個の心理と3個の改善方法を書かせていただきました。
参考になりましたか?
馬耳東風の人は、物事を自分の視点だけで判断し、他人の視点や意見を考慮しません。
そのために、全体的な視野が狭くなりがちで、バランスのとれた判断ができません。
また、自分の都合や意見だけを優先し、周囲の意見や状況を考慮しない行動を取ってしまいます。
他人とのコミュニケーションもうまくいかず、人間関係でトラブルが発生することが多くあります。
自分で自分のことを知ることが大切になります。
そして、一つ一つ何事も丁寧にこなしていくことが大切だと思います。
人は感情があり、その後に思考が働きます。
そして行動を取りますが、馬耳東風の人は感情の後に行動がきてしまいます。
それでは、物事はうまくいきません。
必ず思考、考えるクセをつけてください。
そのためにも、人の話を聴いて成長していただきたいと思います。
今回書いたブログ、馬耳東風の人が幸せになれるキッカケになれたら嬉しいです。
あなたがこれからの人生を楽しく、人から必要だと言われるようになっていただけることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
遠藤まなみでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ

まなみ先生ありがとうございました!最後まで読んでいただきありがとうございます!あなたのお役に立てれば幸いです!良かったら「いいね」や「ツイート」などよろしくお願いします!!

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