代表カウンセラーの遠藤まなみです。
あなたの周りに危機感がない人はいますか?
危機感は人間が成長するために必要不可欠とも言われています。
最近は危機感のない人が増えており、危機感がないことを気にしている人も多いです。
我がカウンセリングルームにも「上司に危機感がないと怒鳴られた」「主人は何事も危機感がなくて…」という相談がよくあります。
そこで、今回は「危機感がない人」の8つの心理と直し方について書かせていただきます。
もしかして、自分もかもと思われた方や周りに危機感がない人がいる場合は、セルフカウンセリングをしながら読み進めていただけたらと思います。

最近は「危機感がない人」が多いと言われているけど、時代背景や生活環境も大きく影響しているみたいね。でもそんな「危機感がない人」と言われている人にはいったいどんな心理が隠されているのかな?また改善できる方法はあるのかな?

今回は「危機感がない人」に共通する「8つの心理」や「6つの直し方」が詳しく紹介されているみたいだよ。またセルフカウンセリングで「危機感がない人の心理」を自己分析できるから、普段から「危機感がないと感じている人」や「危機感がないと言われたことがある人」にはぜひ参考にして欲しいね。それではまなみ先生よろしくお願いします!
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「火事場の馬鹿力」とは!?
ひょっとしてあなたにも経験がありませんか?
たとえば、夏休みの宿題など「本当にもうダメだ」と追い込まれた時に、自分でも信じられないくらいものすごい集中力を発揮したことを…
その時、いわゆる「火事場の馬鹿力」というものを発揮したのです。
そして、危機感が普段眠っている滞在能力を目覚めさせたのです。
危機感に火がつくと、人間は普段には想像できないような爆発的なエネルギーと能力を発揮することができます。
※参考サイト「火事場の馬鹿力(コトバンク)」
では、人が危機感を持てないのは何故でしょうか?
例えば歩いていていきなり車が飛び込んで来たら、その瞬間誰もが危機を感じるはずです。
ただ、私たちに普段求められている「危機感」とは少し違うかもしれません。
「今日中、レポート課題を提出しないといけない」「資料を午後一時までに仕上げないといけない」などです。
同じ危機感でも少し違うのがわかると思います。
私たちは一般的に危機感を持つのが苦手だと言われています。
夏休みの宿題もレポート課題の提出も、ギリギリまでやらないのはそのためです。
嫌なことをギリギリまで先送りするのは、人間のお決まりのパターンと言っても過言ではありません。
人間は、将来の利益より目先の利益を優先する傾向にあることは実験でも明らかになっています。
私たちは、頭では「このままではいけない」とわかっていても、危機が差し迫って実感を伴わないとなかなか危機感を感じることをできないのが普通のようです。
「楽天火」「無責任」「後回し主義」!?「危機感がない人」に共通する「8つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで分析する「危機感がない人の心理」
それでは、危機感がない人の心理を8個書かせていただきます。
この8個の心理をセルフカウンセリングしながら読み進めていただき、自分自身を分析してみて下さい。
自分自身や周りにいる危機感がない人をイメージしながら読むのも良いと思います。
①挫折経験のない楽天家
挫折経験がある人は、自分に降りかかってくる危機感に対して敏感になります。
それは「二度と挫折したくない」という気持ちが強いので、危機をいち早く察知してそれをどうにかして回避しようと意識を働かせます。
逆に、挫折した経験がない人は危機に対して「何とかなる」という感覚を持っています。
危機であることを認識しながらも、危機感も薄く楽観視してしまいます。
自分で何とかしようという思いはありません。
人間的に甘いために、ギリギリまで楽天的な考え方をしてしまいます。
②何でも後回し
危機感のない人は、面倒なこと、苦手なことを後回しにするという特徴があります。
やらなければいけないことも「あとで」と考える癖があります。
大きな危機に遭遇してもいまいち他の人との温度差があり「危機」というのを抱くことができないのも特徴です。
③「危機」という認識が薄い
「自分が今、危機と直面している」という認識が薄いのが特徴と言えます。
動物には、身の危険を察知する本能がありますが、唯一の例外である人類は危機状態に置かれていても気づかない人が少なくありません。
危機という認識がなければ、危機感が生まれないのも当然のことです。
つまり「鈍感」な人が多いというわけです。
④ストレスを感じにくい
危機を認識していても、危機感の薄い人もいます。
そうような人の特徴は「ストレスを感じにくい」と言えます。
ストレスを強く感じれば感じるほど「何とかしなくては」という気持ちが強く働きます。
「気になって他の事が手につかない」というような人は強い危機感を抱き、いち早く対処しようとします。
一方でストレスを感じにくい人は、危機感を認識しながらも緊迫感を持つことはありません。
⑤無責任
危機感がない人はどんな時でも無責任な人が多いです。
与えられた仕事に対して一生懸命やらずに、さぼったり適当に済ませたりしてしまいます。
⑥当事者意識
危機感を持っている人は当事者意識が高くコミット力があります。
一方で危機感がない人は当事者意識が欠如しています。
どこか他人ごとのような関わりをする傾向があります。
⑦現実的か現実逃避的か
危機感を持っている人は物事を現実的に考えています。
自分にとって都合の悪いことも現実として受け止め、そこからスタートします。
一方で、危機感のない人は、現実逃避的な傾向があります。
自分にとって都合の悪いことは見ないことにしてしまいます。
⑧セルフイメージ
危機感を持っている人は概してセルフイメージが高く、そのセルフイメージを維持するためにも危機感を抱きやすいという特徴があります。
一方で危機感のない人は概してセルフイメージが低く「自分はこんな感じでいい」と考えているために危機感を持ちにくいという傾向にあります。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
当てはまる項目はいくつありましたか?
当てはまる項目があった人は、危機感を持つ重要性について真剣に考える必要があると思います。
危機感を持てるようにトレーニングしていきましょう。
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危機感がないということは自分だけではなく、人に迷惑をかけてしまうおそれがあります。
危機感を持つことは、そんなに難しいことではありません。
どうしたら危機感を持つことができるのかを書かせていただきます。
少しずつでもよいのでトレーニングしてみて下さい。
①自分の能力を自覚する
危機感がないことを気にするということは、危機感がないことで問題が起きているはずです。
目標を決めても何となく達成できないなら、能力に合わない目標をたてている可能性があります。
自分にできること、できないことをハッキリさせるなど、自分の能力を見直してみることが必要になります。
自分の能力が想像していたよりも低ければ危機感を持つことができるようになるかもしれません。
現状と目標の理想のギャップが理解できていなければ危機感を持つことが出来ません。
危機感を持つためにも、自分に何ができるのかを知ることが重要になります。
②自分でプレッシャーをかける
危機感がないと感じているのなら、自分にプレッシャーをかけるのも良い方法だと思います。
期限までにできないことを想像することで自分にプレッシャーを与えることになり、自然と危機感が生まれてきます。
自分一人でプレッシャーをかけるのができない人は、周りの人に頼んでプレッシャーをかけてもらうのもオススメです。
③見方を意識的に変える
危機感がない人は、無意識に自分に都合の良いことが起こると考えがちです。
ポジティブに考えることは悪い事ではありませんが、自分が何もしないのに良い事が起きるのと考えてしまうのは問題があります。
自分にとって都合の良いことばかり考えるのではなく、悪い事が起こるかもしれないと考えてみることが必要になります。
ネガティブを想像することは、危機感を持つことになります。
ですので、ネガティブを想像してそれを避ける行動ができるようになれば危機感を持って行動していることになります。
④計画を立てて行動する癖付け
計画を立てて行動する癖をつけることも、危機感がない性格を直すことに繋がります。
危機感がない人は楽天家で大雑把に行動することが非常に多いです。
大雑把に考えているため、どのくらいの時間でどのくらいの作業ができるのが曖昧になっています。
実際よりも多くのことができると考えているので危機感がないのです。
行動する前に計画を立てるようにすると、自分の感覚と現実の感覚のズレが把握できるようになります。
時間内にできることとできないことがわかるようになれば、自然と危機感を感じられるようになります。
⑤やらなくてはいけないことを増やす
危機感がなかなか持てないなら、しなければならないことを増やすのも一つの方法です。
危機感がないのは時間的に余裕があるとも言えます。
一日に処理できる量を超える予定を組んでみるのも良いと思います。
普通ではこなせない量の予定をこなそうとすれば、時間の余裕がなくなり危機感が生まれてきます。
⑥将来の想像をする
危機感がないのは想像力が欠けている可能性があります。
今のままでは将来どうなるのか想像してみて下さい。
25歳は25歳のままでいることは出来ません。
あなたも老後が待っているのです。
将来がどうなるのかわかりませんが、変化の激しい現代社会はより将来が不透明です。
将来のことを考えて不安を感じるようになれば、危機感がないということはなくなってきます。
危機感をもって将来に備えた行動をとるようにして下さい。
【まとめ】その「危機感」が人間の適応能力を成長させる!大切なことは常に「健全な危機感」を持つこと!!
「健全な危機感」を持つこととは!?
いかがでしたか?
危機感がない人の8つの心理と6つの直し方を書かせていただきました。
参考になりましたか?
危機感を感じることは必要な能力だと思います。
危機感がないというのはポジティブな性格だということになりますが、考え方によっては、危機感を感じないことは短所でもあると思います。
危機感がないことで人にも迷惑をかけてしまうこともあります。
かといって危機感があり過ぎなのも問題でネガティブに陥りやすいので注意が必要になります。
健全な危機感をもつことが大切になります。
ただ、なかなか自分では直せないという人もいると思います。
そのような方は、専門のカウンセラーに相談して認知行動療法を使い、カウンセリングを受けてみるのも一つの方法だと思います。
あなたがあなたらしく生きられますよう願っています。
あなた自身やあなたの周りにいる危機感がない人の、心理や直し方を知るための参考にしていただければ嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
遠藤まなみでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ

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