カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに自分の意見を言わない人はいませんか?
またはあなた自身、自分の意見を言わない人ではありませんか?
職場や学校などのグループ、あるいは夫婦や恋人、友人などの中で相談や話し合いをする機会があると思います。
意見を出し合うことで、問題を解決したり仲を深めたりできます。
ところが、なかにはそんな場でも自分の意見を言わない人たちがいます。
言わないのか、言えないのか、意見が聞けないと周りも困ってしまいます。
そんな自分の意見を言わない人には一体、どのような心理が隠れているのでしょうか?
今回は、自分の意見を言わない人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

たしかに世の中には「口はあるが意見はない」「沈黙は安全地帯」「何でもいいです⋯が口癖の哲学者」といったイメージの強い「自分の意見を言わない人」って男女を問わず沢山いるわよね。もちろん人間関係を考えると、思ったことや言いたいことを何でも言って良いというわけではなく、一定の配慮をする必要はあると思うけど、中には、意見を言うべき必要がある場面や状況でも、全然意見を言わないというケースも多いみたい。そんな「自分の意見を言わない人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「自分の意見を言わない自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

今回は「自分の意見を言わない人」に共通する「6つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「自分の意見を言わない人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は自分の意見を言わない方だ(目立たないほうが人生得だと思う、人間関係が壊れるのが怖い、子供の頃に意見を否定されたことが多い、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、自分の意見を言わない人がいる(別に特にないで~す♪はイラッとする、本当は何を考えているのか分からず怖い、何でも人任せでズルい、責任から逃げている、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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何を考えているのかわからない?自分の意見を言わない人たち
人と意見を交換する場面は、社会で生きていれば必ず起こります。
もちろん、家庭という小さな社会でも家族がみんな過ごしやすい環境でいられるように、意見を求められることがあるでしょう。
そんな時に、自分の意見を言える人と言わない人がいます。
周りからすると、何を考えているのか教えてほしい、もっと積極的になってほしい、などと思うかもしれませんが、意見を言わない人たちは言ってと言っても、なかなか口を開いてくれません。
当カウンセリングルームでも、自分の意見を言わない人に関する相談は寄せられます。
- 「チームでのミーティングでいつも意見を言わない人がいる。やる気があるのかないのかわからない。」
- 「夫ともっと話し合いがしたいのに、全然意見を言ってくれない。そのくせに、いつも不満そうにしている。」
自分の意見を言わない人に対して、関わる人たちも困っているようです。
自分の意見を言わない人には一体どのような心理があるのか、以下に詳しく説明しますのでチェックしていきましょう。
「否定・批判されるのが怖い」「人に合わせた方が楽」「どうせ変わらない」!?「自分の意見を言わない人」に共通する「6つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで導き出す「自分の意見を言わない人の心理」
それでは、自分の意見を言わない人の心理を6つ説明していきます。
この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①否定・批判されるのが怖い
自分の意見を言ったとして、周りからその意見を否定・批判されたりバカにされたりするのが怖いと思ってしまう人です。
とても臆病で繊細、傷つきやすい性格の人です。
②人に合わせた方が楽
自分の意見を言うよりも、周りの人の意見に合わせた方が楽でいいと思っている人です。
周りの意見に合わせていれば勝手に決まるし、責任も取らずに済むのでそうしています。
ちょっとずるい考えのやる気のない人です。
③目立ちたくない
自分の意見を言うことで目立つのは嫌だと思っている人です。
一対一なら言えることが多いですが、グループでの話し合いになると恥ずかしさや緊張などが勝ってしまい、上手く自分の意見を言えません。
④考え・意見を持っていない
そもそも自分の意見を持っていない、考えていない人です。
やる気がないパターンの人もいますし、深く考えるのが苦手な人もいます。
そのため、意見を求められても言うことができません。
⑤どうせ変わらない
自分がその場で意見を言ったところで、どうせ変わらないと思っている人です。
あきらめ感が強かったり自分の意見には価値がないと思っていたりするため、自分の意見を言おうとしません。
⑥言語化できない
話し合いに参加し、話も聞いていて、考えてもいるのですが、考えた結果をうまくまとめることができなかったり言語化することができなかったりする人です。
本人ももどかしさを感じていることが多いです。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、まずは自分や相手が意見を“言わない”タイプなのか“言えない”タイプなのかを把握しましょう。
そして、自分で改善していったり、その人が言いやすい環境を作ったり、工夫をしていけるといいですね。
「自分の意見を言わない自分」を卒業するにはどうすれば良い!?対人不安や自己否定感を乗り越えて、堂々と意見が言える自分を作る「3つの改善方法」を徹底解説!!
「自分の意見を言わない人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、自分の意見を言わない人のための改善方法を3つ説明していきます。
①自信をつける
自分の意見を言えるようになるためには、自信をつけることが有効です。
人から褒めてもらったり、努力して達成感を味わう経験をしたり、小さな積み重ねをしていき、自信をつけていきましょう。
②コミュニケーション力を向上させる
自分の意見を今よりもスムーズに言えるようになるために、コミュニケーション力を向上させましょう。
人との会話や大勢に慣れたり、自分の思っていることを言語化できるようになったりすれば、ぐんっと変わっていきます。
コミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりするとよいでしょう。
③カウンセリングを受ける
自分の意見を言わない自覚があったり、指摘を受けたりしたことのある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。
自分の意見を言わない本当の理由はどこにあるのか、心の奥底にある心理や要因をカウンセラーがカウンセリングの中で見つけ出してくれます。
心理や要因は人によって様々です。
例えば、
- 強い劣等感や自己愛やあきらめ感。
- 自己無価値観がある。
- 自己肯定感の低さ。
- インナーチャイルドがある。
- 人間関係でのトラウマ。
- 認知の歪み。
など。
なかには、心の病が関連している可能性もあります。
カウンセラーに相談することで理由がわかり、一人一人に合った方法で効率よくストレス少なく改善していくことができます。
自分の意見を言わないところだけでなく、他の生きづらさや人間関係でのトラブルなどもカウンセリングを通じて改善することができるでしょう。
【まとめ】「自分の意見を言わない人」から「誠実に意見を伝えられる人」へ!大切なことは「相手を尊重し言葉を選ぶ」ことと「コミュニケーションスキルを磨く」こと!!
「自分を守るために黙る」という意識を手放して、自分の気持ちを丁寧に言葉にできる人を目指してみませんか?
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
時と場合によっては、自分の意見を言わない方が賢い選択であることもあるかもしれません。
しかし、言わないことが続くと周りからはやる気がないとか、何を考えているのかわからない、などと思われてしまいマイナスな結果になってしまします。
自分の意見を言える人になって、人からの信用・信頼を獲得していきましょう。
そして、良い人間関係を築いていってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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