不眠症によりうつ病を発症してしまった女性

 

代表カウンセラーの遠藤まなみです。

▶ 遠藤まなみのプロフィール

 

ある時、

私は進行癌に襲われました。

 

ところが手術は成功したものの、

再発や転移の不安で急に

眠れなくなってしまいました。

 

当時「不眠」に悩まされる

苦しい日々を送っていたことを

今でも覚えています。

 

それが、

うつ病のサインとは知らずに

「何とかしないと」と焦りだけが

自分を追い詰めていきました。

 

そのうちにネガティブ思考に

変わっていき、イライラしたり

感情のコントロールができなくなりました。

 

精神科の先生は

「まずはとにかく、ゆっくり寝ましょう」

と薬をだしてくれました。

 

何日間はよく眠れましたが、

また、不眠との闘いが続きました。

 

私と同じように悩んでいる人も

多いと思います。

 

そこで、

今回はうつと不眠症について

書かせていただきたいと思います。

 

 

サクラ♀サクラ♀

うつ病と不眠には密接な関係があるみたいね。だからこそ普段からしっかりと睡眠を取ることが大切よね。

コタロウ♂コタロウ♂

不眠で悩んでいるなら、現在のライフスタイルを見直してみる必要があるね。まなみ先生よろしくお願いします!


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学生時代の不眠がうつ病の原因に!?うつ病と睡眠の密接な関係!!

 

うつ病の人のほとんどが

睡眠の問題を抱えています。

 

8割が中途覚醒や早期覚醒などの

不眠症状、残りの2割に日中に

強い眠気を感じる過眠症状があります。

 

うつ病と睡眠は

「にわとりと卵のような関係」

「うつ病だから眠りが乱れる」

 

からさらに

「うつ病が進行する」

という悪循環をくりかえしてしまいます。

 

アメリカの

ジョンズホプキンス医科大学で、

学生時代に不眠を経験した人を

35年間追跡調査したところ、

その後うつ病になった人が

極めて多いという結果がでました。

 

もし、

うつ病にかかる人で不眠があるならば

不眠の治療(カウンセリング)を

優先するのもひとつの手です。

 

 

うつ病の睡眠障害は2種類!?タイプによって変わる症状と時間帯!!

 

うつ病は「大うつ病」と

新しいタイプの「非定型うつ病」の

大きく2つに分類されます。

 

それぞれ対照的な睡眠障害が

あらわれます。

 

「大うつ病」の人は

不眠症状が強いため、とくに朝方に

調子が悪い傾向にあります。

 

「非定型うつ病」の人は

食欲が増進するため

過眠傾向が強くなります。

 

ただし、眠りが浅いため

長時間うつらうつらしてしまい、

質の良い睡眠がとれません。

 

このような不規則な睡眠が

うつ病の一因になっていると考えられます。

 

大うつ病と対照的に

夕方に孤独感が増し調子を崩してしまいます。

 

 

「うつ病治療後不眠症」のケースが多い理由とは!?不規則な睡眠リズムがうつ病を再発させる!!

 

うつ病が治ったとしても

不眠や過眠が改善できないと

再発率も高くなります。

 

それを

「うつ病治療後不眠症」といいます。

 

うつ病で休職したまま、

不眠が治りにくく悪循環に

陥ってしまう人は多いようです。

 

慢性的なうつ状態のようにみえて

実は生活が不規則なため、

睡眠リズムが狂っているだけに

過ぎない場合もあります。

 

ですが、

そのような場合はメンタル面の治療

(カウンセリング)を受けて

ライフスタイル自体を

改善しなければ治りません。

 

まずは、

睡眠時間、量(時間)、

質(深さ)から見直してみましょう。

 

 

不眠のサインは「うつ病のサイン」かも!?効果的な治療は薬物療法とカウンセリングのダブル治療!!

 

うつ病のほとんどは

何らかの睡眠障害を招きます。

 

うつ病かもしれないと感じたら、

精神科や心療内科に受診するとともに

精神療法(カウンセリング)を受けて

自分の睡眠に何か問題がないかを

一緒に改善していく必要があります。

 

不眠のサインがあらわれたら

「うつ病」かもしれません。

 

不眠というのは

病気というより症状です。

 

体の病気の症状であったり

心の病気の症状なのです。

 

不眠を軽く考えずに

精神科や心療内科に行き薬物療法と

精神療法(カウンセリング)を受けて

一日も早く改善していくことを

おススメします。

 

あなたが一日も早く

笑顔になれるように応援します。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