カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りにおせっかいな人はいますか?
おせっかいな人は、様々な場面で遭遇するタイプの人だと思います。
相手は親切心で世話を焼いているのかもしれませんが、ハッキリ言って過剰な世話焼きは迷惑にもなります。
何かと協力してくれたり代わりにやってくれたりするので、テキトーにあしらうことはできないし、かといって断っても遠慮していると思われて逆効果…なんてことも。
また反対に、自分はいつも善意でやっているのに、周りからおせっかいだと思われてしまっている人もいるでしょう。
そこで今回は、おせっかいな人の心理や対処法についてお話ししていきます。

「おせっかいな人」って世の中にたくさんいるよね。たとえば職場の上司やママ友など。「おせっかいな人」にとっては親切心でやってあげているという気持ちが強いけど、おせっかいをされる方は迷惑なケースがほとんど。そんな「おせっかいな人」にはいったいどんな心理が隠されているのかな?

今回は「おせっかいな人」に共通する「7つの心理」や「対処法」が詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「おせっかいな人の心理」を自己分析できるから、普段からおせっかいをしている人にも、される人にもぜひ参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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「世話焼き」「協力的」「うざい」!?「おせっかいな人」って結局どういう人!?
「おせっかい=悪い」ではない
“おせっかい”という言葉を聞いて、あなたは良いイメージを持ちますか。
それとも悪いイメージを持ちますか。
大半の人はあまり良いイメージは持たないでしょう。
“世話焼き”という言葉なら、純粋に人を助けたいとか人のお世話をしてあげたいという気持ちが感じられます。
しかし、おせっかいという言葉になると、少し捉え方が変わります。
純粋にというよりも、とにかく色々なことに首を突っ込みたいというような印象を与えます。
すべてのおせっかいが悪いとは言い切れません。
おせっかいな性格が生じるその人の心理によっては、やましい気持ちのない人もいるからです。
でも、できることならおせっかいではなく、“世話焼き”“協力的な人”などと言われる方がイメージも良いと思います。
おせっかいと世話焼きは似ているけれど違います。
おせっかいな人の心理を学んで、あなたも邪心のない純粋な心で誰かの手助けをしてあげられたら、おせっかいではなくもっと良い言葉で表現してもらえそうですね。
「おせっかいな人」に共通する「7つの心理」とは!?セルフカウンセリングで「おせっかいな人の心理」を自己分析してみよう!!
セルフカウンセリングで分析する「おせっかいな人の心理」
それでは、おせっかいな人の心理を7つ説明していきます。
この7つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
【おせっかいな人の心理①】承認欲求が強い
人から自分の存在を認められたいという意識が強いため、人のおせっかいを焼いて褒めてもらおうとしています。
頼まれたこと以上のことをすることで、自分は優秀で特別だと思ってもらいたがっています。
劣等感が強く、周囲からの評価をとても気にする人です。
【おせっかいな人の心理②】他人を支配したい
頼まれてもいないようなところまでおせっかいを焼いて、自分が主導権を握ろうとしています。
相手や周囲にパワーを見せつけてマウンティングをし、優越感を得ようとしています。
劣等感が強い人です。
【おせっかいな人の心理③】自分以外の人を信用していない
自分以外の人を信用できていないので、自分が動かないと気が済まない人です。
心配性な一面もあり、自分がアドバイスしたり協力してあげたりしないと、あの人は失敗してしまうかもしれない…と要らぬ不安を抱きます。
自分のことしか信じていないので、自分の体験談を押し付けがちです。
【おせっかいな人の心理④】責任感が強い
自分のことだけでなく、他人のことに関しても責任を感じやすい人です。
正義感も強く、困っている人や助けを求めてきた人には全力で協力しようとします。
そのため、相手が求めている以上のことをやってしまい、結果としておせっかいだと思われてしまいます。
【おせっかいな人の心理⑤】存在価値を確かめたい
困っている人に対して手を差し伸べ、感謝されることによって、自分の存在価値を見出そうとしている人です。
自己卑下の意識が強く、自分のことは後まわしで犠牲にしても、他人を助けようとします。
相手はそれを重く感じ、結果としておせっかいだと思われてしまいます。
【おせっかいな人の心理⑥】寂しがりや
見捨てられ不安が強く、他人と常に関わっていたいという気持ちがいつも根底にあります。
人から必要とされることで喜びを感じ、人に対して依存的な面もあります。
また、ただ人の力になりたいという気持ちだけではなく、同等以上の見返りも欲しいと思っているタイプです。
【おせっかいな人の心理⑦】好奇心が旺盛すぎる
野次馬根性が強く、とにかく他人の行動が気になる人です。
人の力になりたいというよりは、何にでも首を突っ込みたいという好奇心の方が勝っています。
他人の気持ちよりも自分の興味を優先してしまいがちなので、空気の読めない人だと思われがちです。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、自分と他人との関わり方を今一度見直してみましょう。
人から入り込まれ過ぎていたり、自分が他人に入り込み過ぎていたりしていないでしょうか。
以下の対処法を読んで、人と良い関係を築けるように、意識改革していきましょう。
「ハッキリ断る」「おせっかい返し」「情報は最低限に」!!「おせっかいな人」への対処法を徹底解説!!
