カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに黙る人はいませんか?
またはあなた自身、黙る人ではありませんか?
叱っている時や話し合いをしている時に、黙ってしまう人っていますよね。
- 部下や後輩を叱っているのに反応がなくて聞いているのかわからない。
- 夫婦で話し合いたいのに夫がいつも黙ってしまって話にならない。
などの悩みはよく聞く話です。
相手に黙られることで、私たちは不安を感じたり怒りが増したりしてしまうことがありますが、黙る側にも何かの思いがあるのでしょう。
果たして、黙る人には一体どのような心理が潜んでいるのでしょう。
今回は黙る人の心理や、黙る人との上手な関わり方についてお話ししていきます。
たしかに世の中には、他人に意見を言われた時や言い合いになった時に、相手を無視して黙り込んでしまう「黙る人」っているわよね。もちろん黙ってしまうには様々な理由があるとは思うけど、そんな「黙る人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?身近に「黙る人」がいる場合、上手にコミュニケーションを取るにはどうすれば良いのかな?
今回は「黙る人」に共通する「8つの心理」や「4つの上手な関わり方」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「黙る人の心理」を自己分析できるから、「自分は他人に意見を言われたり喧嘩になったりすると黙ってしまう方だ」という人や「身近に不機嫌になるとすぐに黙り込んでしまう人がいる」という人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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あなたはどう考える?黙ることって良いことなの?
あなたはムッとした時、相手にぶつけてしまう人ですか?それとも黙る人ですか?
黙ることは一見、相手を傷つけることがなく良いことのように思えますが、実はそうとも言えません。
相手はバカにされているように感じたり、もどかしさを感じたりして、一層感情が高ぶってしまうこともあります。
余計な一言を伝えなくて済むというメリットもありますが、会話はやはりキャッチボールのようなもの。
投げてこられたら投げ返すことも必要です。
黙る方が良いとは、限らないのです。
「理解できていない」「上手く表現できない」「あきらめている」!?「黙る人」に共通する「8つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで分かる「黙る人の心理」
それでは、黙る人の心理を8つ説明していきます。
この8つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①嫌われたくない
相手に傷つくことや怒らせることを言って、嫌われてしまうことを恐れている人です。
相手から嫌われたくない、良く思われていたいと考えていたり、人から嫌われること自体に強い恐怖感があったりするため、黙ってしまいます。
他人からの目をとても気にする、自分に自信のない人です。
②こらえている
相手へ指摘や反論などしたい気持ちを必死にこらえている人です。
自分がいら立っていて、今言葉を発したら相手をますます怒らせてしまうかもしれないので黙って堪えています。
プライドが高く負けず嫌いな性格ですが、忍耐強さも持っています。
このタイプの人は、言葉は発しないものの、大概表情や仕草に感情が表れています。
③傷つけたくない
余計なことを言って相手を傷つけないようにするために黙るという選択をしている人です。
高ぶる感情があったとしても、相手のことを思いやる気持ちを忘れずに持つことのできる優しい性格の人です。
ただし、あまりに気を回しすぎて、自分のことはつい後回しになりがちです。
無理をして、心や身体を壊してしまいやすい人でもあります。
④怒らせたくない
不機嫌だったり興奮していたりする相手のことを、これ以上感情的にさせたくないと思って黙る人です。
冷静で合理的な判断のできる人ですが、平和主義、事なかれ主義的なところもあり、問題を先延ばしにしたり逃げたりすることも多いでしょう。
少し責任感に欠けるところがあります。
⑤あきらめている
コミュニケーションにおいて、あきらめ感を持っている人です。
“この相手には何を言っても無駄だ”
“説明したところでわかってもらえないだろう”
などと、話し合うことをあきらめています。
会話しても意味がないと思っているため、自分からは何かを発信しようとしません。
状態を良くしようとしたり関係性を深めたりすることを求めない、上昇志向のない人です。
⑥自分を責めている
自分のした言動に対して後悔や反省をしているため、黙っている人です。
自分が悪いと思っていて、反論や弁明をしようと思わないので、黙って相手の話を聞くことに徹しようと考えています。
真面目で一生懸命な人ですが、自己否定、自己嫌悪などの意識も強いため、病んでしまいやすい体質の人だと言えます。
⑦理解できていない
相手がなぜそのような言動に至っているのかが理解できていないため、黙る人です。
相手の話や出来事を理解していないので黙るしかない、または理解していないことを悟られないようにするために黙っています。
人の心を察したり共感したりすることが苦手な、コミュニケーション能力の低い人です。
⑧上手く表現できない
自分の気持ちを表現するのが苦手なので、つい黙ってしまう人です。
喜怒哀楽をストレートに出すことに抵抗があったり、表現の仕方がわからなかったりする、とても不器用な人です。
人付き合いに強い苦手意識を持っていて、自分の殻に閉じこもってしまいやすい繊細な心の持ち主です。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、一方通行ではコミュニケーションはうまくいかないこと、キャッチボールのようにお互いの発信が大事であることをもっと理解していきましょう。
「黙る人」と上手に関わるにはどうすれば良い!?コミュニケーションスキルも身に付く「4つの上手な関わり方」を徹底解説!!
「黙る人」との会話を円滑にしてくれる「4つの上手な関わり方」とは!?
それでは続いて、話し合いの際に黙ってしまう人との上手な関わり方について説明していきます。
家族や恋人、または職場などで黙る人がいる場合は、下記に説明する関わり方をぜひ参考にしてください。
①相手のペースに合わせる
話すスピードやリズムを相手に合わせてあげましょう。
早口で話したり、間髪入れずに話し続けたりするのでは、相手に話す隙を与えていないのと同じです。
もともと早口だったりおしゃべりだったりする人は要注意です。
②ゆっくり聞き出す
黙る人は、もともと口が重かったり慎重だったりする人が多いです。
そのため、話し出すのに少し時間がかかります。
その数十秒を待つことなくまくし立ててしまっては、一向に意見を聞きだせません。
「ゆっくりでいいから意見を教えて?」
「待っているから聞かせてほしい。」
などと時間をかけて聞いてあげましょう。
途中で遮ったり急かしたりしてはいけません。
③感情的にならない
黙る人に向かって、自分が感情的にはならないことです。
話してくれるのを待っている時も、話してくれている時も、怒ったり泣いたりなど自分の感情をあまり高ぶらせないようにしましょう。
でないと、黙る人はあなたのことを気にして話せなくなってしまいます。
④大丈夫だと伝える
素直な気持ちを話してくれても、あなたを嫌いになったり怒ったりしないということを伝えましょう。
黙る人が安心してありのままを話せるように、大丈夫な環境や状況を作ってあげるのです。
もちろん、話してくれたことを根に持ったり否定したりしてはいけません。
【まとめ】「黙る人」と素直に表現し合える仲になるために!大切なことは「相手を尊重する」ことと「感情のセルフコントロールを身に付ける」こと!!
「黙る人の心理」を理解することが「人としての思いやり」
いかがでしたか?
取り組めそうな関わり方はありましたか?
黙る人というのは、ストレスを内側に溜め込んでしまいやすいところがあります。
思ったことをそのまま表現できればスッキリするのに…と簡単に考えてしまうかもしれませんが、黙る人の心はそう単純ではありません。
子どもの頃、自分の意見を言えず押さえつけられたり、意見を言ってもいつも否定されたりしていた過去があるのかもしれません。
また、なにかと我慢しないといけない環境に置かれていたり、自分の存在そのままを認めてもらえていなかったりしたのかもしれません。
理由は色々あると思いますが、多くの場合は幼い頃に受けた心の傷、インナーチャイルドが関係している可能性が高いでしょう。
専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして、インナーチャイルドを外してもらうことが、黙る人からの卒業になります。
あなた自身が黙る人だったり、あなたの大切な人が黙る人だったりするのであれば、心の奥底にあるわだかまりを解消してあげることをおすすめします。
大切な人とありのままの気持ちを、素直に表現し合える仲になれるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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