カウンセラーの杉本もゆるです。
近頃よく耳にする、「キレる大人」。
あなたも耳にしたことがありませんか?
そもそも、人はどうしてキレるのでしょうか?
また「キレやすい人」は、精神的にも
大きなリスクを背負っているとも
言えるんです。
今回は、
「キレる人とキレない人の違い」と
「怒りのコントロール方法2種類」を
お伝えしていきます。
キレる人とキレない人の違い?ひょっとして子供の頃の経験に原因があるのかな?
今回はすぐに実践できるメンタルトレーニングも教えてもらえるみたい。もゆる先生よろいくお願いします!
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キレる人とキレない人の違いは?キレやすい人に迫る危険性!!
では、キレる人とキレない人の違いは
どこにあるのでしょうか?
それは、その人にどの程度
「フラストレーション耐性」
があるかで決まってきます。
フラストレーションとは、
ざっくり言うと欲求不満ということです。
自分がしたいことが叶えられない
という状況と、それによる不満が
同時に起こっている状態のことを
指します。
フラストレーションがたまると
イライラした気持ちが続き、
ストレスの原因になります。
これをうまくコントロールできない人は、
「攻撃」=「キレる」という行為で
ストレス発散をしようとするのです。
現代人はフラストレーション耐性の
低い人が多いといわれています。
それは、
適切な自己主張ができない人や、
幼少期に我慢することが少なく、
フラストレーションに慣れていない人が
非常に増えているからです。
このフラストレーション耐性が低いと、
些細な事でキレやすかったり、
心の病気になりやすかったりします。
※参考文献「医療法人和楽会-すぐにキレる
非定型うつ病が増えている。特に若い女性は要注意!-」
フラストレーション耐性が高い人は、
世の中には理不尽なこともあり、
自分の欲求がいつも叶えられるとは
限らないと理解している人です。
このような人たちは「しかたない」と
現実を受け止めることができます。
今すぐできる2つのメンタルトレーニングで自分の怒りをコントロール!!
フラストレーション耐性を
身に付けることができれば、
キレることなく、ストレスもたまりにくい
生活が送れるでしょう。
しかし、それには時間を要するので、
まずは自分自身で怒りをコントロールする、
というところから練習してみましょう!
1,怒りが湧き上がってきた時に効果絶大の「ストップ法」
怒りの感情が湧き上がってきたら、
その怒りに対して「ストップ!」と叫ぶ。
もしくは、「ストップ」と書いた小さなカードを
いつでも取り出せるように用意し、
怒りが湧き上がってきた時、
そのカードを取り出して見つめる。
2,普段からトレーニングしておくと便利な「自己説得法」
<自己説得法の流れ>
1,把握 | 自分が怒っているということを認識し、状況を把握する。 |
2,検証 | 自分の怒りが正当かどうか検証する。 |
3,正当性 | 怒りが正当な場合、解消法を検討する。思いつかなければ正当でない場合は「時間の無駄だ、違うことに時間を費やそう!」と自分を説得する。また、怒りが正当でない場合、見当違いな怒りであることを冷静に自分に言い聞かせる。 |
4,イメージ | 「3,」で考えた解消法を行動した場合の結果や、それがよいかどうかイメージする。 |
5,再確認 | まだ怒りが残っているか確認する。この段階で冷静になっていることもある。 |
6,「3,」で考えた解消法を実行 | 実行して怒りが消えたら成功。消えなければ他の方法を考える。 |
今ご紹介したメンタルトレーニングは、
とてもシンプルですが効果は絶大です。
少しずつ練習していくことをおすすめします。
ただし、怒りを抑制してばかりでは
ストレスがさらにたまってしまいかねません。
誰かに愚痴を聞いてもらったり、
スポーツをして体を動かしたり、
没頭できる趣味を見つけたりして、
どこかにはけ口を用意しておくことも大事です。
自分のストレス解消方法を見つけ、
今回紹介した2つのメンタルトレーニングと
併用しながら、「ストレスに負けない自分」を
手に入れてください。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる