初対面にも関わらず、常にタメ口で話をする左側の女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

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あなたの周りに、目上の人に対してタメ口で話す人はいませんか?

また、あなた自身も敬語で話すべき相手にタメ口で話していること、ありませんか?

 

タレントやお笑い芸人などの中には、敬語を使わず会話をして愛嬌や親近感で好感度を得ている人たちがいますね。

 

芸能界に限らず世間にも少々勘違い気味の、敬語を使わずタメ口で話してくる人がいると思います。

 

敬語を知らないのか、嫌いなのか、はたまたなめられているのか、どんな心理でタメ口を使っているのでしょうか。

 

今回は、タメ口で話す人の心理や、タメ口で話す人への対処法などについてお話ししていきます。

 

シェリ♀シェリ♀

たしかに初対面の人に対しても「タメ口で話す人」って多いよね。育ってきた環境や誰かの影響、特に最近では「タメ口キャラ」で高感度を得ているタレントやお笑い芸人などの影響を受けている可能性もあるようね。でもそんな「タメ口で話す人」には、いったいどんな心理が隠されているのかな?身近に「タメ口で話す人」がいる場合は、どんな風に対応すればいいのかな?

ルーク♂ルーク♂

今回は「タメ口で話す人」に共通する「8つの心理」や「3つの対処法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「タメ口で話す人の心理」を自己分析できるから「初対面の人でもタメ口を使ったことがある人」「身近にタメ口を使っている人がいる」という人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!


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まず、「タメ口」という言葉をよく知らない人のために説明します。

タメ口 読み方:ためぐち
敬語や「です」「ます」などの丁寧体を含まないような話し方の総称。特に、目上の相手や年上の相手に対して、同年齢の友人と接する時と同じような話し方をすることを指す場合が多い。「タメ口でしゃべる」「タメ口でいいよ」などと使われる。

 

学生時代なら、同じクラスになった人たちは一部の例外を除けば皆同い年です。

ですから、最初から敬語で話しかける人はそうそういないと思います。

 

「よろしくね。」「どこに住んでいるの?」など、初めからタメ口で話すでしょう。

 

しかし、社会に出ると“同じグループ=同い年”は通用しなくなります。

会社や取引先、お客様、大人の習い事、ご近所さんなど、年齢も関係性も様々です。

 

見かけで明らかに年上年下とわかる人もいますが、年が近いとわかりません。

 

そこで初めは皆、敬語で話し出すと思います。

「よろしくお願いします。」「どこに住んでいらっしゃるんですか?」など。

 

日本語はたくさんの敬語が存在する、世界の中でも特殊と言える言語です。

尊敬語、謙譲語、丁寧語、とややこしさを感じることもあるでしょう。

 

世界の言語でも敬語のような言葉は存在しますが、これほどまでに敬語が複雑で深い言語はそうそうありません。

 

敬語を正しく使える人にとって敬語は常識であり、人間関係を円滑にするためのものですが、中には上手に敬語を使うことができない人もいます。

 

しかし、正しく使えなくとも使おうとする姿勢や、相手を敬う気持ちが見えれば、実際それほど問題はないかもしれません。

 

では、相手に違和感を覚えさせたりイラッとさせたりするようなタメ口を使う人は、どのような心理を持っているのでしょうか。

 

以下に詳しく説明していますので、チェックしていきましょう。

 

 

「育った環境」「親近感重視」「優越コンプレックス」!?「タメ口で話す人」に共通する「8つの心理」とは!?

セルフカウンセリングで分かる「タメ口で話す人の心理」

それでは、タメ口で話す人の心理を8つ説明していきます。

この8つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。

 

あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。

 

【タメ口で話す人の心理①】敬語を使えない

敬語の使い方を知らない人です。

 

一般的に考えれば敬語は自然に身につくものですが、今まで本人の育った環境では敬語を使わなくてもよかったのでしょう。

 

学生時代先輩と関わる機会がなかったり、敬語を使わなくても怒らない先生ばかりだったりで、教えてくれる人がいなかったのかもしれません。

 

特定の人としか関わってこなかったと思われるコミュニケーション能力が低い人だと言えます。

 

【タメ口で話す人の心理②】使い分けができない

年下の上司や年上の後輩など、少々難しい関係性の時に臨機応変が利かない人です。

 

本来なら、わからなければとりあえず敬語で話せばいいものを、面倒くさい、バカにされたくない、などの気持ちからタメ口で話してしまいます。

 

【タメ口で話す人の心理③】自分と同じレベルだと思っている

年上だろうが先輩だろうが、本人としては自分とそれほど大差ないか、もしくは相手の方が下だと思っている人です。

 

大して調べもせずに、見た目や雰囲気などの勝手な判断で決めつけます。

そのため、平気だろうと高を括ってタメ口で話してしまいます。

 

【タメ口で話す人の心理④】小さく反抗している

本来は敬語で話すべき相手だと理解しているものの、尊敬できなかったり嫌ったりしている目上の人に対しては、ささやかな抵抗として時折タメ口を使います。

 

自分の方が本当は実力的に上だと感じながらも、その相手を抜かせないことにイライラ感を持っている人です。

 

【タメ口で話す人の心理⑤】自分の方が偉いと思っている

自分に役職が付いていたり、自分は正社員で相手がパートだったりすると、年齢や年歴、資格、実力などはどうあれ、自分の方が偉いと思っています。

 

