カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに褒められても喜ばない人はいませんか?
またはあなた自身、褒められても喜ばない人ではありませんか?
人は基本的に、褒められることに喜びを感じるものです。
お世辞だったとしても外見や性格、努力、才能などを褒められると嬉しい気持ちになると思います。
ところが、世の中にはせっかく褒めても喜んでくれない人がいるようです。
褒めた側からすると褒め方が悪かったのか、褒めるところを間違えたのか、逆に気にしてしまうこともあります。
褒められても喜ばない人には一体どのような心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は、褒められても喜ばない人の心理や改善方法についてお話ししていきます。
たしかに世の中には、「まだまだ努力が足りない」「周りの期待に応えられていない」「他人のほうがもっとすごい」といったように、自分に対してかなり厳しい基準を持って生きているような「褒められても喜ばない人」って男女を問わず一定数存在しているよね。もちろん、今の自分に満足せず、高い目標を掲げて努力する考え方はとても素晴らしいものだけど、中にはどんなに褒められても100%喜びを見せないようなケースも多いみたい。そんな「褒められても喜ばない人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「褒められても喜ばない自分」をそろそろ卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?
今回は「褒められても喜ばない人」に共通する「7つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「褒められても喜ばない人の心理」を自己分析できるから、「どちらかと言えば、自分は褒められても喜ばない方だ(人間は常に謙虚でいることが一番、褒められてもあまり嬉しいと感じない、できれば今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、褒められても喜ばない人がいる(見た目は人間でほぼ思考ゼロのロボット、会話が続かない・面白くない・疲れるだけ、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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褒め方が悪い?褒めるところが違う?この世に存在する褒めても喜んでくれない人たち
人は本来、褒められることに喜びを感じる生き物です。
自分のことを見てくれていると感じ、承認欲求が満たされます。
ですから、それをわかっている人たちは人のことも褒めます。
また、羨ましかったり、尊敬したり、いいなと思ったりするところを、素直に表現して相手を褒めます。
褒めるという行為は、コミュニケーションの一環です。
人間関係を円滑にしていくためのツールだといえます。
ところが、中には褒められても喜ばない人がいます。
そのような人は、褒めても怪訝な顔をしたり、ひきつった顔をしたり、不快な表情をしたりすることもあるでしょう。
当カウンセリングルームでもそのような、褒められても喜ばない人に関する相談は寄せられます。
- 「妻に向かって褒めても逆に機嫌が悪くなる。自分の褒め方が悪いのだろうか。」
- 「部下に仕事ぶりを褒めるのだが、反応が悪い。もっと関係を良くしたいのに。」
など、褒める側は悩んでいることが多いです。
また、
- 「人から褒められても喜ぶことができない。私は性格が悪いのだろうか。」
といった、褒められる側の相談もあります。
褒められても喜ばない人には、一体どのような心理があるのでしょうか。
以下に褒められても喜ばない人について詳しく説明しますので、チェックしていきましょう。
「自分に厳しい」「相手を下に見ている」「受け取り方がわからない」!?「褒められても喜ばない人」に共通する「7つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで分かる「褒められても喜ばないな人の心理」
それでは、褒められても喜ばない人の心理を7つ説明していきます。
この7つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①自分に厳しい
自分に厳しい性格の人です。
自分に厳しいため、人から良い評価をもらったり褒められたりしても、自分が納得いっていなければ褒め言葉を素直に受け入れることができません。
「まだまだなのに褒められたって喜べない」などと、完璧主義な思考の持ち主です。
②人と比べるクセがある
人と比べるクセのある人です。
人と比べるクセがありますから、褒められても「あの人の方が優れている」とか「みんなこのくらいやっている」などと思って、褒め言葉を受け入れることができません。
人と比べてでしか自分を評価することができないので、劣等感が強く、いつも勝ち負けを気にしています。
③悪意があると思っている
人からの褒め言葉は、からかいや冗談などがほとんどで、悪意があると思っている人です。
そのため、素直に喜ぶことができません。
疑い深く人を信用していないので、褒め言葉を受け入れようとしません。
人からいじめられたり、からかわれたりした経験があるのかもしれません。
④当たり前だと思っている
人から褒められることは、自分にとって当たり前のことだと思っている人です。
恵まれた外見を持っていたり才能を持っていたり、もしくは相当の努力をしているため、人から認められて当然、褒め言葉は喜ぶほどのものではないと思っています。
褒められ慣れていて、自信たっぷりな人です。
⑤相手を下に見ている
褒めてきた相手のことを下に見ている人です。
見下している人、格下の人から褒められても嬉しくない、喜べないと思っています。
自分の方が優れていたり立場が上だったりするので、その相手から褒められても逆に上から目線で見られているように感じて気分を悪くします。
プライドが高く、高圧的な人です。
⑥受け取り方がわからない
褒められているのはわかっているのですが、どのように反応すればよいのか、どのように受け取ればいいのかわからない人です。
人から褒められた経験が少なく、人間関係が希薄だった人に多いです。
幼少期に親から褒められずに育ったり、関わりが少なかったりしたせいで、褒められても喜び方がわからないのです。
⑦気づいていない
褒められていることに気付いていない人です。
察しが悪く、鈍感なタイプなので、褒められていてもそのことになかなか気づけません。
「〇〇で羨ましい」とか「〇〇なところが好き」などと直球で伝えればわかるのですが、「真面目だね」とか「目が大きいね」などといった具合だと褒められていることに気付きません。
コミュニケーション能力が低く、人の気持ちを感じることが得意でない人です。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、できるだけ相手にわかりやすい表現をしたり、素直な受け取り方ができるようになったりしていきましょう。
褒め上手、褒められ上手を目指しましょう。
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「褒められても喜ばない人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、褒められても喜ばない人のための改善方法を3つ説明していきます。
①人と比べない
毎度毎度、人と比べないことです。
上昇志向なのは良いところでもありますが、人と比べすぎると卑屈になりますし、自分を認められなくなってしまいます。
また、人とは比べることのできない長所もたくさんあります。
自分には自分の良さがあることを知り、誰よりも上、誰よりも下、などといちいち考えないことです。
褒められたところは、その人にとっては“良い”と思ってもらえているポイントなわけですから、素直に受け取り喜びを感じてください。
②褒められることに慣れる
褒められることに少しずつ慣れていきましょう。
今まで褒められた経験が少なかったり、褒められて逆に嫌な思いをしたりしたことがあったのかもしれません。
しかし、褒められたら素直に喜んでよいのです。
褒められた時の反応の仕方や受け止め方を学んでいってください。
コミュニケーションセミナーに参加したりコミュニケーショントレーニングを受けたりして、コミュニケーションスキルを磨き、褒める、褒められることで人間関係を円滑にしていきましょう。
人のことをたくさん褒めて、また人からたくさん褒められてください。
③カウンセリングを受ける
褒められても喜べない人には、潜在的に何かしらの原因があると思われます。
インナーチャイルドや人間関係のトラウマ、認知の歪み、発達障害など、色々考えられます。
専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどしてその原因を見つけ出し、根本からの改善を図りましょう。
カウンセラーからカウンセリングを受けることで、今まで素直に受け取れていなかった褒め言葉も、喜べるようになります。
原因が改善されれば、様々な場面での人間関係もより円滑に深みのあるものになっていき、日常で感じている生きづらさも軽くなっていきます。
【まとめ】「褒められても喜ばない人」から「感謝して素直に喜べる人」へ!大切なことは「認知の歪みを修正する」ことと「必要なサポートを積極的に受ける」こと!!
素直に喜べない自分をスパッとやめて、相手に笑顔で喜びを表現できる生き方してみませんか?
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
褒める、褒められるという行為は、人間関係においてとても重要で大きなコミュニケーションツールです。
人のことを褒めてあげれば相手は喜んでくれて、あなたに好印象を持ってくれますし、もっと努力しようと思ってくれることが多いです。
その人の励みになります。
人から褒められたことを受け取ることができれば、承認欲求は満たされて自己肯定感も上がっていきます。
関係はより円満になり、その人の力になりたいと感じもっと頑張れることでしょう。
褒め言葉はお金のかからない、とっておきのプレゼントです。
そのプレゼントを存分に生かして今よりも人生を華やかに鮮やかに、幸福感のあるものにしていってください。
褒め言葉を素直に受け取り、喜ぶことができて、どんどん成長できる人になっていけるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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