カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに笑いながら怒る人はいませんか?
またはあなた自身、笑いながら怒る人ではありませんか?
怒る時、本来は表情も怒った顔をして真剣に言葉を発すると思います。
しかし、中には怒っているけれど笑う人がいます。
怒られる側からすると、どこまで本気かわからなかったり、逆に怖かったりします。
また、怒る側もそのような癖があると、本気にされなかったりバカにされたりしてしまうことがあります。
それは、自分で気づいている人も自覚のない人もいます。
笑いながら怒る人たちには、どのような心理があるのでしょうか。
今回は、笑いながら怒る人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

たしかに世の中には、「笑顔のカミナリ親父」「陽気な怒り屋」「笑顔と言葉がミスマッチ」といったようなイメージの「笑いながら怒る人」って男女を問わず沢山いるわよね。もちろん、怒りの感情を出すのは人間としてはごく自然なことかも知れないけど、顔は笑っていて言葉や行動が怒りというアンバランスな状況が、円滑だった人間関係を大きく悪化させているケースも多いみたい。そんな「笑いながら怒る人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「笑いながら怒ってしまう自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

今回は「笑いながら怒る人」に共通する「5つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「笑いながら怒る人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は笑いながら怒ることがある(怒りをオブラートに包んでマイルドにする、怒りを隠しながらも自分が上位にいることを示したい、怒りをストレートに出すことが不安、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、笑いながら怒る人がいる(ガチでキモい、精神バランスが歪んでいる、自分の人生劇場の中でシンプルに関わりたくない、心理を知りたい)」という人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生宜しくお願いします!
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本気なのか冗談なのかわからない!?笑いながら怒る人たち⋯その心理は?
人は発せられる言葉(言語)と、表情などのしぐさ(非言語)で相手の気持ちを察します。
ただ、この言語と非言語が一致しない場合もあります。
例えば、
- 「大丈夫」と言いながら泣きそうな顔。
- 「怒ってないよ」と言いながら怒った態度。
など。
すると私たちは、言語よりも非言語を優先してとらえる傾向があります。
だから、「本当はつらいんだろうな」とか、「やっぱり怒ってる」などと相手の気持ちを察します。
そのようなことと同じように、笑いながら怒る人がいます。
当カウンセリングルームにも、そんな笑いながら怒る人に関する相談が寄せられることはあります。
- 「職場に笑いながら怒ってくる上司がいる。どのくらい真剣なのかわからない。」
- 「部下の中に笑いながら後輩を怒る人がいる。笑うのをやめなさいと言ってもその癖がなおらない。」
- 「自分では真剣に怒っているつもりなのに、どうやら私は笑っているらしい。どうしたらいいのか。」
などと、困っている人は案外多いようです。
笑いながら怒る人には一体、どのような心理があるのでしょうか。
以下に詳しく説明しますので、チェックしていきましょう。
「必死に隠している」「不安や緊張がある」「落ち着かせようよしている」!?「笑いながら怒る人」に共通する「5つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで見えてくる「笑いながら怒る人の心理」
それでは、笑いながら怒る人の心理を5つ説明していきます。
この5つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①嫌われたくない
相手から、周りから、嫌われたくないという思いの強い人です。
怒りの感情はあるものの、人からどう思われるかを気にすることが癖になっているため、笑いながら怒ってしまっています。
本人は自覚のないことが多いです。
②必死に隠している
怒りの感情は強く持っていますが、相手にそれを悟られないようにと思っている人です。
本人は指摘程度の感覚で話しているつもりですが、相手にはバレてしまっています。
怒りの感情を表に出すことがよくないと思っているので、笑ってごまかしています。
③不安や緊張がある
怒りの感情は持っているものの、怒ることに対して不安や緊張を感じている人です。
自信がないなどのため、怒りをストレートに表現することができず、同時に笑ってしまっています。
年上の人や反抗的な人を怒ったりする時に起こりやすいです。
④落ち着かせようよしている
怒りの感情があふれだしそうになっているので、自分を落ち着かせようとしている人です。
笑顔をつくることで、自分の心の冷静さを保とうとしています。
怒ってはいけないという気持ちがそのようにさせています。
⑤怒り慣れていない
怒ることに慣れていない人です。
普段怒ることがあまりなかったり、感情をあまり表に出さなかったりする人なので、怒り方がよくわかりません。
自分でも高ぶる感情に戸惑っているところがあるので、相反する表現が出てしまっています。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションについて詳しく学んだり、感情のコントロールを今よりもできるようにしたりしていきましょう。
適切に感情を表現できるようになることで、人間関係が円滑になったり自身の心も安定したりしていくことでしょう。
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「笑いながら怒ってしまう人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、笑いながら怒ってしまう人のための改善方法を3つ説明していきます。
①自分の感情に気付き、素直になる
まずは自分の湧き起こっている感情に、素早く気付く必要があるでしょう。
怒りや悲しみだけでなく、喜びなどにも気づけるようになってください。
「自分は今怒りを感じているな」「私は寂しいんだ」などと、もう一人の自分が自分自身を観察する(セルフモニタリング)ような感覚で、感じ取ってください。
そして、ごまかすことなく、感情に素直になってください。
表に出すか出さないか、どのように表現するかはその後の問題です。アンガーマネジメントに関するセミナーに参加したり、個別で学んだりすることをおすすめします。
②伝え方を学ぶ
怒りの感情というのは悪いものではありません。
怒りという感情も人間にとって必要なものです。
大切なのはそれをどのように相手に伝えるかです。
適切に伝えることができれば、揉め事は起こりませんし、あなたの印象も悪くはなりません。
コミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりすることをおすすめします。
③カウンセリングを受ける
笑いながら怒ってしまう人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。
元々自覚があった人も、人から指摘されて気づいた人もいると思いますが、笑いながら怒る人には、何かしらの心理的問題が隠れているケースが多いです。
例えば、
- 人間関係やコミュニケーションに不安を感じている。
- 自信がない。
- 自己肯定感が低い。
- 人間関係でのトラウマがある。
- インナーチャイルドがある。
- 心の病になっている、もしくはなりかけている。
など、様々な理由が考えられます。
ただ、それを自分自身で見つけ出すのは難しいところです。
カウンセラーからカウンセリングを受けることで、あなたが笑いながら怒ってしまう原因を見つけ出し、あなたに合った方法で改善していくことができます。
また、カウンセリングを受けることで笑いながら怒ってしまう点だけでなく、メンタルが強化できたり、人間関係が円満になったり、生きづらさがなくなったり、自分との向き合い方がわかったりしていきます。
専門家の力を借りることで、効率的な改善が見込めます。
【まとめ】「笑いながら怒る人」から「怒りを適切に伝えられる人」へ!大切なことは「笑顔は優しさではないことを理解する」ことと「コミュニケーションスキルを磨く」こと!!
感情を正しく伝えることが重要!小さな怒りを手放すことで、人は大きく成長できる
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
怒りの感情任せに相手を怒鳴りつけたり、ヒステリックになったりするのは良くないことですが、笑いながら怒るという行為も相手を困惑させたり意味がなかったりして、良い怒り方だとはいえません。
笑う時は笑う、怒る時にはきちんと怒る、自分も相手も余計なストレスがかからないようにした方がよいでしょう。
怒り方によって人からの信用・信頼も変わってきます。
人から信用・信頼される人になるために、怒りの感情の出し方を変えていきましょう。
そして、良い人間関係、良い人生を手に入れていってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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