過干渉な人

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

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あなたの周りに過干渉な人はいませんか?

またはあなた自身、過干渉な人ではありませんか?

 

親、親戚、友人、職場、、、いたるところに過干渉な人っていると思います。

 

相手は親切心で関わってきてくれているのでしょうが、干渉される側からするとおせっかいに感じたり、ストレスがかかったりすることも多いです。

 

悪意からの言動でないからこそ、扱いが難しい過干渉な人。

そのような人には、一体どのような心理があるのでしょうか。

 

今回は、過干渉な人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

 

ルーク♂ルーク♂

たしかに世の中には、「世話焼きのプロフェッショナル」「GPSよりも精度の高い監視システム」「いつでもどこでもお節介配信中」といったイメージの「過干渉な人」って男女を問わず沢山いるよね。もちろん相手から求められてアドバイスしたり関わったりするのは、人としてとても素晴らしいことだけど、中には相手から求められてもいないのに、自分の考え方や価値観を相手に押し付けてしまうことで、人間関係を大きく悪化させているケースも多いみたい。そんな「過干渉な人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「過干渉になってしまう自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

シェリ♀シェリ♀

今回は「過干渉な人」に共通する「6つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「過干渉な人の心理」を自己分析できるから、「どちらかと言えば、自分は過干渉になってしまうことがある(自分の経験やアドバイスは価値のあるもの、放ってはおけない責任感や正義感、相手の人生を正しい方向へ導きたい、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、過干渉な人がいる(早く気づいてすぐにやめて欲しい、相手のためと言っているが本音は自分のため、他人をコントロールする前にまずは自分をコントロールしろ、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!


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まず過干渉の意味は、干渉し過ぎることです。

必要以上に関わったり、限度を超えて関わったりすることが当てはまります。

 

親からの干渉で困っている人たちの話はよく聞くと思いますが、そのパターンだけではありません。

パートナーの親からの干渉や、職場の上司からの干渉なども、度々耳にします。

 

当カウンセリングルームでも、そんな過干渉な人に関する相談は多く寄せられています。

  • 「もう30歳過ぎているのに、親からのしつこい干渉がある。勝手に部屋に入って掃除をされたり、出かけるたびにどこに誰と何しに行くのか、帰宅時間を聞かれたりする。」
  • 「夫の母親がデリカシーのない干渉をしてくる。食事に関してつべこべ言ってきたり、子育てにも口を出してきたりしてもうウンザリ。」
  • 「職場の先輩が親切心からだとは思うけれど、いちいち細かいところまでうるさいし、何でも先にやってくれてしまう。そのせいで私の仕事がないし、覚えられない。自信もなくなる。」

どの人も、結構悩まれているようです。

 

過干渉な人には一体、どのような心理があるのか、以下に詳しく説明しますのでチェックしていきましょう。

 

 

「自分が正しいと思っている」「認められたい」「放っておけない」!?「過干渉な人」に共通する「6つの心理」とは!?

セルフカウンセリングでマルチ分析「過干渉な人の心理」

それでは、過干渉な人の心理を6つ説明していきます。

この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。

 

あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。

 

①自分が正しいと思っている

過干渉してくる人は、自分の思考や判断、経験が正しいと思っていることが多いです。

正しいと思っているから、相手にもその正しい道を教えてあげたいと思い過干渉になります。

 

正しいと思い込んでいるため、親切心ではあるものの価値観の押しつけになっていることには気づいていません。

 

②コントロールしたい

過干渉してくる人は、相手のことをコントロールしたいと思っていることがあります。

自分の思い通りにしたい、言うことを聞いてほしいと思っているため、必要以上に干渉をします。

 

相手をコントロールすることで、自己顕示欲や支配欲が満たされ良い気分になるのです。

 

③認められたい

過干渉してくる人は、相手や周りから認められたい、必要とされたい、称賛されたいなどと思っていることがあります。

 

自分は相手に自己犠牲してでも親切にしていると思っていて、承認欲求が満たされます。

社交辞令の感謝でも喜びを感じ、逆に感謝されないと不満に感じます。

 

④放っておけない

過干渉してくる人は、相手のことを放っておけない優しすぎる人なこともあります。

面倒見がよく、困っている人や弱い立場の人を放っておけません。

 

