ストレスに負けないメンタルトレーニングをしている女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

近頃よく耳にする、「キレる大人」。

あなたも耳にしたことがありませんか?

そもそも、人はどうしてキレるのでしょうか?

 

また「キレやすい人」は、精神的にも

大きなリスクを背負っているとも

言えるんです。

 

今回は、

「キレる人とキレない人の違い」と

「怒りのコントロール方法2種類」を

お伝えしていきます。

 

 

コタロウ♂コタロウ♂

キレる人とキレない人の違い?ひょっとして子供の頃の経験に原因があるのかな?

サクラ♀サクラ♀

今回はすぐに実践できるメンタルトレーニングも教えてもらえるみたい。もゆる先生よろいくお願いします!


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キレる人とキレない人の違いは?キレやすい人に迫る危険性!!

 

では、キレる人とキレない人の違いは

どこにあるのでしょうか?

 

それは、その人にどの程度

「フラストレーション耐性」

があるかで決まってきます。

 

フラストレーションとは、

ざっくり言うと欲求不満ということです。

 

自分がしたいことが叶えられない

という状況と、それによる不満が

同時に起こっている状態のことを

指します。

 

フラストレーションがたまると

イライラした気持ちが続き、

ストレスの原因になります。

 

これをうまくコントロールできない人は、

「攻撃」=「キレる」という行為で

ストレス発散をしようとするのです。

 

現代人はフラストレーション耐性の

低い人が多いといわれています。

 

それは、

適切な自己主張ができない人や、

幼少期に我慢することが少なく、

フラストレーションに慣れていない人が

非常に増えているからです。

 

このフラストレーション耐性が低いと、

些細な事でキレやすかったり、

心の病気になりやすかったりします。
※参考文献「医療法人和楽会-すぐにキレる
非定型うつ病が増えている。特に若い女性は要注意!-」

 

フラストレーション耐性が高い人は、

世の中には理不尽なこともあり、

自分の欲求がいつも叶えられるとは

限らないと理解している人です。

 

このような人たちは「しかたない」と

現実を受け止めることができます。

 

 

今すぐできる2つのメンタルトレーニングで自分の怒りをコントロール!!

 

フラストレーション耐性を

身に付けることができれば、

キレることなく、ストレスもたまりにくい

生活が送れるでしょう。

 

しかし、それには時間を要するので、

まずは自分自身で怒りをコントロールする、

というところから練習してみましょう!

 

 

1,怒りが湧き上がってきた時に効果絶大の「ストップ法」

 

怒りの感情が湧き上がってきたら、

その怒りに対して「ストップ!」と叫ぶ。

 

もしくは、「ストップ」と書いた小さなカードを

いつでも取り出せるように用意し、

怒りが湧き上がってきた時、

そのカードを取り出して見つめる。

 

 

2,普段からトレーニングしておくと便利な「自己説得法」

 

<自己説得法の流れ>

1,把握 自分が怒っているということを認識し、状況を把握する。
2,検証 自分の怒りが正当かどうか検証する。
3,正当性 怒りが正当な場合、解消法を検討する。思いつかなければ正当でない場合は「時間の無駄だ、違うことに時間を費やそう!」と自分を説得する。また、怒りが正当でない場合、見当違いな怒りであることを冷静に自分に言い聞かせる。
4,イメージ 「3,」で考えた解消法を行動した場合の結果や、それがよいかどうかイメージする。
5,再確認 まだ怒りが残っているか確認する。この段階で冷静になっていることもある。
6,「3,」で考えた解消法を実行 実行して怒りが消えたら成功。消えなければ他の方法を考える。

 

今ご紹介したメンタルトレーニングは、

とてもシンプルですが効果は絶大です。

 

少しずつ練習していくことをおすすめします。

 

ただし、怒りを抑制してばかりでは

ストレスがさらにたまってしまいかねません。

 

誰かに愚痴を聞いてもらったり、

スポーツをして体を動かしたり、

没頭できる趣味を見つけたりして、

どこかにはけ口を用意しておくことも大事です。

 

自分のストレス解消方法を見つけ、

今回紹介した2つのメンタルトレーニングと

併用しながら、「ストレスに負けない自分」を

手に入れてください。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる