カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに借りパクする人はいませんか?
またはあなた自身、借りパクする人ではありませんか?
“借りパク”、つまり簡単に言えば借りた物を返さないことです。
友人や同僚、兄弟などで物の貸し借りをする機会はあると思います。
本、CD、DVD、ゲーム、充電器、化粧品など…あなたも貸したり借りたりした経験があるのではないでしょうか。
ただ、なかには貸したのになかなか返してくれない、借りパクする人がいます。
そのような借りパクする人には、一体どのような心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は、借りパクする人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

たしかに世の中には、「返さないのがデフォルト設定」「貸したこと後悔させマスター」「大事に使ってるよ!(返すとは言わない)」といったイメージの強い「借りパクする人」って男女を問わず沢山いるよね。もちろん物の貸し借りというのは、人間同士の助け合いでもあるし、誰にでも経験があると思うけど、中には、アニメのドラえもんに登場するジャイアンのように「人のものも自分のものも自分のもの」的な考え方を持っていて、人間関係を大きく悪化させているようなケースも多いみたい。そんな「借りパクする人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「借りパクしてしまう自分」をやめたいと思ったらどうすれば良いのかな?

今回は「借りパクする人」に共通する「5つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいね。それにセルフカウンセリングで「借りパクする人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は借りパクしてしまうことがある(仲良しだから大丈夫、借りたことを忘れやすい、いつかは返そうとは思っている、多分相手も忘れているだろう、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、借りパクする人がいる(ガチで貸さなきゃよかった、信じたこちらが馬鹿だった、人として終わっている、口癖が今度返すね、普通に犯罪だと思う、心理を知りたい)」という人には特に参考にしてほしいわね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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借りパクされて人間不信…?あなたにも経験ありませんか?
物の貸し借りは、人間関係が広がっていけばほとんどの人が経験することだと思います。
友人同士で、好きなアーティストの曲を聴いてもらいたいから貸したり、面白いと評判のマンガを借りたりしたことがあるのではないでしょうか。
ただ、それはあくまで貸し借りですから、返すことが前提になっているはず。
ところが、相手がルーズな人だとなかなか返してもらえないのです。
なかには、学生時代に貸した物が返ってこなくて、学校が離れたり社会人になったりして疎遠になり、そのまま返ってこないというパターンもあります。
これが、まさに借りパクです。
借りパク(かりぱく)とは?「借りたまま返却せず私物化すること。借りたと称してパクること。」
当カウンセリングルームにも、借りパクする人に関する相談が寄せられることはあります。
- 「友人に貸したお気に入りのマンガが、もう何年も返ってこない。今度返すと言われ続け、人間不信になりそう。」
- 「姉に貸したブランドバッグが一向に返ってこない。パーティ出席のためと言われて貸したのに、普段使いもしている。貸した自分が悪いのでしょうか。」
- 「彼氏が貸した物を私物化する人だった。今まで充電器やイヤホン、化粧品など貸したけれど、ほぼ毎回借りパクされる。この人と一緒にいて大丈夫だろうか。」
借りパクによって、人間関係に不安を感じている人は多くいるようです。
借りパクする人にはどのような心理があるのか、以下に詳しく説明しますのでチェックしていきましょう。
「忘れている」「大した物だと思っていない」「つながりだと思っている」!?「借りパクする人」に共通する「5つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで導き出す「借りパクする人の心理」
それでは、借りパクする人の心理を5つ説明していきます。
この5つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①忘れている
借りたことをもう忘れてしまっている人です。
借りたけれどそのまま放置していて返すことを忘れてしまっているパターンと、借りたこと自体を忘れていて自分の物だと思い込んでいるパターンがあります。
全体的に忘れっぽく、約束やルールにルーズな人が多いです。
②返せない事情がある
借りた物を壊してしまったり失くしてしまったりしたせいで、返したくても返せないでいる人です。
正直にそれを伝えられればよいのですが、怒られたり関係が破綻したりするのを恐れて、伝えることができません。
嘘をついてでも、自分の身を守ろうとするところがあります。
③大した物だと思っていない
借りた物を大した物だと思っていないため、雑に扱ったり早く返さなかったりしても問題ないと思ってしまっている人です。
自己判断でその物の価値を決めるようなところがあり、様々な場面でも共感力に欠けている傾向があります。
④自分の物にしたい
借りた物がとても魅力的だったり気に入ったりしたため、自分の物にしたいと思ってしまっている人です。
自分の物にしたいのなら、自分で購入するなり交渉するなり手段があるはずですが、自分の物と他人の物の境界線がハッキリしていないため、借りた物をそのまま自分の物にしてしまおうという気持ちが働いてしまいます。
⑤つながりだと思っている
貸し借りがあることで、人間関係が繋がっていられると思っている人です。
借りている物があって、それを返すという約束があるから、その相手との関係は切れないと思っています。
貸している側からの信用や信頼が失われていく可能性があることは、あまり考えられていません。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、貸し借りにはどちらもリスクがあることを認識し、信用・信頼を失わないように対応していく必要があることを学びましょう。
「借りパクしてしまう自分」をやめたいと思ったらどうすれば良い!?人と人との信頼を取り戻すための「3つの改善方法」を徹底解説!!
「借りパクする人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、借りパクしてしまう人のための改善方法を3つ説明していきます。
①思い立った時に連絡する
借りているという意識があるうちは、たまにだったとしても借りていることを思い出す瞬間があるはずです。
そんな時に後回しにせず、すぐ相手に連絡を入れましょう。
会う約束を立てたり、返す目安を伝えたり、長く借りていることの謝罪をしたり、とにかく連絡を取りましょう。
そうすることで物を返しやすくなりますし、相手からの印象も良くなります。
②共感力を磨く
借りパクする人は、共感力に欠けているところがあります。
- 「いつまでも返さずにいたら、相手はどう思うかな?」
- 「相手にとっては大切なものかもしれない。」
など、共感力がきちんとあれば、借りパクという行為も変わるはずなのです。
共感力を磨いて、相手の気持ち・周りの気持ちに気付き、借りた物を相手が不快に感じる前に返せる人になりましょう。
共感力を磨くためには、コミュニケーションセミナーに参加したり、コミュニケーショントレーニングを受けたりすることをおすすめします。
③カウンセリングを受ける
借りパクしてしまう自覚があったり、周りから指摘された経験があったりする人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。
あなたが借りパクしてしまう本当の理由は一体何なのか、心の奥底にある問題をカウンセラーがカウンセリングの中で探り、見つけ出してくれます。
借りパクしてしまう原因には、様々な理由が考えられます。
- 共感力の欠如。
- 自分と他人の境界線が曖昧。
- 約束やルールを守れない。
- 認知の歪み。
- 自己愛が強い。
- 自己防衛が強い。
- 依存体質。
- インナーチャイルド。
- 人間関係のトラウマ。
- コミュニケーションスキルの低さ。
- 発達障害。
など。
これらのたくさんの中から自分の問題を見つけ出し、自分で改善していくことはとても難しさがあります。
カウンセリングを受けることで、あなたに合った方法で効率的に改善をしていくことができます。
改善にあたって感じるストレスも少なく済むでしょう。
また、カウンセリングを受けることで借りパクしてしまうところだけでなく、そのほかの様々な悩みにもカウンセラーは相談に乗ってくれるので、人間関係が改善したり生きづらさが解消されたりしていきます。
【まとめ】「借りパクする人」から「借りたものを感謝とともに返せる人」へ!大切なのは「相手を尊重する気持ち」と「きちんと返す責任感を育てる」こと!!
人との信頼関係を大切にするなら、借りたものに感謝し、丁寧に返すことから始めてみませんか?
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
物を貸したり借りたりする経験は、心の成長にとても良いと思います。
人を信じたり人の期待に応えたりすることを学べます。
しかし、借りた物を返さない人は、返そうと思っていたとしても相手からの信用・信頼を失ってしまいます。
人間関係において、信用・信頼はとても大切なことです。
自分の物も他人の物も丁寧に扱い、借りた物は相手が不安になる前に綺麗な状態で返せる人になってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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