カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに決まっているのに聞く人はいませんか?
またはあなた自身、決まっているのに聞く人ではありませんか?
「AとB、どっちがいいと思う?」などと聞かれて、せっかく考えて「Aの方がいいんじゃないかな?」と答えると、「えーでもBの方が…。」なんて言い返された経験、誰しもあるのではないでしょうか。
自分にその傾向がある人も多いでしょう。
聞いておいて否定されてしまっては、答えた側もガッカリです。
そんな決まっているのに聞く人には、いったいどのような心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は、決まっているのに聞く人の心理や対処法についてお話ししていきます。
たしかに世の中には、自分の中で答えが決まっているにも関わらず、わざわざ人に質問してくる「決まっているのに聞く人」って結構たくさんいるよね。もちろん本人的には色々な心の迷いがあって自然な感覚で聞いているのかも知れないけど、相手からすれば「答えが決まっているなら聞くなよ!」と思うのはもっともな感情だよね。そんな「決まっているのに聞く人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?身近に「決まっているのに聞く人」がいる場合はどうすれば良いのかな?
今回は「決まっているのに聞く人」に共通する「6つの心理」や「5つの対処法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「決まっているのに聞く人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は決まっているのに聞くことが多い(とりあえず聞いてしまう、コミュニケーションのひとつ、できれば改善したい)」という人や、「身近に、決まっているのに聞く人がいる(ガチでウザいと感じる、シンプルに面倒な人でしかない、心理や対処法を知りたい)」という人にはぜひ参考にして欲しいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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あなたはどうですか?「決まっているのに聞く人」ではありませんか?
恋人や友人などと買い物に行って、「AとBどっちのが良いと思う?」と聞かれたり、「こういう場合ってどうしたらいいのかな。」と仕事や恋愛の相談をされたりすることがあると思います。
聞かれているわけですからこちらも真剣に考えて、「〇〇にしたら?」などと意見を伝えます。
「そうだね、ありがとう。」とか、「そういう考え方もあるね!」などと返事をくれれば答えたかいがありますが、中には「でもそれは…」、「だって…」などと否定したり言い訳をしたりする人もいます。
そのような人は、どっちにしたら、どうしたらいいか、わからないから聞いているわけではないようです。
だいたいの場合は、自分の中で既にどうしたいか決まっているのです。
このようなケースは女性に多く、本人はあまり自覚できていないことが多いでしょう。
相手の反応に憤慨したりせず、こちらが一枚上手になって広い心で受け止めてあげることが大切です。
「共感してほしい」「相手を尊重しているつもり」「意見を聞いておきたい」!?「決まっているのに聞く人」に共通する「6つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで見えてくる「決まっているのに聞く人の心理」
それでは、決まっているのに聞く人の心理を6つ説明していきます。
この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①後押ししてほしい
相手に聞いて、自分の意思を後押ししてもらいたいと考えている人です。
自分と異なる意見はあまり受け入れる気がなく、賛同してもらいたがっています。
自分だけでは自信がなかったり責任を取りたくなかったりするので、他の人の後押しがあったうえで行動したがる人です。
②コミュニケーションをとりたい
本当は相手の意見を聞きたいというわけではなく、ただ単に相手とコミュニケーションをとりたいがために質問してきている人です。
そこまで悩んでいるわけではなく、受け入れる気もなく、ただ会話の一つとしてネタにしているだけです。
話題性に乏しいものの、自分の方を向いてほしいと思っているかまってちゃんです。
③共感してほしい
自分の意見に共感、賛同してもらいたいと思っている人です。
自分が悩んでいることに対して、相手も一緒に考えてもらうことで喜びを感じます。
自分に向き合ってくれていることで承認欲求が満たされるので、回答は実際のところ二の次です。
悩んでいる自分を労わってほしいと思っています。
④相手を尊重しているつもり
相手に意見を聞くことで相手のことを尊重している、それがマナーだと思っている人です。
ただし、自分の中では決まっているので、本当に定型的に聞いているだけです。
聞かないと相手に悪いだろうと思って聞いています。
自分の中では聞くことで尊重できていると思っていますが、結局「でも」「だって」と続くので尊重できておらず、自己満足になっています。
⑤試している
相手に聞き、反応を見て、相手のことを試しているようなところがあります。
どのような回答をくれるか、どの程度真剣に考えてくれるかで、自分への愛情を測ろうとしています。
自分のことをどのくらいわかってくれているか判断しようともしています。
自分の意見と違ったりすると、自分のことをわかってくれていない、愛してくれていないと判断しがちな人です。
⑥意見を聞いておきたい
自分の中でだいたい決まってはいるものの、自信がなかったり確信したかったりするために、相手に意見を求めます。
一応、念のため、聞いておきたいという感覚です。
本人としては参考にする気で聞いていますが、結局答えは決まっているので、相手は疑問に思ったり面倒に思ったりバカにされていると感じたりするでしょう。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、人に何かを聞く時には相手に不快感を与えないように意識しましょう。
特に、相手がくれた意見やアドバイスに対して、「でも」「だって」などと否定的な発言をするのはNGです。
答えてくれた相手の意見は一度飲み込み、答えてくれたことへの感謝をあらわしましょう。
それが礼儀です。
「決まっているのに聞く人」が身近にいる場合はどうすれば良い!?広い心を持ち精神的に自立するための「5つの対処法」を徹底解説!!
「決まっているのに聞いてくる人」に実践して欲しい「5つの対処法」とは?
それでは続いて、決まっているのに聞いてくる人への対処法を5つ説明していきます。
①真剣にならない
毎回毎回、答える側は真剣にならないことです。
だいたい相手はもう答えが決まっているわけですから、こちらが頭を抱えるほど悩む必要はありません。
むしろ真剣になると、その後に相手の反応に腹が立ち、関係性が悪くなることもあります。
ですから、このような相手には真剣にならないことが大事です。
②「決まっているんじゃない?」と聞いてみる
相手から意見を聞かれた際に、「もうあなたの中では決まっているんじゃない?」と優しく伝えてみましょう。
ポイントは、優しく伝えることです。
冷たく伝えてしまうと投げやりな感じやテキトーな感じに思われてしまうので、注意が必要です。
この問いかけをすることで、相手は自分と向き合うようになり、自分で考え結論を出そうとしてくれます。
③「あなたはどうしたい?」と聞き返す
「あなたはどっちがいいと思う?」、「あなたはどうしたいの?」と聞き返してみましょう。
優しく聞き返すことがポイントです。
すると、「〇〇かな…」などと答えてくれることが多いので、可能な限り賛同してあげましょう。
すると相手も喜んでくれるはずです。
中には「わからない」と言ってくるかまってちゃんもいるので、その場合は一緒に考えてあげましょう。
④ありがとうを伝える
聞いてくれたことに対して感謝を伝えましょう。
「聞いてくれてありがとう」「相談してくれてありがとう」と伝えることで相手の承認欲求は満たされ、お互い心地よくなります。人間関係の親密度も深まります。
⑤否定はしない
相手のことや悩んでいることに対して、否定はしないようにしましょう。
否定すると問題が大きくなったり論点がズレたりすることもあるので、ややこしくなります。
否定は避け、違う答え方で伝えるようにしましょう。
【まとめ】「決まっているのに聞く人」を「理解して冷静に対処できる人」へ!大切なことは「自分自身が精神的に自立する」ことと「コミュニケーションを楽しむ」こと!!
人生は常に山あり谷あり!自分を許し相手を許せる生き方してみませんか?
いかがでしたか?
実践できそうな対処法はありましたか?
決まっているのに聞く人はかまってちゃんで、ある意味かわいい人でもあります。
魅力のある人なのです。
しかし、それが行き過ぎると人から面倒がられたり怒られたりすることもあるので注意が必要です。
このような駆け引きが多い自覚のある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして、認知の歪みを改善したりインナーチャイルドに向き合ったりするとよいでしょう。
駆け引きをして相手の気を惹こうとしたり、自信がなかったりする性格を見直し、今よりももっと生きやすい自分、生きやすい人間関係にしていくことができます。
相手あってこその人間関係です。
相手を振り回し過ぎてはいけません。
健全で、お互いが幸せになれるコミュニケーションをとっていけるように、改善していけるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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