代表カウンセラーの遠藤まなみです。
2017年6月に東名高速道路で起こった、悲しい出来事の後に「あおり運転」が一気に社会問題になりました。
その後に「あおり運転」という内容でブログを書かせていただきました。
※参考ブログ:「あおり運転」の原因は、怒りをコントロールできない「心の病」!?
あれだけテレビで騒がれた問題ですから、少しは無くなるかと思いきや、逆に「あおり運転」が増えているような気がします。
そこで、改めて「あおり運転」続編を書かせていただこうと思いました。
理由があるにしても「自分もやってしまっているかも」と思ったり、周りにそういう人がいたりしたら、セルフカウンセリングしながら改めて読み進めていただきたいと思います。

「あおり運転をする人」は、普段はおだやかな感じの人が多いってよく聞くけど、どうして車に乗ると人格が変わってしまうのかな?また、そんな「あおり運転をする人」にはどんな心理や原因が隠されているのかな?

今回は「あおり運転をする人」の原因や対処法が詳しく紹介されているみたい。またセルフカウンセリングで「あおり運転の心理」も自己分析できるから、普段から車に乗ると人間性が変貌してしまうと感じている人にはぜひ参考にして欲しいわね。それではまなみ先生よろしくお願いします!
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なんとドライバーの約70%が「あおり運転」をされた経験あり!?厳罰化が進む「あおり運転をする人」への防犯対策!!
実際に「通報した人」はわずか2%未満
まず、あおり運転とは道路を走行している運転者が、近くを走行している車やバイク、自転車等の運転者に対して威嚇や挑発を行い、危険を感じさせる運転のことを言います。
理由のないパッシングや急停止、追い回すなど、特定の車両の相手を威嚇したり、嫌がらせをしたりするなどの行為のことを指すと言われています。
チューリッヒ保険会社が2018年に行った実態調査では、あおり運転をされた経験があると答えたドライバーが約7割を占めたと言われているます。
そのほとんどが、「車体を接近させて、早く走れ」と挑発される行為のようです。
※参考サイト:チューリッヒ保険会社『全国のドライバー2,230人に「あおり運転」実態調査』
- 安全な車間距離を取らずに前車に接近する行為は、道路交通法26条が禁止する車間距離不保持に該当する。
- 高速道路での車間距離不保持については、点数2点、反則金9000円、3ヶ月の懲役、もしくは5万円以下の罰金が科せられる(同法119条1項1号の4)。
- 一般道での車間距離不保持については点数1点、反則金6000円、5万円以下の罰金が科せられる(同法120条1項2号)。
*あおり運転の罰則。累計点数に関係なく最長180日間の免許停止処分
「あおり運転をする人」に共通する心理とは!?セルフカウンセリングで「あおり運転の原因」を自己分析してみよう!!
「あおり運転」をする3つの原因とは!?
では何故、人はあおり運転をするのか?
車の運転には、イライラ、ストレス、怒りがつきものです。
周囲に何もなく、思いのままにアクセルを踏めれば、ストレスなくイライラも怒りが湧くこともありません。
しかし、そうは行きません。
そこで、あおり運転をする人の原因を書いていきたいと思います。
セルフカウンセリングしながら読み進めていただきたいと思います。
①ストレス解消
極端に車間距離を詰めてきたり、ウインカーも出さずに割り込んできたり急にブレーキを踏んだり、過剰にクラクションを鳴らす。
こうしたあおり運転をしてしまう人は、日ごろから仕事やプライベートで大きなストレスを受けており、それに対して防衛本能により攻撃的になってしまうと言われています。
あおり運転をすることで、日頃のストレス解消になってしまっています。
②車に乗ることによる「匿名性」
車という密室空間が人に匿名性を持たせてしまい、ストレスが溜まっている人の攻撃性を引き出す原因になってしまいます。
ネット上の掲示板への過激な書き込みのように、人は匿名になると責任感を失います。
それと同時に、車という鉄の器に「自分は守られている」と錯覚してしまいがちです。
そして、危険になったら逃げられるというのも気が大きくなる原因の一つだと思います。
普段の性格は温厚なのに車を運転すると、性格が豹変する人がいます。
そういう人が、大きな車に乗ったり、高級車に乗ると余計に過激になるとも言われています。
大きな車や高級車に乗ることで優越感がプラスされ気が大きくなるからです。
③自己愛が強い
あおり運転をする人は自己愛が強く、誇大妄想を持ちやすいと言われています。
スピード感による爽快感や、ハンドル一つでどこにでも行ける開放感は、運転することの魅力でもあります。
しかし、自己愛が強いがために、普通のスピードでは爽快感や開放感を味わうことができません。
ですので、危険な運転によって、相手を攻撃して恐怖感を与えることで、自分は万能であることや優位であるということを実感しようとしてしまいます。
また最近では、このような興味深い調査結果も出ているようです。
※参考サイト:「あおり運転、危ないナンバー1万台調査リスト」
あおり運転をしてしまう「車のナンバー別悪質ランキング」というのが公表されました。
危険運転などの投稿があった車のナンバーの傾向をランキングしたものです。
- 1位 8888
- 2位 ・・・1
- 3位 8008
このナンバーを持っている人が全員危険運転をしているのではなく良識ある運転をしている人の方が多いと思います。
ただ、印象に残りやすい、覚えやすいといったところで通報が多いと考えられます。
地名別の悪質車両ランキングでは、
- 1位 横浜
- 2位 名古屋
- 3位 浜松
やはり登録台数の多い地域が上位にあり、悪質運転と地域性を短絡的に結びつけることはできませんが、あおり運転を警戒する意識の中で、こうした情報は頭の隅に入れておいてほしいと思います。
「あおり運転をしてしまう人」の対策方法とは!?ポイントは誰にでもできる「感情のコントロール」を工夫すること!!
自分を感情のコントロールをする
運転中、譲ってもらえなかったり、強引に割り込まれたりすることは誰でもあると思います。
そんな時、普通の人はムカッとはきますが、それ以上の反応はしません。
ただし、あおり運転をしてしまう人は、カッとなった時に自分の衝動を抑えることができないため、衝動の赴(おもむ)くままに行動をしてしまいます。
その行動を規制するために、自分の思考と行動を工夫することが大切になります。
一般道路であれば、いったん路肩に止めたり、コンビニの駐車場に止め大きく深呼吸をしたり、冷たい飲み物を飲んだり、外の空気を吸ったりストレッチしたり体をほぐすことをオススメします。
運転から離れることで、気持ちが冷静になります。
高速道路であれば、大きく息を吐き、呼吸を整えながら、次のサービスエリアまで目の前の運転に集中して下さい。
どうしてもイライラが収まらない時は、車の中で何度も大きくため息をついたり「馬鹿野郎」でもかまいませんので感じた思いを言葉に出し、感情を解放させることで気分が楽になります。
そして、サービスエリアについたら、冷たい飲み物を飲んだり、ストレッチをしたり、時間に余裕があれば少し仮眠をすることをオススメします。
きっと気分がリフレッシュして気持ちよく運転することができると思います。
【まとめ】「あおり運転」をされた時の対処方法とは!?大切なことは「相手のペースに合わせない」ことと「物理的証拠を残す」こと!!
あおり運転にはとにかく冷静な対応を!
これから実際に自分が、ああおり運転にあったらどう対処すべきかを2つ書かせていただきます。
参考にして読み進めて、頭の隅に入れておいていただくことをオススメします。
対処方法①車から出ないで警察に通報する
まず、自分が今どういう運転をしているのかを確かめて下さい。
高速道路で追い越し車線を走っていたら、周囲の安全を確認しながら走行車線に移動して下さい。
スピードを落とすことで、追い越して通り過ぎてくれれば問題はありません。
しかい、しつこく追い回されたり悪質な場合は、パーキングエリア等に入るなど、相手の車から離れる工夫をし、相手との直接話し合うことを絶対に避けていただきたいと思います。
そして、車のドアや窓を開けずに警察に通報して下さい。
相手が車の外に出るように迫ってきても、車を傷つけてきても決して外には出ないようにして下さい。
対処方法②ドライブレコーダーで状況を録画しておく
あおり運転の車に合わないことが一番良い事ですが、対策としてドライブレコーダーを取り付けるのも良いかと思います。
先日の常磐道のあおり運転の事件があってから、車にドライブレコーダーを付ける人が多くなったそうです。
あおり運転だけでなく事故の際の状況証拠にもなりますから、付けるのも一つの方法です
ストレスを他人で発散するのは「カッコ悪い人間」でしかない!セルフカウンセリングの自己分析結果も今後の参考に!!
自分で自分の機嫌を取ることが大切!
いかがでしたか?
あおり運転続編を書かせていただきました。
少しは役にたちましたか?
あおり運転の取り締まりが強化されることを願いますが、一番は皆さんの運転マナーだと思います。
私も仕事柄、車の運転をよくします。
その時に思う事は「ここで意地悪する?」ということです。
皆が、譲り合いの精神で、ゆとりある運転をしていたら問題は起こりません。
ストレス社会で生きている以上、腹もたつことがあるとは思いますが、運転でストレスを解消させようと思わずに、違う解消方法を見つけていただけたらと思います。
問題を起こすところまではやってはいないが、ついついその時の感情であおり運転に近い事をしてしまっているという人は、一度カウンセリングを受けてみることをオススメします。
問題を起こす前に、感情のコントロールができるように認知行動療法を、もしくは感情のコントロールトレーニング等に参加することもオススメします。
あおり運転をすることで自分だけではなく、周りの人も不幸にするということを理解して運転をしていただきたいと思います。
遠藤まなみでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ

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