部下社員を上手に叱ることができず無言で睨む上司の女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

あなたの周りに叱れない人はいませんか?

またはあなた自身、叱れない人ではありませんか?

 

私たちは社会や家庭で時に、誰かを叱らなければならないことがあります。

 

部下や後輩、あるいは子どもに対して、大きな間違いをしたり危険なことをしたりした際には、きちんと叱る必要がありますね。

 

年を重ねていけばいくほど、人を叱らなければならない状況に遭遇することは増えていきますが、それでも叱ることができない人には一体どのような心理が潜んでいるのでしょうか。

 

今回は、叱れない人の心理や上手に叱るコツなどについてお話ししていきます。

 

ルーク♂ルーク♂

たしかに社会や家庭において、相手に叱らなければならない場面で「叱れない人」が急増しているみたいだね。また感情的に怒ることを「叱ること」だと勘違いしている人もかなり多いみたい。「叱れない人」には色々な理由があると思われるけど、そんな「叱れない人」には、いったいどんな心理が隠されているのかな?「叱る力」を身に付けるにはどうすればいいのかな?

シェリ♀シェリ♀

今回は「叱れない人」に共通する「6つの心理」や「叱り上手になる4つのコツ」が詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「叱れない人の心理」を自己分析できるから、「自分は叱るのが苦手、叱ることができない」という人や、「自分は叱るのが得意、叱るならまかせて欲しい」という人にもぜひ参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!


【よく読まれているおすすめの関連記事】

 

 

叱ることを苦手と感じる人は意外に多い!?なぜ人は「然るべき時」に叱れないのか!?

「叱ると怒るの違い」を理解していますか?

あなたは自分のことを、叱るのが上手な人だと思いますか?

「はい」と自信満々に応えられる人は、そうそういないでしょう。

 

どんな相手に対しても“叱る”という行為はそう簡単なものではありません。

ですから、叱ることを苦手に感じている人は多いと思います。

 

よく、叱ることを怒ることと混同している人がいます。

しかし、この2つは間違えてはいけない、まったく別のものです。

 

“怒る”というのは感情の一つであり、自分の思いを相手にぶつけるものです。

それは自分のためであり、ストレスを発散しようとしているのです。

 

それに対し“叱る”というのは、相手の間違いを正してあげるためのものです。

 

自分のためではなく、相手のための行為であるからこそ、感情的になりすぎてはいけません。

 

“叱る”と“怒る”の違いをきちんと理解して、相手のためになる叱り方ができるようになるといいですね。

 

そこでまずは、叱れない人の心理について学んでいきましょう。

以下に詳しく説明していきます。

 

 

「平和主義」「嫌われたくない」「言葉を上手に使えない」!?「叱れない人」に共通する「6つの心理」とは!?

セルフカウンセリングでマルチ分析「叱れない人の心理」

それでは、叱れない人の心理を6つ説明していきます。

この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。

 

あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。

 

【叱れない人の心理①】嫌われたくない

相手から嫌われたくないという思いが強いせいで、人を叱れない人です。

自分に自信がないため、相手に指摘やアドバイスをすることができません。

 

また、過去に過剰に叱られたり怒られたりして、辛い思いをしたことがあるのかもしれません。

 

【叱れない人の心理②】感情的になれない

感情の起伏が小さく、とても大らかな人です。

 

ちょっとやそっとのことで怒ることはなく、大概のことは許せてしまう許容範囲の広い人なので、人に対してとても甘くなってしまいます。

 

【叱れない人の心理③】平和主義

人に対してあまり深入りしようとしない、事なかれ主義な人です。

 

叱ることで人間関係を悪くしてしまったら色々とやりづらいので、関わらない方がいいと思っていたり、その場の雰囲気を悪くしたくないと思ったりして、見て見ぬふりをします。

 

【叱れない人の心理④】言葉を上手に使えない

叱った方がいいことはわかっているのですが、相手を理解させるだけの説得ができないと思い、諦めてしまう人です。

 

頭の回転が速くなく、論理的で分かりやすい説明や、感情に訴えかける説得が苦手なので、叱ることを諦めてしまいます。

 

【叱れない人の心理⑤】考えすぎてしまう

どのように叱るか、叱る以外の方法はないかなど、色々考えすぎて叱るタイミングをいつも逃してしまう人です。

 

とても慎重な性格で、最善を考えすぎるあまり手遅れになってしまったり、諦めてしまったりすることが多々あるでしょう。

 

【叱れない人の心理⑥】感情的になりすぎてしまう

人を叱ろうと思った時に、自分の感情が高ぶりすぎて逆に叱れなくなってしまう人です。

 

怒りや悲しみが強くなりすぎて、相手にただ感情をぶつけるだけになってしまったり、言葉にして伝えることができなかったりしてしまいます。

 

 

セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?

自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?

 

自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、自分が叱った経験、そして叱られた経験を思い出しながら、適切な状況で適切な叱り方ができるように工夫をしていきましょう。

 

 

「叱れない人」をやめて「叱る力」を身に付けてみませんか!?コミュニケーションスキルアップ効果の高い「4つのコツ」を徹底解説!!

叱り上手になるための4つのコツとは!?

それでは続いて、叱り上手になるための4つのコツを紹介していきます。

 

【叱り上手になるためのコツ①】人前で叱らない

人には大人でも子どもでも、プライドがあります。

そのプライドを傷つけてしまうようでは、上手な叱り方とは言えません。

 

プライドを傷つけず、恥ずかしい思いをさせないように、叱る時は人前ではなく二人きりになって叱りましょう。

 

相手に恥をかかせてはいけません。

 

【叱り上手になるためのコツ②】他人と比べない

「人前で叱らない」のと同様にプライドを傷つけないために、相手と他人を比較して叱ってはいけません。

 

「誰々は頑張っているのに」、「誰々はできているんだから」などと比べてしまっては、相手のやる気を失わせてしまう可能性があります。

 

人と比べることなく、相手を叱りましょう。

 

【叱り上手になるためのコツ③】けなさない

相手のことをけなしたり、人格を否定したりするような叱り方はいけません。

叱るべき物事についてのみ言及し、その人自身を否定する発言は控えましょう。

 

でないと相手は自信を喪失し、信頼関係にも大きく影響してしまいます。

 

【叱り上手になるためのコツ④】最後は褒める

いかにダメなのかを延々と叱っていても、相手のモチベーションは上がらず、いつまでもやる気を出してくれません。

 

「あなたはできる人だから信頼している」「あなたは○○な良いところがあるんだから」「あなたがいつも○○を頑張っていること、知っているよ」などと、終盤では相手を褒めることも忘れないようにしましょう。

 

 

【まとめ】「叱れない人」から「愛のある叱れる人」へ!大切なことは「自分のために怒る」のではなく「相手のために叱る」こと!!

「叱る」とは相手に気が付かせ良い方向に導くこと

いかがでしたか?

取り入れられそうなコツはありましたか?

 

人を叱るには、自分に対してある程度の自信や肯定感を持てていないとできません。

 

自分には強い劣等感や自己否定の傾向があると思っている人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして克服していきましょう。

 

あなたのメンタルが変われば、叱られる側の姿勢も必ず変化します。

 

子育ての一環で叱らなければならない育成者の方も、子育て経験のあるカウンセラーに相談するなどして、効果的な叱り方や関わり方を学ぶと良いでしょう。

 

人を上手に叱れるようになると、自分への自信にも繋がります。

 

叱る側も叱られる側も、お互い良い方向に進める意味のあるやりとりができるといいですね。

あなたが良い人間関係、親子関係を築いていけることを願っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

杉本もゆるでした。

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

ルーク♂ルーク♂

もゆる先生ありがとうございました!最後まで読んでいただきありがとうございます!あなたのお役に立てれば幸いです!良かったら「いいね」「ツイート」などよろしくお願いします!!

シェリ♀シェリ♀

ほかの記事もたくさんあるので読んでもらえると嬉しいです!無料メルマガもぜひ登録してみてください!只今プレゼントキャンペーン中です!▶ 詳しくはココをクリック!!