守ってあげたいという意識が強く、正義感も強いです。

ただし、目先のことしか考えていないので、相手の成長を阻害してしまうこともしばしばあります。

 

⑤損したくない

過干渉してくる人は、自分が損をしたり責任を負ったりしたくないと思っていることがあります。

自分が後々損をしないために相手を助けたり関わったりしています。

 

損得勘定で動くことが多く、メリットがないと思えることはしません。

相手のためでなく、自分のために行動している人です。

 

⑥距離感がわからない

過干渉してくる人は、相手との程よい距離感がわからないということがあります。

 

人によって距離感を使い分けることができなかったり、好意があると助けになりたいと思うあまり口や手を出し過ぎてしまったりします。

 

察する力が低いので、相手の細かい反応には気づけず、社交辞令の感謝の言葉を信じてしまいます。

 

 

セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?

自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?

 

自分に当てはまる項目があった人は、親切も使い方を間違えるとおせっかいや迷惑になってしまうということをよく認識しておきましょう。

 

ただし、過干渉してくる相手も悪意があってではなく、多くの場合あなたを思っての言動であることも認識し、その思いへの感謝の心は持てるといいですね。

 

 

「過干渉になってしまう自分」を卒業するにはどうすれば良い!?思い込みと過剰な心配を手放し、良好な人間関係を築くための「3つの改善方法」を徹底解説!!

「過干渉な人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?

それでは続いて、過干渉な人のための改善方法を3つ説明していきます。

 

①見守る

アドバイスとして口を出したり、協力として手を出したりすることが相手のためになるとは限りません。

 

相手を成長させるためには見守ることもとても大切です。

 

誰しもいつかはひとり立ちしなければならないわけですから、転んでも自ら起き上がれるように見守って応援してあげましょう。

 

自立を阻害してはいけません。

見守る側も忍耐です。

 

②価値観の違いを知る

人それぞれ価値観は違います。

 

親と子も世代が違う、嫁と姑なども育った環境が違う、上司と部下も学んできたことや学び方が違う、みんな違います。

 

自分の価値観が正しいと思っていたとしても、そのほかにも様々な価値観があることを認めましょう。

 

その人にはその人のやり方があります。

尊重してあげることで、あなたの心の広さが見せられて信用・信頼・尊敬を獲得できるでしょう。

 

自分の価値観を押し付けることのないようにしてください。

 

③カウンセリングを受ける

過干渉してしまう自覚のある人や、過干渉だと指摘されたことのある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるとよいでしょう。

 

過干渉をしてしまうということは、言い換えれば行き過ぎた言動をしているということです。

相手を思いやるあまり…なのかもしれませんが、実際には心に問題のあるケースが多いです。

 

たとえば、

  • 強すぎる承認欲求。
  • 自己顕示欲や支配欲。
  • 過去の人間関係のトラウマ。
  • インナーチャイルド。
  • 自己肯定感の低さ。
  • 認知の歪み。
  • 孤独感。
  • コミュニケーションの問題。

など、色々考えられます。

 

カウンセラーからカウンセリングを受けることで、過干渉してしまう本当の原因を見つけだし、あなたの合った方法で根本から改善していくことができます。

 

もしかしたら、あなた自身も過干渉な環境のもとで育った、もしくはまったく干渉されない環境で育ったのかもしれません。

 

あなた自身、過去の自分と向き合うきっかけになると思います。

 

 

【まとめ】「過干渉な人」から「相手の意思を尊重できる人」へ!大切なことは「認知の歪みを修正する」ことと「価値観の違いを受け入れる」こと!!

健全な距離感を保ち、相手を信じて見守る関係を築きませんか?

いかがでしたか?

取り組めそうな改善方法はありましたか?

 

過保護と過干渉は、似て非なるものです。

 

過干渉を日常的にされることで、相手は自信を喪失したり決断できない人になったり、物事への意欲を失くしたりしてしまいます。

 

よかれと思ってしてあげたことが、悪影響になってしまうのです。

 

過干渉されている人は、相手を安心させて一日も早く自立ができるように、過干渉してしまう人は相手との関わり方を一から見直していきましょう。

 

ほどよい距離感の中で、お互いが成長し合える関係性になれるといいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

ルーク♂ルーク♂

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シェリ♀シェリ♀

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