カウンセラーの杉本もゆるです。
会話中に何かと自分の不幸自慢をしてきたり、SNSの投稿が意味深でネガティブな内容ばかりだったりする人、あなたの周りにはいませんか?
まるで物語に登場してくる「悲劇のヒロイン」かのように振る舞っている人。
ヒロインといっても男性にも多くいます。
そのような人が身近にいると、マイナスオーラが流れてきてこちらまでネガティブになり、付き合っているのも疲れてしまうと思います。
今回は「悲劇のヒロイン」を演じる人の特徴や原因、関わり方、そして自分がそうかも…と思った人のためにも、抜け出す方法についてお話ししていきます。

世の中「悲劇のヒロインを演じる人」って結構たくさんいるみたいだけど、その周囲の人は本当に迷惑しているということに気がつく必要があるわね。でも「悲劇のヒロインを演じる人」には、いったいどんな心理が隠されているのかしら?

今回は「悲劇のヒロインを演じる人」の「4つの心理」や「4つの原因」をセルフカウンセリングできるみたいだよ。また「悲劇のヒロインを演じる人」との上手な付き合い方も詳しく紹介されているから、ちょっと気になっている人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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悲劇のヒロインって??
「悲劇のヒロイン」と聞いてあなたは、誰を思い浮かべますか?
歴史上の有名な人物を挙げる人がいれば、近年の有名人、マンガや小説や物語の登場人物を挙げる人もいるでしょう。
悲劇のヒロインとして代表的で頻繁に挙げられる人物といえば、15世紀のフランス王国の軍人ジャンヌ・ダルクや、アンデルセン童話の『マッチ売りの少女』などでしょう。
その他にも、古代エジプトの女王クレオパトラや、『アンネの日記』の著者として有名な20世紀前半に生きたユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランク、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』のジュリエットなどが挙げられることの多い人たちです。
本来、悲劇のヒロインとは相当の苦難に見舞われたり、悲劇的な末路を迎えたりした女性を指す言葉ですが、近年では自らの不幸を強調して注目を浴びようとしている人への、皮肉じみた言葉としてよく使われています。
また、ヒロインと言えど女性だけでなく、男性でも悲劇のヒロインのようなタイプの人は多くいます。
育った環境が悪かったとか、大きな病気をした経験や身体が弱いこと、仕事が忙しすぎる、恋愛に恵まれないなど、悲劇的な内容は様々ですが、とにかく「自分はかわいそう…」「私は不幸な人間なんだ…」ということを人に伝えようとします。
本人にはその自覚がないことがほとんどで、悪気はないのでしょうが、悲劇のヒロインを演じる人の対応には困ることも多いでしょう。
「悲劇のヒロインを演じる人」の心理的特徴とは!?セルフカウンセリングで「悲劇のヒロインを演じる人の心理」を自己分析してみよう!!
セルフカウンセリングで分かる「悲劇のヒロイン心理」
それでは、「悲劇のヒロインを演じる人」の心理的特徴を4つ説明していきます。
この4つの心理的特徴を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①たくさんの人に心配されたい
会話中でもそうですが、SNSなどで「死にたい」「もうダメかも…」「私だっていつも笑顔なわけじゃないよ…」などと抽象的な文章を投稿し、人の気を惹こうとします。
本当に気が滅入ってしまっている時もあれば、大したことではないこと、あるいはまったくネガティブでないことでも、見る人が一瞬心配するような内容で投稿することがあります。
悩んでいる自分、ネガティブな自分を知ってもらいたいがために、不特定多数の人にアピールします。
②誇張するor嘘をつく
体調がすぐれない時や病気や怪我をした時、実際よりも大げさに伝えたり、本来は出ていない症状までプラスしたりします。
それだけでなく、過去の生い立ちや現状などもオーバーに表現するなどします。
「かわいそう…」「大丈夫?」「大変なのに頑張ってるね…」といった言葉が欲しいあまり、ついつい実際とは異なったことを言ってしまいます。
③他人と不幸レベルを争う
人の苦労話などを聞くと、「私の方が~」「私なんて~だよ」などと他人の不幸を認めず、自分の方が辛い思いをしている、と話を被せてきます。
他人を労(いた)わる気持ちがないわけではありませんが、自分中心の考えしかできないため、自分の方が不幸だ、とついアピールしてしまいます。
また、自分よりも明らかに辛い経験をした人のことを認めたがらず、拒絶したり嫌ったりすることもあります。
④幸せが不安
幸せでいることに罪悪感や不安を感じ、自ら幸せを手放したり避けたりします。
恵まれない、不幸な自分をかわいそうだと思うことで自分自身を特別扱いしています。
不幸な中にいることで安心を感じているので、わざわざ不幸な道、困難な道を選ぶなどします。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近に当てはまる項目はありましたか?
当てはまった人は、ただ気持ちや行動を抑えようとするのではなく、それに至る原因を知り根本から改善できるように工夫していきましょう。
「潜在意識」「家庭環境」「劣等感」が影響!?「悲劇のヒロイン」を演じてしまう「4つの原因」とは!?
悲劇のヒロインを演じるのにはワケがある
悲劇のヒロインを演じてしまう人は、大抵わざとやっているわけではありません。
潜在意識の部分からそのような思考になり、自分を守っているのです。
幼少期の環境や、その人の劣等感が関係していることが多いのです。
以下の考えられる原因を見ていきましょう。
①幼少期の愛情不足
幼い頃に育成者から十分な愛情をもらえなかったため、他人から注目を浴びようと必死になり、悲劇のヒロインを演じるようになってしまいます。
小さい子が親に「お腹痛い」などと嘘をついてかまってもらおうとするような行動と似ています。
兄弟が多かったり、育成者と関わる機会が少なかったりする人に多いです。
「かわいそう」と同情されたり声をかけてもらえたりすることで、人と関わろうとしています。
②過干渉な育成者の元で育った
過干渉な育成者の元で反発できずに育った人が、成長して自我を解放したいと思った時に、わざと人生を不幸にさせてしまいます。
親に対しての反発心や、親の敷いたレールに乗り切れなかった自分に心のどこかで罪悪感を持っており、自虐的になります。
自分で幸せを掴み取ろうとせず、「こう育てられたから、こんなふうにしか生きられない」「自分は幸せにはなれない」と思っています。
③自信がない
自分には魅力がないと思っているため、人から同情されることにより注目を集めようとします。
不幸なことが自分のアピールポイントになってしまっているのです。
人よりも不幸であることで特別感を持ち、人とは違うという自己認識を高めようとしています。
また、自分は恵まれていないのだからしかたない、と自分自身に言い訳をしているようなところもあります。
④批判されたくない
かわいそうな役を演じることで、人から嫌われたり嫉妬されたり、批判されたりせずに注目を浴びることができると思っています。
人から嫌われたり否定されたりすることが恐いため、最初から自分はかわいそうで恵まれていないとアピールして、親切に優しくしてもらいたいと思っています。
これらが悲劇のヒロインを演じる人に多く当てはまる理由です。
基本的には注目を浴びるために演じているので、本人に悪気はないのです。
ですから、悲劇のヒロインを演じる人は悪い人ではありません。
しかし、付き合い方には注意が必要です。被害妄想の激しい人もいるので、下手に敵に回すと「○○さんに嫌われている…」「○○さんに意地悪をされている…」などと悲劇のヒロインを演じて、あることないこと周りに言いふらされてしまうかもしれません。
「悲劇のヒロインを演じる人」と上手に付き合う方法とは!?大切なことは相手を「否定せず」「同情せず」「話半分で聞く」こと!!
悲劇のヒロインを演じる人との上手な付き合い方
悲劇のヒロインを演じる人と上手に適度な距離で関わっていくためには、以下のことに気を付けましょう。
①否定はしない
悲劇のヒロインを演じている人の話に眉をひそめるような内容があったとしても、基本的には否定しないでおきましょう。
悲劇のヒロインを演じる人たちは、否定や拒絶にとても敏感です。
②同情しない
悲劇のヒロインを演じる人たちは「辛かったね」「大変だったね」「頑張ってるね」などという言葉をいつも求めていますが、同情しすぎるとしつこく依存されてしまったり、かえってバカにしていると思われたりしてしまいます。
感情移入しすぎずに接しましょう。
③話はすべて信じない
特徴として大げさに話すことが多いので、すべて鵜呑みにしてしまうと事実とは異なった情報になってしまうかもしれません。
冷静に聞いて、話半分くらいで聞き流しましょう。
④自分の苦労話は控える
苦労話をしても、相手がそれに上乗せして自分の話をしてきたり、興味を持ってもらえなかったりすることがほとんどです。
話してもあまり意味がないので、悲劇のヒロインを演じる人には辛かった話などはしないでおきましょう。
悲劇のヒロインを演じる人とは、以上のようなことに気を付けながら関わっていくと良いでしょう。
自己中心的な考えを持った人が多いので、あまり深入りすることはおすすめできません。
深く関わりすぎたり拒絶したりすると、かえって関係がこじれる可能性が高いのでつかず離れず、適度な距離を保っているのが一番です。
【まとめ】自分に自信をつけて「不幸グセ」を捨てることが肝心!幸せになるのは「権利」ではなく「義務」であるということ!!
自分が悲劇のヒロインを演じちゃってるかも…と思ったら
ここまで読み進めてみて、もしかして自分もそんなところあるかも…と思った人は、案外少なくないと思います。
どっぷりそうではなくとも、メンタルが弱っている時などにやってしまっているという人は多いかもしれません。
そのような人は、より良い人間関係を築いていくため、そして幸せを素直に受け止められるように自分改革をしていきましょう。
まずは、人よりも不幸なところを探すのではなく、自慢できるもの、誇れるものを見つけましょう。
思いつかないのなら作り出しましょう。
何かの資格勉強をしたり趣味を特技にしたりして、自分に自信をつけるのです。
自信をつけることで、自分で自分を無条件に認めてあげることができます。
自分自身を愛することができるようになります。
また、他人と比較するクセはやめましょう。
他人とは比べようがない“唯一無二の自分”であることを認知しましょう。
そして、自分にとっての幸せとは何かを追求してください。
深堀していき、自分なりの幸せ像を見つけたら、カッコ悪くともそれを諦めずに目指していきましょう。
今のあなたも本当は「幸せ者」なんです
幸せとは他人が判断するものではありません。
どんな環境であれ、自分が幸せだと思えればそれがあなたの幸せなのです。
人からの評価を求める必要はありません。
「自分は幸せになってもいいのだろうか。」「幸せになれるのだろうか。」と悩んだら、迷わず専門のカウンセラーからカウンセリングを受けてください。
あなたの現状だけでなく過去も紐解いていきながら、考え方のクセ・歪みを改善していき、生きやすい人生を送れるようにトレーニングしていきます。
自分を不幸だと思うのは卒業して、幸せへの一歩を踏み出しましょう。
誰もが幸せ行きの切符を持っています。
たどり着くことができますよ。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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