その為、敬語を使う必要などないと感じており、また、優位をアピールするためにわざとタメ口を使っているところもあります。

 

固定観念が強く、自己中心的な考え方を持っている人です。

 

【タメ口で話す人の心理⑥】深く考えていない

敬語の重要性を考えていない人です。

 

本人自身敬語に堅苦しさを感じていたり、海外育ちで敬語に馴染みがなかったりするのかもしれません。

 

悪意はなく、自由に生きている人だと言えます。

敬語を重んじる人にとっては、価値観の差を強く感じさせる人です。

 

【タメ口で話す人の心理⑦】仲良くなりたい

相手と仲良くなりたい、深く関わりたいと思っているために、敬語という壁を感じさせる言葉をあえて取り払ってしまった人です。

 

先輩と後輩、スタッフとお客様、などという立場的な関係性よりも、本人的には色々と考えた上で親近感を重視しているのかもしれません。

 

【タメ口で話す人の心理⑧】目立ちたい

敬語を使うべきところであえて敬語を使わずタメ口で話すという、個性的なキャラを演じようとしています。

 

タメ口で多少失礼な表現だったとしても、自分なら許されるだろうと甘い考えを持っています。

目立ちたい、人気者になりたいという気持ちが強いあまり、常識を無視する傾向がある人です。

 

 

セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?

自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?

 

自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、自分や自分の周囲でのコミュニケーションの在り方を今一度見直していきましょう。

 

そして、社会的立場や敬語の重要性について考えましょう。

 

 

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それでは続いて、タメ口で話す人への対処法をお話ししていきます。

できそうな方法があれば、挑戦してみてください。

 

【タメ口で話す人への対処法①】注意する

自分の方が上の立場なのであれば、敬語を使うようにきちんと注意しましょう。

 

その際、自分に対してというよりすべての目上の人に対して、という意味合いで指摘するのが良いでしょう。

 

指摘することは決して悪いことではないので、感情的にならずに冷静に伝えてください。

 

【タメ口で話す人への対処法②】周りの人に相談する

直接相手に注意することが難しいなら、周りの人にタメ口で話かけられていい気がしないということを相談してみましょう。

 

その人がタメ口で話す人へ遠回しに指摘してくれないかお願いするのも一つです。

 

その際はできる限りコミュニケーション能力のある人に頼るほうが、角が立たないように伝えてくれるのでおすすめです。

 

また、決して悪口にならないように、周りの人に伝えましょう。

 

【タメ口で話す人への対処法③】放っておく

常識をわきまえずタメ口で話してくる人には、あまり関わらず放っておくのが得策です。

 

タメ口で話して何がいけないの?と開き直っていたり、自己の歪んだプライドがあったりするせいで、わざとタメ口を使っている人も多いので、相手にせず常識のない人として同じ土俵に立つのをやめましょう。

 

自分ではどうにもならない場合は!?

実際のところ、すでにタメ口が定着してしまっている場合は、きちんと指摘しなければ改善は見込めません。

 

ある意味、なめられてしまっていることがほとんどですから、勇気を出して「私は上司なので、タメ口ではなく敬語を使ってもらえますか?」などとはっきり相手に伝えましょう。

 

もし、伝えることができないのであれば、後は実力で差を見せつけるしかありません。

会社なら努力して技術や成績で優位であることを示しましょう。

 

習い事やご近所さんなどなら、丁寧に冷静で落ち着きを見せ、自分の方が大人であることを示しましょう。

 

決して弱々しいところは見せずに、堂々としていてください。

もし、相手が察しの良い人なら、それで気づいてくれることもあるでしょう。

 

どのように対処すればいいか悩んだ場合は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けて人間関係を壊さずに解決できる方法をカウンセラーと一緒に見つけ出しましょう。

 

 

【まとめ】「タメ口で話す人」から敬語もタメ口も「TPOで使い分けられる人」へ!大切なことは「言語コミュニケーション能力」を身に付けること!!

「人の振り見て我が振り直せ」。自分は正しく使えていますか?

これまで、タメ口で話す人についてお話ししてきましたが、自分自身のコミュニケーションのやり取りを思い返してみてください。

 

目上の人はもちろん、初対面の人や年下の先輩、年上の後輩、年下だけれど実力が上の人など、そんな人たちに対して、きちんと敬語を使えていましたか?

 

お互いが了承したうえでタメ口になるのは問題ありませんが、自分の勝手な感覚でタメ口に切り替えて、相手に不快な思いをさせてはいないでしょうか。

 

もし、思い当たる相手がいたとしたら、ぜひ相手に一度尋ねてみてください。

 

「今まで良いと思って勝手にタメ口を使ってきてしまったけれど、大丈夫だった?嫌な思いしてない?」などと。

 

仲良くなるためにタメ口を使うのはとても有効な手段ではありますが、使い方やタイミングを間違えると印象は一気にダウンしてしまいます。

 

正しく言葉を使えるように、時にはコミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりすることをおすすめします。

 

敬語もタメ口も上手に使い分けできるようになるといいですね。

あなたが良好な人間関係を築いていけることを願っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

杉本もゆるでした。

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

シェリ♀シェリ♀

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ルーク♂ルーク♂

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