あおり運転をしないように常に心がけている女性ドライバー

 

代表カウンセラーの遠藤まなみです。

▶ 遠藤まなみのプロフィール

 

あなたは、車を運転する時に「怒りのコントロール」ができますか?

 

東名高速道路で起こったとっても悲しい事故をきっかけに、運転マナーについて連日取り上げられていますが、少なくなるどころか、増えている状態に本当に驚いています。

 

自分が気を付けていても巻き込まれてしまうことがある「あおり運転」、加害者になっても、被害者になっても不幸なことです。

 

そこで今回は「あおり運転は心の病」について書かせていただきます。

 

 

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あおり運転はとても危険な行為なのに、どうして車を運転すると凶暴で攻撃的なドライバーになってしまう人が多いんだろう。車を運転する時の「怒りのコントロール」にはなにかコツがあるのかしら?

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「あおり運転は良くない」と理解していても、「怒りや感情」が勝ってしまっているのが原因だね。今回はセルフカウンセリングで「あおり運転の感情指数」をチェックできるからぜひ参考にして欲しいね。それではまなみ先生よろしくお願いします!


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人はなぜ「あおり運転」をするのか!?交通事故の85%は「怒りの結果」という事実!!

 

車の運転には、イライラ・ストレス・怒りがつきものです。

もしも周囲に何もなくても、思いのままにアクセルを踏めば車はかなりのスピードで走ります。

 

しかし実際は、そうは行きません。

するとドライバーはイラつき、自分の行動が妨害されたと怒りを感じます。

 

車の運転は、怒りに溢れています。

イギリスの研究によれば交通事故の85%は怒りの結果と言われています。

怒りの感情を行動に表せば「攻撃」で、運転では「あおり運転」になります。

 

歩いている時には、私たちは怒りを感じても簡単には攻撃はしませんが、車に乗ると攻撃的になってしまう人が多くいます。

自動車を運転している時のドライバーはみんな鉄の鎧を着て、守られている感じがしてしまいます。

お互いに顔も見えず、名前もわからない、匿名性が高い状況だからです。

 

匿名性は、攻撃行動を増加させることがあります。

さらに長く続くご近所づきあいとは違い、道路上では、ほんの一瞬の短い人間関係になり、これも攻撃行動がしやすくなる原因の一つです。

 

対面場面では、相手の表情が見えますから相手の表情が曇れば笑顔にさせようとします。

しかし、自動車に乗っていると相手の顔が見えないために、気がつかないうちに相手を不安にさせたり不愉快にさせることがあり、時には感情も行動もエスカレートしやすいのです。

 

自動車の運転席は、本来重さ1トンの鉄の塊を時速100㌔で運転している責任重大な場所です。

 

ところが車の密閉空間が、感情表現の場になってしまうことがあり音楽を聴いたり、おしゃべりを楽しみながら爽やかにドライブするならいいのですが、イライラの怒りの発散場所と勘違いしてしまうので気をつけて下さい。

 

 

あおり運転の「加害者・被害者」にならないためには!?セルフカウンセリングで今すぐあなたの「あおり運転-感情指数」をチェック!!

 

JAF調査によれば、ドライバーの97.4%が「運転マナーを意識している」と回答しています。

ところが、同時に94.3%のドライバーが「あおり運転をされたことがある」と回答。

 

誰がみても乱暴なドライバーもいますが、本人的には全く意識していないのに相手は威圧感を感じているなんてこともあるかもしれません。

後ろの車は、ちょっと車間距離を詰めただけと思っていても、前の車はあおられたと感じることもあると思います。

 

さらに威圧感を感じて仕返しをして来たり、抜きつ抜かれつのレースのようになってしまうととても危険です。

何気ない追い越しをしただけなのに、相手が感情を害して過剰反応することもあると思います。

 

怒っている人のほとんどは自分が悪くないと思っており、報道によれば東名高速のあおり運転事故の被告も、腹をたてるとあおり運転を行い「相手の車を無理にでも止めて相手を謝らせよう」としたと同乗していた女性が証言しています。

自分は正しいと信じているわけです。

 

そこでこれから、セルフカウンセリングであなあたの「あおり運転-感情指数」チェックをしてみて下さい。

 

