こんにちは。
カウンセラーの金子ともやです。
前回に引き続き、不安症について
お話していきたいと思います。
今回は、主な身体症状と不安症の
メカニズムについてお話していきたいと
思います。
不安症のメカニズムをきちんと理解して、
精神的に安定し生きやすい自分を手に入れましょう。
不安症を発症させないためにはどうすればいいのかな?
今回は不安症のメカニズムと予防法が分かるみたいだね。ともや先生よろしくお願いします!
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腹痛や下痢の原因は不安症かも!?知っておきたい主な身体症状!!
まずは身体症状についてお話したいと思います。
主な症状としては以下のような身体症状が起こります。
- 動悸
- 息苦しさ
- 過呼吸
- めまい、吐き気
- 手足、声の震え
- 腹痛、下痢
このような症状が主な身体症状です。
しかし、緊張して手や声が震える状況は
場面によっては誰にでも起こりうることですし、
これだけでは不安症だと気づくのは
難しいかもしれません。
例えば、
会社でお客様にお茶を出すというシーンで、
緊張から手が震えてしまい、
お茶が出せずに困っているのであれば
不安症と見て良いでしょう。
紛れもない防衛反応!大げさに考えすぎるのはNG!!
誰でも多少の不安を感じていながら
日々を過ごしています。
不安というのは生き物すべてにある
「防衛反応」で、私たちの先祖から
代々受け継いだ感情です。
ありすぎるのも良くないですが、
なさすぎるのも良くないでしょう。
つまり、程度の問題ということです。
必要以上に不安に対して
敵視する必要はないのです。
引き金は悩み!?今の生活環境を見つめてみよう!!
不安が募りやすい環境に
身を置いているのも、
不安症を発症する一因になります。
不安が過度に働くことが、
不安症の引き金になることを考えると、
日ごろから不安をためこみやすい
環境に身を置いている方は注意が必要です。
一般的には、
女性の場合 | 夫、姑、子育てなどの家族関係・友人関係についての悩み |
男性の場合 | 会社の人間関係、金銭問題の悩み |
が多いと言われています。
つまり、
不安になる内容は自分の価値観、
ライフスタイルに結び付いているのです。
不安症を予防するには?キーワードは「ポジティブ思考」!!
歳を重ねると、不安や苦痛が
増えると言われています。
生きている限り、
誰でも悩みごとはあると思いますが、
年齢を重ねていくことで悩み事の
受け止め方は変化していきます。
一般的には、年齢を重ねれば
不安や苦痛が増えると言われています。
ところがスタンフォード大学の社会学者、
ローラ・カーステンセンの研究結果では、
歳を重ねることで、よりポジティブな感情が
増えたという結果が出たのです。
※参考動画「ローラ・カーステンセン-年をとるほど幸せになる-TEDxWomen-」
すなわち、不安や怒りを感じにくく
なっていくことがわかりました。
もちろん歳を重ねていくことによって
病気になってしまったり、
時には家族を失ったりするなど、
辛い経験が増えてくるのも
自然なことなのかも知れません。
しかし、
人というのは生きることに対して
感情的に満足し、落ち着いた感情を
備えるようになります。
だからこそ、
今より少しでも「ポジティブ思考」を
持つ意識を強め、不安症を起こすリスクを
回避していく必要があります。
大切なことは「ポジティブ思考」を意識すること!!
不安症になってしまう人に
共通しているのは、
当たり前かも知れませんが
「不安なことを考えている」
ということです。
たとえば、
- 仲の良い友人と旅行に出かける。
- 家族同士でバーベキューをする。
- 恋人同士で海に散歩に出かける。
このようなシチュエーションの時は、
不思議なことに不安症は起こりません。
それはなぜでしょうか?
それは、
「その先の未来にある幸せ」を
予測しているからです。
つまり、
「楽しいことを考えている」からなのです。
ところが、
楽しいことを考えるのは難しい
という人もいます。
そういう人は、
まず心療内科や精神科で
診断を受けて適切な処置をする、
またはカウンセリングなどの
精神治療を受けるのがベストな方法です。
たとえば心理カウンセリングには、
ポジティブ思考を意識できるような
トレーニングも存在しています。
大事なことは、
今のあなたの状態をしっかりと理解し、
適切な処置をしてあげることです。
自分自身を大切にして、
今よりもっと幸せになってください。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや