カウンセラーの杉本もゆるです。
「素直になりたいのに、大事な時にいつも素直になれない…。」
「相手の本音を聞きたいのに、素直になってくれなくて困る…。」
そんなこと、思ったことはありませんか?
いつもみんなが素直になれていたら、もっと楽に生きられるだろうに、と思うことは誰もがあると思います。
意地を張ってしまったり、臆病になってしまったりするせいで、心の中と口から出る言葉がちぐはぐになるのは、一体なぜなのか。
今回は素直になれない人の心理と、それを改善させていくための方法についてお話ししていきます。
「素直になれない人」を表現する言葉はたくさんあって、あまのじゃく、つむじ曲がり、へそ曲がり、ひねくれ者など、どちらかと言えばいい表現には思えないわね。でもどうして人は素直になれないのかしら?なにか隠された心理があるようね。
今回は「素直になれない人」に共通する「7つの心理」が詳しく紹介されているみたいだよ。またセルフカウンセリングでの自己分析、素直で魅力的な人になるためのコツも紹介されているから、普段「なかなか素直になれないなぁ…」と感じている人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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私たちが素直になれないのはなぜ!?原因は防衛機制の一つである『反動形成』!!
どうして私たちは、自分の本心とは逆の行動をとってしまうことがあるのでしょうか。
相手に好意を抱いているのに意地悪をしてしまったり、本当は嫌いなはずなのに好かれるような行動をとったりなど、自分でも不思議なくらい矛盾したことをしてしまう時があると思います。
それはなぜかというと、オーストリアの精神科医フロイトが提唱した、防衛機制の一つである「反動形成」が関わっているからだといわれています。
※参考文献「防衛機制:ウィキペディア(Wikipedia)」
防衛機制とは、簡単にいうと本能と理性がぶつかった時の葛藤を落ち着かせるためにあらわれる、安全装置のようなものだといわれています。
その中の反動形成は、無意識の領域内に抑圧されている欲求や衝動を意識や行動に現れないように押さえ込んでおくために、あえて本体の欲求や衝動とは反対の傾向を強めた行動や態度をとる心の働きをいいます。
つまり、自分の気持ちを素直に表現できない、欲求を満たすことができないようなときに起こる心の働きなのです。
「素直になれない人」に共通する「7つの心理」とは!?セルフカウンセリングで「素直になれない心理」を自己分析してみよう!!
素直になれない人の心理7選
防衛機制の反動形成が働くことがあるとはいえ、自分の気持ちに素直になれないのは自分自身も周囲の人も辛い思いをします。
素直になれない人にはどんな心理が隠れているのか、以下に代表的な例を7つ挙げていきます。
自分や身近な人を思い浮かべて、当てはまるところがないか、セルフカウンセリングで自己分析していきましょう。
①プライドが高い
プライドが邪魔をして本心を打ち明けられず、素直になれないタイプの人です。
自分の方が常に優位に立っていたいため、相手を好きだという気持ちや弱い部分を見透かされるのを嫌い、素直になり切れない人です。
②恥ずかしがり屋
不安や緊張から自分を守るために、自分をさらけ出すことができないタイプの人です。
本当は素直に気持ちを伝えたいのに、恥ずかしさが邪魔をして本心を言うことができないでいます。
その相手と慣れていけば、徐々に本音も打ち明けられるようになっていきます。
③自分に自信がない
自信がなく、相手に本音を話すと嫌われるかもしれないと思っているタイプの人です。
本音を言って失敗したり嫌われたりするのを恐れているために、素直になれません。
自分に自信がないので、相手の悪い反応を見るのが恐いのです。
④相手に察してもらいたい
言葉に出さなくとも、相手に自分の気持ちを理解してもらいたいと思っているタイプの人です。
何も言わなくても、反対のことを言っていてもわかってほしい、態度などから察してほしい、と思っています。
どちらかというと自己主張が苦手で、素直に伝えなくとも相手がどのくらいわかってくれるかで、愛情の深さをはかることもあります。
⑤わかってくれるだろうと思っている
私たちの仲なら、素直に伝えなくてもこのくらい理解してくれるだろう、という自己中心的な考えを持ったタイプの人です。
相手が察してくれるから自分は本音を伝える必要はないと思っていて、相手が十分わかってくれないと、相手が悪いと考えて相手を責める傾向があります。
⑥信用していない
信用していない人には、素直な気持ちを話すのに極度に抵抗があるタイプの人です。
信用していない人に自分の心の中を見られることを嫌い、本心を隠そうとします。
自分の方が優位に立っていたいという気持ちも強いので、見栄を張ることもあるでしょう。
⑦自分でも本心がわからない
誰にでもいい顔をしすぎて、自分でも本心がわからなくなってしまっているタイプの人です。
八方美人な態度を繰り返しているうちに、素直な気持ちを押し殺しすぎて、自分の本心をストレートに出せなくなってしまっています。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
続いて、素直になれないことで招いてしまうかもしれない出来事を3つ挙げていきます。
大切な人を傷つけていませんか!?素直になれないことが災いして起こり得る3つのこと!!
素直になりたいけれどなかなかなれない…と思っている人が陥りやすい出来事があります。
①大切な人を傷つけてしまう
素直な気持ちを伝えられずにいたせいで、すれ違いや喧嘩になり、大切な人の心を傷つけてしまうことがあります。
思っていることとは反対のことを言ってしまったり、言葉足らずだったりするせいで、自分のプライドよりも大切なはずの家族や恋人などとの関係性を失ってしまうかもしれません。
②素直になれない自分を責める
あの時素直に言えばよかった、行動すればよかった…と後になって後悔し、自分を責めてしまいます。
大人げない自分や臆病な自分の性格を責め続け、自分を嫌いになり、自己肯定感がどんどん失われていってしまいます。
③面倒な人だと距離を置かれてしまう
本心を伝えられないあまりに、周囲の人たちから敬遠されてしまうことがあります。
自分が相手を嫌っていると誤解されたり、意思疎通が不器用すぎたりするせいで、信頼関係を構築できずに、人間関係の輪がうまく築けず孤独になってしまいます。
このような悲しい出来事を招かないためにも、大事なところで素直になれるよう、これからトレーニングをしていくことをおすすめします。
以下に、素直になるためにすべきことを挙げていきます。
【まとめ】「素直になれない人」を卒業して「素直な人」になるには!?魅力的な人になるために今からできる「4つのこと」!!
素直になるためにやるべきこと
素直になりたいけれど、どうやって自分を変えていけばいいのかわからない人は、以下の方法を試してみてください。
①やりたいと思ったことはすぐに挑戦する
人に対して素直になれないのなら、まずは自分の気持ちに素直になりましょう。
やってみたいことに対して、どうせ…とか無駄だ…などと思わず、思い立ったが吉日。
すぐにチャレンジしてみてください。
そうすることで、自信や意志が身につき、自分の気持ちに向き合うクセがついていきます。
②感謝と謝罪くらいは必ずする
すべてに素直になろうと思っても、なかなかそれは難しいものです。
ですから、まずは感謝と謝罪を意識して、その部分は素直に相手に伝えられるようにしましょう。
嬉しいことをされたら感謝、悪いことをしたら謝罪、これらにプライドや恥ずかしさは関係ありません。
常識であり、最低限のマナーです。
③悩みを相談する
人に嫌われるのが恐いのであれば、まずは本人にでも他の人にでもいいので、その悩みを相談するところから始めましょう。
素直に伝えるという感覚ではなく、相談というかたちなら自分の気持ちも伝えやすいでしょう。
人に相談することにも抵抗がある人は、カウンセラーに相談したり、カウンセリングを受けたりして慣らしていきましょう。
④アドバイスを受け容れる
人からのアドバイスをテキトーにあしらうのではなく、自分のために相手が考えてくれたのだと受け止め、参考にしましょう。
実行せずとも話に耳を傾け、そのような方法もあるのだとのみ込むクセを身に付けてください。
心の壁を少しずつ取り払う
今まで心に壁を作っていた人が、今日から急に素直になろう!というのは、少し難しいかもしれません。
しかし、少しずつ少しずつ、心の壁を取り払っていくことで、ありのままの自分を表現でき、そのありのままの自分で周囲の人を接することができるようになっていきます。
一人で変わるのが辛い、大変だ、と感じる人は、思い悩まずにカウンセラーからカウンセリングを受けながら、あなたに合ったトレーニング法で変わっていきましょう。
素直な気持ちで、生きやすい人生を送れるようになりましょう。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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