あおり運転-セルフカウンセリング15

  • 過去に一度でも経験があればYESとなります。
  • YESのチェック項目がいくつあるかを覚えておいて下さい。
  • 自分に嘘をつかず、できるかぎり正直に答えて下さい。
左右折先の横断歩道に歩行者がいたら邪魔と思ってしまう。
信号のない横断歩道付近に歩行者がいても止まらない、譲ったことがない。
運転中につい「何だよ」「「ムカつく」と口走ってしまう。
自分の車に対して追い越しをかけた車を加速して妨害したことがある。
前方の遅い車に対してあおり運転、車間距離を詰める運転をしたことがある。
歩行者に対してクラクションを鳴らしたことがある。
クラクションを鳴らされると腹が立つ。
自分の車の左を走る自転車やバイクが邪魔だと思う。
制限速度以上で走らない車に腹がたつ。
合流で入れてやらないことがある。
渋滞ではイライラする。
車線変更を繰り返して流れよりも早く走るのは気持ちがいい。
高速で右車線で走り続けたことがある。
交通トラブルで相手に対して手をだしたり車を蹴ったりしたことがある。
少しことでイライラしてしまう。

 

あおり運転セルフカウンセリングチェックはいかがでしたか?

結果、あなたはいくつYESがありましたか?

 

上記、全項目で該当するYESの数が、

10個以上の場合
あおり運転をする危険度はとても高く、今後重大な交通事故を起こす可能性があります。今すぐ運転免許証を返納し、他人に運転してもらった方がいいかもしれません。
7~9個の場合
あおり運転をする危険度はかなり高く、すでに無自覚であおり運転をしている可能性があります。教習本をもう一度読み直して、自分の運転を振り返ってみて下さい。
4~6個の場合
あおり運転をする危険度はやや高く、急ぎや疲れが溜まっている時にイライラしてあおり運転をしやすい傾向があります。運転免許を取得した時の感動を思い出してみて下さい。
3個以下の場合
あおり運転をする危険度は非常に低く、今と同じ心構えで安全運転をしていれば、交通事故を起こす可能性も極めて低いと言えるでしょう。正真正銘の「優良ドライバー」です。

 

 

「攻撃的ドライバー」には「百害あって一利なし」!大切なことは「感情のコントロール」と「相手への思いやり」!!

 

私たちの心には、怒りの種が潜んでいます。

人間はきっかけや条件などがあれば、相手を攻撃したくなる生き物でもあります。

 

強い刺激を好む人の中には、カーレースのような運転をしたくなる人、クラクションを鳴らしやすい人、カッとなりやすい人がいます。

 

そのような人は自分の性格を自覚して安全運転を心がけて下さい。

あなたの乱暴な運転が周囲の人をイラつかせ、さらに乱暴な運転を呼び起こしているかもしれません。

 

一方、運転には不安がつきものです。

特に穏やかな性格で不安を感じしやすいドライバーもいます。

 

必要以上に不安を感じて加速が足りなかったり、左右に寄りすぎたり、不必要にブレーキを踏むドライバーもいます。

その不安定な運転が周囲をイラつかせることもあります。

 

スムーズな運転が大切になります。

運転する時には、自動車の整備が必要なようにドライバーの心の整備も重要になります。

 

自動車の運転に限らず多くの事故は疲れ・焦り・怒りから生まれています。

ひとたび事故が起きれば、当事者だけでなくその家族や関係者などたくさんの人間に多大な迷惑をかけ、多くの時間を奪うことになります。

 

つまり攻撃的な運転には「百害あって一利なし」なのです。

 

前の車がゆっくりでも焦らず、追い抜かされてもイラ立たず安全運転を心がけてほしいと思います。

コツは車で移動できることを「当たり前」ではなく「感謝」という気持ちに変えてみることです。

 

そして、あおられたと感じてもあおり返さないことが鉄則です。

また、感情のコントロールができないと思うのであれば、専門のカウンセラーについて感情のコントロールトレーニングやカウンセリングをするのも効果的だと思います。

 

今回の「あおり運転セルフカウンセリング」の結果も、ぜひ今後の車の運転の参考にしてみて下さい。

 

遠藤まなみでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ

 

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まなみ先生ありがとうございました!最後まで読んでいただきありがとうございます!

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