カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに論破しようとする人はいませんか?
またあなた自身、論破しようとする人ではありませんか?
暴力ではなく議論で解決を図り、相手の矛盾点を突き、論破する…カッコイイようにも聞こえますが、実際のところ、論破しようとしている人を見るとカッコイイとは思えないことが多々あると思います。
論破しようとする人は冷静な人のようで、実は冷静さに欠けていることも多いのです。
そんな論破しようとする人には、どのような心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は、論破しようとする人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

よくコミュニケーションや人間関係で悩んでいる人の多くが、論破好きや評論家、また人の間違いをよく注意する人だと言われているけど、どうして人は相手を論破したがるのかな?またそんな「論破しようとする人」には、いったいどんな心理が隠されているのかな?相手を論破してしまう自分を改善する方法があったらぜひ教えて欲しいね。

今回は「論破しようとする人」に共通する「7つの心理」や「6つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「論破しようとする人の心理」を自己分析できるから、「過去に相手を論破してしまったことがある人」や「身近にいつも論破してくる人がいて困っている」という人にはぜひ参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
【よく読まれているおすすめの関連記事】
論破したがるのは男性に多い傾向あり!?なぜ人は相手を論破しようとするのか!?
話し合いを勝ち負けだと勘違いしていませんか?
そもそも、論破とはどのような意味かというと、「議論して相手の説を破ること」を言います。
※参考サイト「goo辞書(論破 ろんぱ)」
つまり、相手と意見が対立している時などに、自分の考えの方が正しいということを議論して納得させることです。
言い方を変えれば、言葉で相手を言い負かす、といったところでしょうか。
論破しようとする人は、特に男性に多い傾向があります。
女性はどちらかというと調和を重視する傾向にありますが、男性はそもそも会話に深い意味を持たせる議論を好み、勝ち負けのあることが好きです。
協調性よりも優位に立ちたいという意識の方が強いのです。
それは何万年も昔から、私たちの中に存在するいわば本能のようなものです。
男性にとっては、狩猟で獲物を狩った時と同じように、相手を論破した時がとても快感なのです。
その相手が誰であっても。
以下に詳しく論破しようとする人の心理について説明していきますので、一つ一つチェックしていきましょう。
「優位に立ちたい」「認められたい」「黙らせたら勝ち」!?「論破しようとする人」に共通する「7つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで分かる「論破しようとする人の心理」
それでは、論破しようとする人の心理を7つ説明していきます。
この7つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①優位に立ちたい
相手よりも優位な体勢に持ち込みたいと強く思うあまり、論破しようとする人です。
マウントをとり偉くなって、その場のリーダー的な存在になりたい、勝者になりたいと思っています。
弁が立つ自分に対して、酔っているところもあります。
②認められたい
他人から、「すごい!」「偉い!」「賢い!」などと思われたがっている承認欲求の強い人です。
おしゃべりであること以外にそれほど優れて目立っているところもないので、相手を論破して他人から認めてもらいたい、称賛されたいと思っています。
③自分の思うようにしたい
勝ちたいという気持ちもありますが、それよりも自分が描く理想通りに事を進めたいという自己中心的な考え方を持った人です。
他人にどう思われようと、自分の考えを押し通そうとします。
話の内容は屁理屈が多く、自分の都合の良いように話を進めるところがあり、他人の話を聞く力に欠けた少々お子ちゃまな人です。
④冷静でいたい
自分自身が冷静さを失わないようにするために、議論を続けようとする人です。
探求心があり、物事を深く考えることのできる人ですが、考えることをやめたくないと思うあまり、他人の感情を無視したり、相手の立ち入ってほしくない内容まで踏み込んだりして、相手を傷つけることがあります。
⑤納得したい
自分は間違っていない、正しい考え方を持っている、ということを自分自身が認めたい、納得したいと思っている人です。
相手を論破することで、自分が常識ある人間であること、賢い人間であることを再確認したがっています。
自分がスッキリするために、他人を利用しようとしているところがあります。
⑥負けず嫌い
何においても、誰においても、とにかく負けることが嫌いな人です。
相手の意見を呑んだり理解したりすることは負けだと考えており、相手に反論させたくないので屁理屈だろうと何だろうととにかく話し合いに勝とうとします。
相手が納得しようとしまいと、黙らせたら勝ちだと思っているところがあります。
⑦沈黙が苦手
会話をしている中で沈黙をとても嫌がる人です。
案外小心者で、相手の気持ちを汲み取るのも苦手なので、会話の相手が黙ると何を考えているのかわからず不安を感じます。
沈黙を避けるために間髪入れずに永遠と話し続けて、相手が折れると議論に勝った気になっています。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、仕事でもプライベートでも相手の意見を聞き入れることができているか見つめ直し、すべての話し合いを勝ち負けで考えてしまっているところがあるなら、改善させていきましょう。
でないと、あなたの信頼はどんどん失われていってしまいます。
「論破しようとする人」を今から辞めてみませんか?コミュニケーションスキルも向上する「6つの改善方法」を徹底解説!!
相手を論破するのは「未熟者丸出し」だと気付くこと
それでは、論破しようとする人の改善方法を説明していきます。
自分は相手を論破しようとしてしまうところがあるという人はもちろんのこと、そのようなクセがない人も以下に説明することはコミュニケーションにおいてとても重要なことなので、意識していきましょう。
①勝ち負けという概念を捨てる
人にはそれぞれ価値観・捉え方があり、常識もいます。
議論をしたところで答えがないこともあります。
つまり、多くのことは正解がないのです。
勝ち負けではなく、どうしたら今よりも良い状態になるのか、というところに意識を向けて話し合いましょう。
②感情のコントロールをできるようにする
論破しようとする人は、自分では冷静でいるように思っているかもしれませんが、実は冷静でいられていない人が多いです。
言い方が高圧的になっていたり、相手を傷つけることをわざと言ったりしています。
ムキになって相手をねじ伏せようと思ってしまうのであれば、それはもう冷静ではありません。
専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして、感情をコントロールできるようにしていきましょう。
③聞く技術を身につける
論破しようとする人は、話す力には長けていても聞く力に欠けていることが多いです。
自分の思いをぶつけるばかりで相手の意見を無視したり、真意を理解できていなかったりするようでは本当の議論や話し合いではありません。
落ち着いて相手の話を聞き、内容を理解した上で自分の意見も伝えましょう。
④共感力を身につける
論破しようとする人は、論理性・合理性を重視するあまり、相手の感情や思いやりを無視してしまうところがあります。
仕事ではそれが通用するかもしれませんが、プライベート、特に家庭ではそうはいきません。
論理性・合理性だけで夫婦や親子の関係はうまくいかないことを学び、他人の気持ちを汲み取り理解し、尊重する心を養いましょう。
⑤深呼吸して間を作る
論破しようとする人は、相手を打ち負かすために間髪入れずにペラペラとしゃべり続けるところがあります。
聞いている側からすると、高圧的でうるさく、言っていることも理解しづらくなります。
また、このような話し方をしていると、つい口が滑って本当は思っていないことを言ってしまったり、相手を傷つけてしまったりします。
話し合う際は、深呼吸して間を作り、落ち着きを持ちましょう。
⑥劣等感を克服する
論破しようとする人は、負けたくないという意識が強い人です。
それには劣等感が強いことが関係している人がほとんどです。
劣等感が強いからこそ、負けたくない、優位でいたいという思いが強くなります。
自分では気づいていなかったり、心の奥底に隠してしまったりしていることもあるので、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして、劣等感を克服していきましょう。
劣等感から解放されれば、今よりも断然生きやすい人生を送れるようになります。
【まとめ】「論破しようとする人」を卒業して「認め合える人」へ!大切なことは相手に対して「感謝」「尊重」「否定しない」ということ!!
時代は多種多様の考え方!相手を論破するのはナンセンスでカッコ悪いだけ!!
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
出来そうなものからで構いません。
良い人間関係を築いていくために、改善しながら変わっていきましょう。
大切なことは勝ち負けではありません。
議論、話し合いをした結果、どうすればより良い状態になるのか、です。
家族や恋人と、どちらが正しいのか争う必要は本当にあるでしょうか。
正しいか正しくないかではなく、お互いを認め合った上でお互いが納得できる結果を見つけ出しましょう。
言葉は時に刃物にもなります。
何よりもまず、思いやりの気持ちを持って、すべての人と接しましょう。
あなたがより良い人間関係を築いていけることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

もゆる先生ありがとうございました!最後まで読んでいただきありがとうございます!あなたのお役に立てれば幸いです!良かったら「いいね」や「ツイート」などよろしくお願いします!!

ほかの記事もたくさんあるので読んでもらえると嬉しいです!無料メルマガもぜひ登録してみてください!只今プレゼントキャンペーン中です!▶ 詳しくはココをクリック!!