カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに物に当たる人はいますか?
イライラしている時やケンカした時などに、物を乱暴に扱ったり壊したり散らかしたりする人って案外いるものです。
パッと見ではわかりませんが、その人と関係が深まっていくと相手の見たくない一面も見えてしまいます。
物に当たる人と出会ってしまった、もしくは現在そのような人と関わりを持っているという人のために、今回は「物に当たる人」の心理的特徴や対処法、関わり方についてお話ししていきます。
嫌なことがあったり、ストレスが溜まったりするとすぐに「物に当たる人」っているけど、そんな人の中にはいったいどんな心理が隠されているのかしら?「物に当たる人」を卒業して魅力的な人になる方法はあるのかしら?
今回は「物に当たる人」に共通する「6つの心理」や「6つの対処法」が詳しく紹介されているみたいだよ。さらに、セルフカウンセリングで「ものに当たってしまう心理」も自己分析できるから、感情的になると物に当たってしまう習慣のある人には特に参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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物に当たる心理は様々
色々な人と人間関係を築いていく中で、誰しも一人ぐらいは物に当たる人と出会ったことがあると思います。
イライラしている時に物の扱いが極端に雑になったり、物を破壊することで怒りの感情を解消させようとしたりする人。
本人にとっては無意識であったり衝動的にやってしまったりするのかもしれませんが、それを目の当たりにする側としてはなんとも不愉快なものです。
人によっては恐怖を感じる人もいるでしょう。
物に当たる心理は人によって様々です。
以下に物に当たる人の心理的特徴を挙げていきます。
身近な人、もしくは自分の行動に心当たりがある人は、どれに当てはまるかチェックしてみましょう。
隠れた心理が見つかるかもしれません。
「物に当たる人」の心理的特徴とは!?セルフカウンセリングで「物に当たる心理」を自己分析してみよう!!
セルフカウンセリングで分かる「物に当たる心理」
それでは、「物に当たる人」の心理的特徴を6つ説明していきます。
この6つの心理的特徴を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①精神的に余裕がない
日常生活が忙しすぎたり、きちんと睡眠がとれていなかったり、ストレスが溜まっていたりなど、心身の疲れが大きく関係している人です。
心に余裕がなく、怒りを解消させるために物に当たってしまいます。
女性の場合はホルモンバランスの乱れなどでも起こる可能性があります。
ストレス耐性の低い人によくある傾向です。
②自分の気持ちを言葉にするのが苦手
言いたいことがうまく言えない、伝えられないもどかしさを物にぶつけています。
内向的でコミュニケーション能力の低い人に多いケースです。
言葉でうまく伝えられない自分の気持ちや状態を人に知ってほしい、わかってほしいという思いから物に当たったり、理解してもらえない歯がゆさから物に当たったります。
普段はおとなしいのに感情が高ぶると物に当たる、という人はこれに当てはまるでしょう。
③感情のコントロールが苦手
短気でカッとなりやすい性格の人です。
頭に血がのぼると自制がきかず、衝動的に目の前にある物に当たり散らします。
感情的になって後先のことを考えられていないので、大切な物や高価な物でもあたってしまい、冷静になってから後悔していることもしばしばあるでしょう。
④プライドが高い
物に当たり相手を威嚇することで、自分の方が優位な立場だと示そうとしているタイプの人です。
劣等感を隠し持っている人に多く、負けたくない、バカにされたくないという気持ちから大きな態度をとります。
つい物に当たってしまうというよりは故意的に物に当たっていることも多く、独裁者のようなリーダー的存在を好む一面もあります。
⑤自分中心でしか考えられない
自分の決めたルールや常識の範囲でしか物事を判断することができず、その枠から外れると八つ当たりのように物に当たります。
言い換えれば自己中心的、わがままな人です。
精神的に大人になりきれておらず、納得のいかないことがあると物に当たって人に言う事を聞かせたり、怒りの感情を解放したりします。
真面目過ぎる人もこれに当てはまり、融通が利かない白黒思考の人は自分の想像通りに自分ができなかったことに対しても納得できず、物に当たるなどします。
⑥小心者
実は根が小心者で臆病な人です。
自分が弱いことを知られたくないために、物に当たって自分を大きく見せようとします。
自分には力があると思われていたいので、あえて偉そうな態度をとったり、大げさに物に当たったりします。
物に当たっている時も心のどこかは冷静で、迷いながら行動しています。
そのため、破壊してはいけない物には当たらず、どうでもいいような物に当たることが多いでしょう。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
当てはまった人はただ物に当たらないように意識するだけでなく、問題行動の原因を知り、根本から改善できるように工夫していきましょう。
「物に当たる人」を卒業して「魅力的な人」になりたい!今すぐ取り組める「究極の対処法」を徹底解説!!
自分自身にも使える、物に当たる人の「究極の対処法」
物に当たるのは良くないことだとわかっていながらも、その時になると身体が動いてしまう、後に引けなくなる…と悩んでいる人は多いと思います。
また、身近に物に当たる人がいて困っている…という人もいるでしょう。
物に当たらないように努めることは自分との闘いです。
しかし、ただただ耐えるだけでは根本からの解決になりません。
そこで、以下の対処法を行ってみてください。
①日常的に溜まっているストレスを解消させる
心にゆとりがある時は、大抵のことなら案外許せてしまうものです。
余裕がなくゆっくり考える時間がないと、人はピリピリしてしまいます。
ですから、心身ともにリラックスできる時間を定期的に作り、美味しいものを食べたり趣味を見つけたりして、ストレスを溜め込まないよう努めましょう。
周囲の人も協力しながら、その人が生き生きとした生活を送れるようにしてあげましょう。
②物に当たってしまう原因を見つけ出し、話し合う
物に当たってしまう原因は人によって様々です。
気持ちを伝えられないから、とか、バカにされると腹が立つから、など色々あります。
物に当たる側がすべて悪いと捉えるのではなく、取り巻く環境や本人の精神状態など、きちんと話し合いましょう。
その時は感情的にならず冷静に。
物に当たることではなく、その根本について深く話し、原因を解決できるよう努めましょう。
③コミュニケーション能力を身につける
多くの場合、物に当たる理由は人間関係のこじれや言い合い、ケンカです。意見がぶつかり合うのは当たり前のことですから、それを円滑に丁寧にまとめられるようにするために、コミュニケーション能力を身に付けると良いでしょう。
言葉の選び方ひとつで、相手の受け取り方は大きく変わります。
また、話し方だけでなく聞き方にもポイントがあります。
人間関係で問題が起こりやすいと感じている人は、コミュニケーションのトレーニングを受けることをおすすめします。
④カウンセリングを受ける
物に当たってしまう心理には、その人の心の奥底に隠されたトラウマや潜在意識が原因になっていることもあります。
そのような場合、周囲は原因に気づきにくく本人でもわからないことがほとんどです。
専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることで、その人の本来の姿や隠れた意識を探り出し、改善へと導くことができます。
⑤体調不良の時は申告し合う
体調不良の時や生理前などをはじめとしたホルモンバランスの乱れがある時は、物事を冷静に考えられなくなりがちです。
そんな時に大事な話を持ちかけられたりケンカ腰で話しかけられたりすれば、感情的になるのも当然です。
親密な間柄にある人には自分の体調や状態を共有し合い、お互いが気遣う必要があります。
大事な話やモメそうな話は、お互いのコンディションが良い時にしましょう。
⑥自分で責任をとる
物に当たったせいで散らかしたり壊れたりした物は、本人が責任持って片付けるようにしましょう。
他の人がいつも処理してしまっては大変さに気付けず、甘えも出てしまいます。
事の重大さに気が付き、迷惑であることを理解させるためにも、自分が行ったことに対しての責任をとりましょう。
続けていくうちに、次第に後々面倒なことになるという理解が根付き、物に当たる前に踏みとどまれることが多くなるでしょう。
これらのことに気を付けながら、物に当たる行為に対処していきましょう。
【まとめ】「物に当たる人」とは関係性を持たないことがベスト!どうしても関わらなければならない人へ「4つ心得」をアドバイス!!
「物に当たる人」から逃げられない場合の4つの心得
物に当たる人との関係性が、全員つながりの深い家族や恋人などとは限らないでしょう。
職場の上司だったり親戚だったりする場合、対処したくてもできるものではないし、かといって関わらないわけにもいきません。
そのような人とは、以下のことに注意して関係を保ってください。
- 相手を刺激するような発言は控える。
- 相手のことを否定しない。
- 深い関係は避け、一定の距離を保つ。
- 二人きりにならないようにする。
物に当たる人は一歩間違えると人へ暴力を振るったり、そうでなくとも物が人に当たってケガをしたりなど、人を傷つけてしまうこともあります。
自分自身を守るためにも、あまりに過激で行動が酷い人はDVに発展してしまうことも十分にあり得るので注意しながら関わっていくようにし、場合によっては関わらないようにするという選択肢もあります。
効果的に改善させるならメンタルカウンセリングやトレーニングもおすすめ!「自分改革」で円満な人間関係を!!
「自分を変えたい」と思ったら…
また、物に当たる人がその衝動を無理矢理押さえつけられると、今度は自傷行為に発展してしまう可能性もあります。
周囲の人であっても自分であっても、できることなら根本を見つめなおすためにカウンセリングを受けていくことをおすすめします。
そうすることで日常の生きづらさを解消できたり、自分でも気づかなかった自分を見つけ出すことができたりできて、自分自身の成長に繋がります。
人に恐怖心や不快感を与えず、円満な人間関係を築いていけるように自分改革していってみませんか?
変わりたいと思った時がチャンスですよ!
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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