カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに話を遮る人はいませんか?
またはあなた自身、話を遮る人ではありませんか?
人がまだ話をしている最中なのに、遮って自分の話をしだしたり、まったく関係のない話をしだしたりする人、身近に一人や二人いると思います。
会話のリズムがズレたり途中で終わらされたりして、遮られた側は割と大きなストレスを感じます。
人の話を遮るのは、本来とても失礼な行為です。
ところが、そういったことをしている人は老若男女問わずいます。
わざとやっているのか、それとも無意識なのか、どんな心理か気になりませんか?
そこで今回は、話を遮る人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

たしかに世の中には「相手の話を待てない」「話を途中でねじ込む」「結論を急ぎすぎる」といったイメージのある「話を遮る人」って男女を問わずたくさん存在しているわよね。もちろん重要な話し合い、議論、討論の場面で、話を遮って意見を述べてしまうこともあると思うけど、中には常に相手の話を遮って自分の話にもっていくようなことを繰り返すことで、人間関係を大きく悪化させているケースも多いみたい。そんな「話を遮る人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「話を遮ってしまう自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

今回は「話を遮る人」に共通する「6つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「話を遮る人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は話を遮ってしまうことがある(話は惜しみなく奪うもの、基本的に話が長いのはストレスでしかない、結論から言って欲しい、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、話を遮る人がいる(頭が良いアピールがウザい、総合的に見ても人として未熟者だと思う、自己主張が強い承認欲求人間、心理を知りたい)」という人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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「会話はキャッチボールではなく競争」「話の主導権を握るのが賢い証拠」「話を遮るのは相手のため」!?なぜ人は「話を遮る人」になってしまうのか!?
コミュニケーションは聞くことが大切!!あなたは「話を遮る人」ではありませんか?
人がこの人と会話して楽しかった、心地よかった、と思うのは、話の面白い人ではありません。
大概は聞き上手な人です。
人の話の聞き方が上手な人ほど、相手に安心感を与え、盛り上げることができるのです。
どんなに面白い話ができたとしても人の話を聞けない人なら、その人と会話したいと思う人はそれほど多くなりません。
とにかく聞く力、聞き方が大切なのです。
ただ、それを知ってか知らずか、世の中には話を遮ってくる人もいます。
たまに遮られてしまうくらいなら、タイミングが合わなかったかな?とか盛り上がっているのかな?などと大目に見ることができますが、頻度が多いとせっかくこちらが話をしているのに…と気分も悪くなってしまいます。
当カウンセリングルームでも、話を遮る人に関する悩みで相談にいらっしゃる方は多いです。
- 「夫が私の話をいつも途中で遮って、最後まで話を聞いてくれない。家事や育児ばかりで夫としかほとんど会話する相手がいないのに、つらい。」
- 「自分が一生懸命説明しているのに、空気を読まず話を遮ってくる部下がいる。嫌がらせなのか無神経なのかわからないが、とにかくストレスだ。」
今後も関わっていかないといけない相手が話を遮る人だと、遮られる側はストレスも大きいでしょう。
話を遮る人には一体どのような心理があるのか、以下に詳しく説明しますのでチェックしていきましょう。
「せっかちすぎる」「自分がリードしたい」「忘れそうだから」!?「話を遮る人」に共通する「6つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで見えてくる「話を遮る人の心理」
それでは、話を遮る人の心理を6つ説明していきます。
この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①せっかちすぎる
人の話が終わるのを待ちきれない、とてもせっかちな人です。
無駄なことが嫌いで効率を重視する傾向があり、人の感情を軽視しがちです。
話は無駄なくどんどん進めたいと思っているので、ダラダラと話されるとストレスを感じて、話を遮ってしまいます。
共感力の欠けた人だといえます。
②自分がリードしたい
会話の流れを自分がリードしたいと思っている人です。
自分が会話の主体でありたいと思っていて、自分の興味がない話はすぐ変えたくなります。
その場や人たちをコントロールしたいという支配欲や自己顕示欲がある目立ちたがり屋で、自己中心的な人です。
③タイミングがわからない
会話のキャッチボールが上手くできない人です。
会話の流れやリズム、空気を読むのが苦手なので、悪意はないのに相手と話しがかぶってしまいます。
本人としては会話をしたい、コミュニケーションをとりたいという前向きな意思の表れなのですが、勘違いされてしまうこともあるでしょう。
コミュニケーションスキルの低い人です。
④盛り上がっている
会話をしていて、自分自身が楽しく盛り上がってしまっているため、悪意なく話を遮ってしまっています。
本人は興奮しているので、話を遮っているという感覚もないことが多いです。
盛り上がると周りのことが見えづらくなるところがあり、その点で少々子どもっぽく見られてしまいます。
⑤忘れそうだから
相手が話をしている最中でも、自分が思いついたことはすぐに発言しないと気が済まない人です。
理由は、すぐ話さないと忘れてしまいそうだからとか、気になって話に集中できないからなどです。
悪意はないのですが、少々自分勝手でマイペースなところが目立つ人です。
⑥興味がない
相手の話には興味がなく、ほとんど聞いていない人です。
聞くことはそもそも苦手で、自分が話したいという欲求がいつも優先です。
そのため、本人にとって会話は自分が話すためのものになっています。
話もそうですが、人に対しての興味が薄いことも多いです。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、自分の今までの話の聞き方はどのようであったか思い返してみてください。
相手に不快な思いをさせていたかもしれません。
聞くことの大切さを認識し、決して話を遮ることのないように意識していきましょう。
「話を遮ってしまう自分」を卒業するにはどうすれば良い!?聴く力とヒューマンスキル(対人関係能力)を高める「3つの改善方法」を徹底解説!!
「話を遮る人」に取り組んでみて欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、話を遮る人のための改善方法を3つ説明していきます。
①会話の目的や関係性を考える
話を遮ってしまう人は、その会話が何の目的でされているのか考えてみてください。
会議や打ち合わせで話すのなら、効率的に有益な話をどんどんしていった方がよいのでしょう。
しかし、雑談などの場合、話すことや聞くことそのものに意味があるのです。
お互い心地よく話し、聞くことが目的なわけですから、話を遮ることは本来の目的に反していることになります。
また、相手との関係性も大事です。
目上の人の場合、話を遮る行為はとても失礼に当たります。
家族や友人とは違うということをしっかり認識する必要があるでしょう。
②傾聴を学ぶ
“聞く”と“聴く”は違います。
自分の価値観や意見は横に置いて、相手の話に耳を傾け、受け入れることが傾聴です。
相手の話をただ耳に通していればいいというわけではないのです。
この傾聴ができるようになると、相手の話を遮ってしまうようなことはなくなります。
コミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりして、傾聴スキルを学んでください。
聞き上手な人になれます。
③カウンセリングを受ける
話を遮ってしまう自覚のある人や、指摘されたことのある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。
あなたがなぜ人の話を遮ってしまうのか、様々な観点からカウンセラーがカウンセリングを通して探っていきます。
要因はいろいろ考えられます。
- 高すぎるプライドや自己愛。
- 強すぎる承認欲求や劣等感。
- コンプレックス。
- 人間関係のトラウマ。
- コミュニケーションスキルの低さ。
- 発達障害。
- 認知の歪み。
など。
自分の力で要因を見つけ出し、改善していくのはとても困難です。
専門家の力を借りることで効率よく、ストレスも少なく改善していくことができます。
また、カウンセラーはカウンセリングの中で、生きづらさや人間関係の問題など他の悩みに関しても相談に乗ってくれます。
【まとめ】「話を遮る人」から「相手の話を聴ける人」へ!大切なことは「聴く力を磨く」ことと「コミュニケーション力を身に付ける」こと!!
話し上手より聞き上手!相手が心から喜ぶ会話を目指してみませんか?
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
会話の中で、人の話を遮るのはとても失礼な行為ですし、深い人間関係であっても信用や信頼を失ってしまうものです。
人の話をきちんと聞くことができる人は、多くの人から愛されます。
信用も信頼もされます。
相手あってこその会話です。
せっかくあなたに話しかけてくれているのですから、話し終えるまできちんと聞いてあげてください。
そうすれば、あなたの話も相手は真剣に聞いてくれるはずです。
聞き上手になって、人の集まるあたたかい輪の中にいる人になっていってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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