カウンセラーの杉本もゆるです。
人間の心の、キャパシティーを超えるような恐怖を体験したり目撃したりしたことにより、ストレスがトラウマとなり様々な症状を起こさせる心の病気、PTSD(心的外傷後ストレス障害)。
予想外のショックな事故や出来事は、避けたくとも避けることができません。
自分自身ではどうしようもない事故や出来事が起こった時、あなたはこの病気に絶対ならないと言い切ることができますか?
実は、PTSDにもなりやすい人の傾向があるのです。
もしかすると、あなたも当てはまるかもしれません。
今回はPTSDを発症しやすい人の傾向と、自分自身がPTSDを発症しないための対策をお話ししていきます。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、誰にでも起きる可能性がある「心の病気」だと言われているけど、実際にPTSDを発症させてしまう人には「ある共通した傾向」があるみたいだね。それはいったいどんなものなんだろう?
生きていく上でPTSDの原因となる事故や出来事を避けることはなかなか難しいけど、今回はPTSDを予防する方法や克服のポイントが紹介されているから、「心が辛い」と感じている人には特に参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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「レイプ被害者」はPTSD発症率がなんと3倍!?PTSDを発症しやすい人は「○○的な性格」が影響している!!
PTSDの発症には、与えられたストレスの強さと、そのストレスを受けた人の感受性の程度、いわゆるストレス耐性が相互に関係するといわれています。
受けた体験や目撃の衝撃が苛酷なほどストレスの度合いも高くなり、PTSDの発症率も高くなります。
また、それだけでなく、本人の性格も発症に関係します。
例えば、内向的であったり神経質な性格であったりすると、PTSDを発症する可能性は高くなるといわれています。
同じ状況で衝撃的な体験や目撃をしたにもかかわらず、PTSDを発症する人と発症しない人がいるのはこのためです。
PTSDの発症は、簡単に心が強い、弱いで片づけられる問題ではありません。
様々な要因が折り重なっているのです。
臆病な性格だから発症するとは限りませんし、感情が豊かだから発症するとも限りません。
基本的にはストレス耐性は、日頃どのくらいのストレスを受けているか、そして、そのストレスを上手に消化できているかがポイントになります。
そもそも大きなストレスを受けたことのない人が、突然大きなストレスを受けてしまったら、心に相当の負荷がかかるのは当然です。
ストレス消化が苦手な人は要注意!
また、ストレスの消化が上手にできない人は特に注意が必要です。
ストレスを消化するのが苦手、という人だけでなく、自分が抱えているストレスの大きさに気づけていない人も中にはいます。
そのような人は、ストレスを溜め込んでしまう傾向があります。
日頃のストレスをうまく消化できない人は、自分の想像を超えるストレスに遭遇した時、対処がうまくできません。
気持ちの切り替えが苦手な場合が多いため、そのストレスのほとんどをそのまま抱えこんでしまい、逃がすことができないのです。
そのため、心がパンクしてしまい、精神と身体に症状があらわれてしまうのです。
内向的な性格の人は、自分の辛く苦しい気持ちを他人に伝えることが苦手なため、他人と気持ちを共有できずに一人で苦痛を抱え込みがちです。
また、神経質な人はこだわりやすい性格でもあるため、頭から離れにくいとも思われます。
そして、過去に似たようなことでなくともトラウマ経験があると、新たなトラウマに対して一層敏感になり、心が反応しやすくなることもあります。
例えば、レイプ被害者の中でも、過去に一度レイプを受けたことがある人は、PTSD発症率が3倍にもなるという報告があります。
このように、PTSDは誰もが発症する可能性はありますが、自分自身の傾向によって発症率も上がってしまうのです。
PTSDを発症しないための「1番のコツ」とは??ポイントは「我慢せずに自己開示する」ことと「楽しいコミュニケーション」をとること!!
人生は何が起こるかわかりません。
突然想像を絶するようなアクシデントに遭遇する、ということは誰にでもあり得ることです。
しかし、そんな時にも心にトラウマを作らせず、PTSDにならないためにも、常に心に余裕を持ち、健康を保つことが大切です。
まずは基礎的なところになりますが、毎朝太陽の光を浴び、3食規則正しく食事をし、できるだけ人と触れ合い、コミュニケーションをとることです。
PTSDは脳内の神経伝達物質ノルアドレナリンの分泌に異常がでるために、症状が起こります。体内時計のリズムを整え、日光や食事から栄養を摂ることで、脳内の神経伝達物質のバランスも整い、ストレスにも強くなります。
辛いのを我慢する必要はありません!
そして、積極的に人と関わることにより、感情を上手に表に出しやすくなり、自己開示のきっかけになります。
自己開示はPTSD発症後においてもとても大切なポイントで、自分自身が何に苦しんでいるのか、どんなふうにつらいのかを他人に話せるかどうかで、回復までの道のりも変わってきます。
ショックな出来事が起こっても、PTSDになる前に他人に自分の苦しみを自己開示できれば、発症の確率は低くすることができます。
我慢しなくてもいいのです。
もし、自己開示の仕方がわからない、他人に自分の胸の内を話すのは難しい、身近に話せる人がいない、という方は一度カウンセリングを受けてみてください。
対面カウンセリングでも電話カウンセリングでも、どちらでも構いません。
カウンセラーが親身になって、自己開示とは何か、人とコミュニケーションをとるためには何が必要か、など小さなことから教えてくれるでしょう。
そして、あなたの話に共感しながら理解をしてくれるでしょう。
【まとめ】「物の見方や捉え方」のクセを変えることで「PTSDの予防」になる!?大切なことは悲観的にならず「楽しく生きる」を意識すること!!
PTSDを発症しやすい人は、物事や状況の見方・捉え方が普通の人よりも歪んでいたり、悲観的だったりします。
「自分ってストレスに弱いかも…」「内向的な性格だ…」という方は、自分の見方・捉え方を今一度、見つめ直してみるといいでしょう。
ショックな出来事が起こる前に、考え方の癖を直して、今よりもハッピーに生きられるようになりましょう。
心の病気がなくとも、自分の考え方の癖を改善させるためにもカウンセリングは有効です。
一歩、踏み出してみませんか?
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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