仮面うつ病を発症してしまったスーツ姿の女性社員

 

代表カウンセラーの遠藤まなみです。

▶ 遠藤まなみのプロフィール

 

「うつ病」と一言でいっても

沢山の種類があります。

 

私はうつ病と仮面うつ病の両方にかかり、

長い間辛い日々を過ごしました。

 

なかなか、理解してもらえず

本当に苦しかった事を今でも覚えています。

 

もちろん私以上に、苦しく辛い思いを

している方も沢山いると思います。

 

その方々の力になれたらと思い

今回は「うつ病の中の仮面うつ病」

について書かせていただこうと思います。

 

 

ハナ♀ハナ♀

自分が「仮面うつ病」だと気が付いていないのが原因で、きちんとした治療ができていない人が多いみたいね。

チョコ♂チョコ♂

今回は仮面うつ病の特徴と、身体的な症状が分かるみたいだよ。まなみ先生よろしくお願いします!


【よく読まれているおすすめの関連記事】


 

仮面うつ病の知られざる特徴とは!?ベストな治療方法は薬物?カウンセリング?

 

仮面うつ病は、

うつ病の一種ではありますが、

気分の落ち込みや興味・喜びの喪失

といった病の症状があまりでません。

 

その代わりに、

身体的な症状が強く表れます。

 

そのために精神科に行くより

整形外科、内科や外科、婦人科を

受診する人が多く、

仮面うつ病と診断されず

自律神経失調症と診断され、

自律神経失調症の治療が

行われてしまうケースも多いと

言われています。

 

当然、

自律神経失調症ではないので

治療しても仮面うつ病は改善されません。

 

仮面うつ病の診断は

最初に受診した病院の医師が

「仮面うつ病」の知識を持っているか

どうかが重要になります。

 

身体的な症状が強く表れるとはいえ、

抑うつや興味の喪失といった精神的な

症状も少なからず表れますから、

その医師がうつ病と疑うことが

できるかにかかわってきます。

 

もしかして…と思われたら

いち早く精神科や心療内科に行き、

きちんと自分の今の状態を説明して

薬物療法や精神療法(カウンセリング)をす

ることをおすすめします。

 

 

特定しにくい仮面うつ病の症状!治療が遅れてしまう真の原因とは?

 

仮面うつ病の症状は、

主に「不定愁訴(しゅうそ)」です。

 

不定愁訴とは、検査しても

どこにも異常がないのにもかかわらず

表れる様々な自覚症状のことを言います。

 

仮面うつ病は、

身体的な症状が強く表れるうつ病で、

原因が精神的なものであるため

整形外科や内科、外科、婦人科で

検査しても異常はみられません。

 

仮面うつ病の不定愁訴は、

50以上の症状があると言われています。

 

代表的なもので言えば、

疲労感や食欲不振、めまい、

耳鳴り微熱。手足のしびれ頭痛、

腹痛、腰痛、局部圧迫などがあげられます。

 

また、

仮面うつ病ではこういった痛みや

違和感が発生する場所が頻繁に

変わることがよくあります。

 

加えて一度に複数の場所に

症状が発生することも特徴と言えます。

 

これらのことから仮面うつ病を

疑わなくてはいけません。

 

ただし、仮面うつ病でも

抑うつや興味の損失不安定な

精神的な症状は出ますが、

大うつ病性障害のような

一般的なうつ病よりは極めて軽度であり、

それ以上に

身体の不調の方が多いために

なかなか気付かれません。

 

その結果として、

うつ病の治療を始めるのが

遅くなってしまいます。

 

治療が遅くなるとうつ病は悪化し、

精神的な症状も大きくなってきます。

 

 

仮面うつ病のシグナルを感じたら薬物治療と精神療法(カウンセリング)が効果的!!

 

仮面うつ病のシグナルが出ていても

放置している人がたくさんいます。

 

そうすることにより、

睡眠障害や妄想、罪責感、

自殺願望が出てくるケースもあります。

 

色々な症状が出てきて、初めて

「うつ病」という診断が出る場合もあります。

 

ですので、きちんと自分の症状を

観察しておく必要があります。

 

「ちょっと具合が悪いだけだから…」

「ちょっと疲れているだけだから…」

「ちょっと調子が悪いだけだから…」

 

このように

仮面うつ病のシグナルを感じているのに、

「たいしたことないから大丈夫」

と間違った判断をしてしまうのは

避けなければなりません。

 

仮面うつ病を軽く考えていると、

症状がさらに重くなる可能性が高くなります。

 

「もしかして…」

と思ったら専門家である精神科、

心療内科に行き薬物治療と

精神治療(カウンセリング)を

きちんと受けることをおススメします。

 

必ず改善はしますので

悲観せず治療して下さい。

 

自分の体は

自分で守らなくていけません。

 

苦しみの後には笑顔がついてきます。

応援しています。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