今すぐに役立つ「おせっかいな人」への対処法
それでは、おせっかいな人への対処法を説明していきます。
周囲におせっかいな人がいて困っている場合は、相手にその行為がありがた迷惑になっていることを認識してもらわなければなりません。
優しく断っても遠慮していると思われて、ズケズケとプライベートなところにまで入り込まれてしまうことがありますね。
そうならないために、ハッキリ断る必要があります。
その際は冷静に淡々と、協力が必要ない旨を伝えましょう。
「大丈夫です。」「ありがとうございます。でも結構です。」などとハッキリ言ってから、相手の手助けが要らない理由を述べましょう。
例えば、「他に○○さんが協力してくれているので十分です。」「自分だけでチャレンジしてみたいので一人でやらせてください。」など。
遠慮していると勘違いされないように、きちんと自分の意見を伝えましょう。
また、おせっかい返しをするという手もあります。
日頃しつこいほど干渉してくる人であれば、されていることと同じようなことを相手にお返ししてあげましょう。
ただし、悪意をもってやってはいけません。
あくまで、日頃お世話になっているお礼(お返し)として、しつこくおせっかいを焼いてあげましょう。
そうすることで相手はうざったく感じ、自分のやってきたことを反省するかもしれません。
そして、あまり深入りされないためにも、プライベートなことはおせっかいな人に対して、情報を漏らさないように気を配りましょう。
入り込む隙を与えては相手の思う壺ですし、おせっかいな人は口が軽い傾向にもあるので、言いふらされても困ります。会話はたわいのない話で済ますのが良いでしょう。
自分が「おせっかいな人」を卒業したい場合は!?ポイントは「本当に相手のためになっているか?」ということ!!
自分の「おせっかいな性格」を直したいなら
他人のおせっかいだけでなく、自分がついつい他人におせっかいを焼いてしまって困っている人もいるでしょう。
そのような人は以下のことに気を付けていきましょう。
まずは、自分の意見を他人に押し付けないことです。
自分の体験談を相手に押し付けるのは簡単なことですが、人は一人一人、性格も立場も環境も違います。
その人にはその人に合ったやり方を、見つけてあげるのが一番ではないでしょうか。
ですから、人に口出しをするのではなく、協力してあげたい人や困っていそうな人がいたら、話をしっかりと聞いてあげてください。
相手がどのような状況で、どんなことに困っているのか、自分で解決できるかどうか。
きちんと聞いた上で、参考程度に助言をしてあげてください。
もし、尋ねてもあなたに話をしないのなら、現時点ではあなたに協力を求めていないと思ってよいでしょう。
そんな時は、「どんな時でも力になるから、いつでも声かけてね」などと、相手に判断を委ねましょう。
また、会話をする時は相手の表情をよく見ることです。
気持ちだけが先走ってしまうと、相手のサインに気付けません。
相手の顔が引きつっていたり、明らかに拒絶の表情をしていたりしていることもあるでしょう。
それを見抜けなければ、本当にただの出しゃばりな人になってしまいます。
言葉以外の相手のサインを見逃さないよう、相手の本心に意識を向けましょう。
そして、これが一番大切なポイントです。
本当に相手のためになっていることかを考えることです。
手を差し伸べてあげたり、代わりにやってあげたりすることは、ある意味簡単なことです。
しかし、そればかりやっていては、相手は一向に成長できません。
子どもや孫、部下や後輩ならなおさらです。
世話を焼くことが自己満足になっていませんか。
自分のために他人を利用してはいませんか。
自分が世話を焼くことで、周囲に与える影響がどのようなものかをきちんと考えて行動していきましょう。
【まとめ】「おせっかい」はするもされるも迷惑な存在!大切なことは自分自身が「おせっかいな人」にならないこと!!
心の隠れた傷や心の病気が関係していることも?
おせっかいな人の中には、隠れた心の傷がそうさせていることもあります。
幼い頃から自らを犠牲にしてでも人助けしなければならない環境にいた人は、大人になってもその癖が抜けず、おせっかいな人になってしまいやすい傾向にあります。
また、無条件の愛情をもらえずに育ってきたせいで、自分の価値を認めてもらうために人助けをする人もいます。
このような人たちは、生きづらさの原因となっている心の傷、インナーチャイルドがあると思われます。
劣等感が強かったり、自己肯定感が低かったりするのはそのせいです。
思い当たる点がある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受け、自分の心に眠っているインナーチャイルドを見つけ出し、払拭していきましょう。
また、相手の表情や態度が読み取れず、親切心が空回りしてしまうような人は、発達障害の可能性もあります。
そして、相手に見返りばかり求めてしまうような人は境界性パーソナリティ障害などの精神疾患を患っている可能性もあります。
精神科や心療内科で診察してもらったり、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けたりして、自身の心の状態を把握していきましょう。
人との関わりがかつてよりも希薄になってきた現代です。
もっとたくさんの人と深く関わっていくことをおすすめしますが、相手あっての人間関係です。
相手が出すサインをしっかり読み取り、良い人間関係を築いていけるように工夫をしていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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