友人との約束事をいつも先延ばししてしまう女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

あなたは学生時代、夏休みの宿題をどのように終わらせていましたか?

 

計画的に終わらせていた人や早々に終わらせていた人がいる中で、やはり多いのは終盤に慌てて終わらせる人ではないでしょうか。

 

もちろん、私もその一人でした。(笑)

 

そんな学生時代の宿題の思い出は、誰しも大なり小なりあると思いますが、大人になった今はどうでしょうか。

 

もう夏休みの宿題が出ることはありませんが、仕事の取り組み方や勉強、ダイエット、日常生活でも、あの頃のまま先延ばしにする癖があなたにもまだ残っていませんか?

 

今回は、先延ばしする人の心理や対処法などをお話ししていきます。

 

シェリ♀シェリ♀

たしかに「先延ばし」は多くの人がやりがちな悪い癖で、先延ばしにすることで快楽物質(ホルモン)が出るから満足感がある…という説もあるみたいね。でも先延ばしするのは身体的な影響も大きく、病気にもなりやすいという研究結果も出ているみたい。それにしても「先延ばしする人」にはいったいどんな心理が隠されているのかな?改善できる方法はあるのかな?

ルーク♂ルーク♂

今回は「先延ばしする人」に共通する「5つの心理」と「5つの対処法」が詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「先延ばしする人の心理」を自己分析できるから、「物事をついつい後回しにしてしまう人」「先延ばししてしまう習慣を改善したい人」には特に参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!


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先延ばしとは、「すべきことや予定していたことをずるずると先に延ばすこと」を意味します。
※参考文献「ウィキペディア「先延ばし」

 

いつかはやらなければいけないのに、見て見ぬふりをしてしまう…誰しも経験したことがあると思います。

 

しかし、これが常態化してしまうのは良い傾向と言えません。

では、私たちはなぜ先延ばししてしまうのでしょうか。

 

それは、私たちは脳のシステム的に、ストレスから逃れようとする心理が無意識に働くからです。

 

やりたくないことをやるというのは、自分の心に負荷をかけることになります。

ストレスがかかることは即ち、私たちの心が恐怖を感じるということです。

 

この恐怖への対処が下手な人は、恐怖を感じると思考が止まってしまいます。

 

つまり、やりたくないことを考えると思考が停止し、脳が恐怖から逃れるために他のことを考えさせようとするのです。

 

 

まずセルフチェックしてみよう!あなたはどっち!?「すぐやる人」or「先延ばしする人」!?

「すぐやる人」と「先延ばしする人」はこんなに差が出る!

物事を先延ばしする人は、すぐやる人と比べて人間関係でのトラブルが起こりやすく、仕事での評価も低い傾向があります。

 

何事もすぐに取り組もうとする人は他人からの信頼を得やすいので、基本的に人間関係が良好です。

 

また、失敗しそうになっても余裕を持っているので、対策をとることができ成功に近づけられます。

 

余った時間を有意義に使えるのはもちろんのこと、予定よりも早く終わらせられたことで自分に自信が付き、自己肯定感も上がります。

 

このスッキリとした爽快感を得たすぐにやる人は、また同じ快感を味わうために次の出来事にも早々に取り組みます。

 

ここで良い連鎖が起こるのです。

 

しかし、先延ばしする人はいつも追われている感覚を密かに持っており、不安を抱えています。

 

いつも先延ばししてしまう自分に対してどんどん自信を失い、自己卑下するようになってしまうのです。

 

この負の連鎖から抜け出すために、先延ばしする癖は一日も早く脱出しないといけません。

 

 

「マイペース」「危機感がない」「ストレスに弱い」!?「先延ばしする人」に共通する「5つの心理」とは!?

セルフカウンセリングで自己分析「先延ばしする人の心理」

それでは、先延ばしする人の心理を5つ説明していきます。

この5つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。

 

あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。

 

【先延ばしする人の心理①】マイペース

何事も自分のペースで進めたがる人です。

期限が決まっていたり他人に急かされたりしても、自分のタイミングでなければやろうとしません。

 

頑固で融通の利かない人ではありますが、本人の中では先延ばしにしているつもりはないので、最終的にきちんとやる人です。

 

【先延ばしする人の心理②】他のことが気になる

現在、他の作業に追われていたり、違うことに興味があったり、悩みがあったりするせいで、やるべきことに身が入らず、集中できない状態にいる人です。

 

やらなきゃ…とは思いつつも、感情や衝動をコントロールできないので、気持ちを上手に切り替えられません。

 

【先延ばしする人の心理③】危機感がない

面倒なことは嫌いで、物事の後先を考えるのが苦手です。

 

予測する力が弱いため、やりたくないことは後回しにして、とりあえずその場の苦しい状況から逃れようとします。

 

毎回後悔はするものの、大きな失敗をした経験がなかったり、失敗から学ばない性格だったりするせいで、同じことを繰り返します。

 

【先延ばしする人の心理④】自分に自信がない

やるべきことに取り組んだところで「どうせうまくいかない」「自分にはできない」と最初から思い込んでいる人です。

 

自信喪失の傾向が強く、意欲や熱意に欠けています。

 

今までの成功体験が少なく失敗を恐れているので、その恐怖から逃れるために物事を先延ばしにしてしまいます。

 

【先延ばしする人の心理⑤】ストレス耐性が弱い

自分に襲いかかるストレスに非常に弱い人です。

 

責任感や失敗に対する恐怖、周囲からの期待など、様々な場面で来るストレスに耐えたりうまく消化したりすることが苦手なため、目の前にある苦しい現実から無意識的に逃げようとします。

 

今まで大きな困難を乗り越えた経験がなかったり、自己肯定感も低かったりするせいで、ネガティブ思考で物事をやり遂げる際にかかるストレスに耐えることができません。

 

 

セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?

自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?

 

自分や身近に当てはまる項目があった人は、物事を先延ばしにすることが自分で自分の首を絞めることだということを再認識しましょう。

 

そして、そのようになってしまう原因を見つけ出したり、自分に合った改善方法にチャレンジしたりしてみましょう。

 

 

【まとめ】メンタル面の原因を正しく理解するが大切!「先延ばしする人」にならない為にチャレンジして欲しい「5つの対処法」を徹底解説!!

先延ばしする人に原因はある!?発達障害や自己肯定感の低さが関係?

先延ばしする人には、メンタル面に原因があると思われます。

まずは、ADHDという発達障害の可能性が考えられます。

 

自分の興味がないことへの集中が著しく難しかったり、感情や衝動をコントロールできなかったりすることが目立つ場合は、ADHDのような発達障害が考えられますので、一度精神科や心療内科、もしくは専門のカウンセラーに相談してみると良いでしょう。

 

自分の特徴を知った上で、改善策を決めることが大切です。

 

また、発達障害の他には自己肯定感の低さが関係しています。

幼い頃からの成功体験が少ないと、自信や自己愛が正しく育まれません。

 

自己肯定感が低いせいで自暴自棄になったり、本来の実力を発揮できなかったりして、もったいないことが起こってしまいます。

 

その他にも原因はありますが、代表的な例はこの2つです。

自分自身のメンタル面の原因や変化に気づき、いち早く対処できるといいですね。

 

それでは、先延ばし癖のある人へ先延ばし癖を卒業するための方法を説明します。

 

最初からすべてをチャレンジしようとせず、自分に合っていそうなものから少しずつチャレンジしていってください。

 

【先延ばしをしないための対処法①】時間を決める

初めは5分でも10分でもいいので、取り組むべき課題に向き合う姿勢を作ってください。

アラームをセットするなどして「10分集中!」とリミットを決めましょう。

 

それを毎日のように繰り返すことで、気持ちのオンオフの切り替えが上手になっていきます。

 

【先延ばしをしないための対処法②】見える化する

やるべきことを紙に書き出すなどして、目に見える状態にします。

そして優先順位をつけたり手順も書いたりすることで、やるべきことが整理されます。

 

ただの不安や恐怖から論理的思考を使うことで、冷静さを養えます。

 

【先延ばしをしないための対処法③】ご褒美を設ける

「やるべきことを期限よりも〇日早く終わらせたら、自分の好きな物を買おう!」などと、目標を達成した時の自分にご褒美を提示します。

 

自分だけでは説得力に欠けるので、家族や友人に宣言するのも一つです。

人は報酬があると意欲が湧く生き物です。

 

【先延ばしをしないための対処法④】誘惑を排除する

やらねばならない状態になった時には、視界に集中力を削ぐものが入らないように、部屋の外に出してしまいましょう。

 

スマホやゲーム、まんがなど、気になるものは手の届かぬところに排除したり、場所を変えて取り組んだりするのも良いでしょう。

 

【先延ばしをしないための対処法⑤】メンタルトレーニング(カウンセリング)を受ける

専門のカウンセラーからメンタルトレーニング(カウンセリング)を受けましょう。

 

感情や衝動をコントロールできるようにトレーニングしたり、ストレス耐性をつけたりします。

認知行動療法で自己肯定感を上げていくのも良い方法です。

 

 

いかがでしたか?

取り組めそうな対処法はありましたか?

 

無理をせず、少しずつ少しずつ小さな成功体験を積み重ねていってください。

 

その小さな積み重ねが自己肯定感の向上に繋がり、また物事を継続させ成果を上げる力になります。

 

あなたはまだ、方法を知らなかっただけなのです。

やればできる人なのです。

 

難しい時には一人で抱え込まず、家族でも友人でもカウンセラーでもいいので、誰かに支えてもらいましょう。

 

そして、少しずつ成長していくのです。

みんな、あなたを応援しています。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

杉本もゆるでした。

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

シェリ♀シェリ♀

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ルーク♂ルーク♂

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