カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに挨拶(あいさつ)しない人はいませんか?
またはあなた自身、挨拶しない人ではありませんか?
自分から挨拶する人、挨拶されれば返す人、声を出さずに挨拶する人、挨拶をスルーしようとする人、など挨拶への意識や行動は人によって違います。
新入社員が挨拶のできない人で困っている…なんて話もよく耳にします。
挨拶は人間関係において重要な役割を果たすコミュニケーションですが、その挨拶をしない人には一体どのような心理が潜んでいるのでしょうか。
今回は挨拶しない人の心理や、挨拶する際の4つの心得についてお話ししていきます。

たしかに世の中には、学校や職場、団地やマンションのご近所などで、なぜか「挨拶しない人」ってたくさん存在しているわよね。日本では小さい頃から当たり前のように「挨拶は良いこと」と教えられてきたはずなのに、なぜか年を取るにつれてその当たり前の挨拶をしない人が増えてくるみたい。そんな「挨拶をしない人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?また人に挨拶をする時はどんな点に注意すれば良いのかな?

今回は「挨拶しない人」に共通する「6つの心理」や「4つの心得」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「挨拶しない人の心理」を自己分析できるから、「自分は挨拶をしない主義だ(挨拶は嫌い、したくない)」という人や、「身近に挨拶をしない人がいる(挨拶したが無視された、印象が悪い)」という人にはぜひ参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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個々が感じる挨拶の重要性は、異なります。
それは、育成者からの教育や学校や部活での生活、地域の住民の親密度など、様々な環境が影響するからです。
近年では学校での教師と生徒の関係性が崩れてきて、教師を敬う姿勢が薄れてきたようにも思えます。
また、防犯上の観点から知らない人への挨拶はしないように指導したり、中には住民同士の挨拶禁止ルールができたマンションもあったりするそうです。
一昔前と比べると、挨拶への意識も複雑になっているのかもしれませんね。
だからといって、社会に出れば挨拶は必須。
そんな挨拶をしない人はどんな心理なのか、チェックしていきましょう。
「無駄だと思っている」「コミュニケーションの拒否」「優越感を得たい」!?「挨拶しない人」に共通する「6つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで分かる「挨拶しない人の心理」
それでは、挨拶しない人の心理を6つ説明していきます。
この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①重要性を知らない
挨拶の仕方や重要性を理解できていない人です。
本人に悪意はありませんが、周りからは誤解されることが多いでしょう。
挨拶をされれば反応はしますが、軽く頭を下げるだけだったりして、相手への印象はあまり良くありません。
ただし、マナーや常識を教わってこなかっただけなので、きちんと重要性を教えれば挨拶してくれるようになるでしょう。
②恥ずかしがり屋
声に出して挨拶することが、恥ずかしいと思っている人です。
自分から声をかけたり大きな声で挨拶したりするのは、本人からするととても勇気のいることなので、なかなかできません。
挨拶した方が良いことは分かっていますが、恥ずかしさや引っ込み思案な性格から、挨拶を避けてしまいます。
③無駄だと思っている
挨拶は生活において必要のない無駄な行為だと思っている人です。
合理的すぎる性格で、面倒なことは嫌いです。
人に愛想を使ったり媚を売ったりすることもしないので、挨拶も無駄な労力だと思っています。
挨拶がなくてもコミュニケーションは成立する、人間関係はやろうと思えばうまくいく、と過信しているようなところがあります。
④コミュニケーションの拒否
極力人と関わりたくないと思っている、一人を好む人です。
面倒な人間関係はできる限り避けようとします。
また、1人でいる方が気楽でいられていいと考えているので、挨拶をして人とうまく付き合っていこうという意思がありません。
一匹狼と言えば聞こえは良いですが、礼儀やマナーを軽視する自分主義者と言えるでしょう。
⑤自信がない
自分に対して興味を持ってくれたり、声をかけてくれたりする人なんていないと思っている、自信喪失傾向の人です。
自分から挨拶したところで冷たい反応や無視をされるかもしれないと思っているので、挨拶する勇気が出ません。
また、自分に挨拶してくれる人なんていないと思っているので、挨拶されても気づかずに無視してしまうこともあるでしょう。
人に対してとても臆病な人です。
過去に人間関係でひどく傷ついた経験があるのかもしれません。
⑥優越感を得たい
挨拶は先にした方が格下で、負けだと思っているような人です。
プライドが高く、高飛車な性格です。
自分は気づかないふりをするなどして、相手が先に挨拶してくるのを待っています。
挨拶をしてもらうことで優越感を得ようとしている、少々勘違いなかまってちゃんです。
実は、隠れた強い劣等感を持っています。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、挨拶がいかにコミュニケーションにおいて重要なものなのかを再認識し、積極的な挨拶を心がけましょう。
円満な人間関係を望むのであれば、いい笑顔と挨拶をするだけで劇的に変わっていきます。
そのくらい、挨拶の力は途轍(とてつ)もないものなのです。
他人のためではなく「自分のため」に挨拶をしてみませんか!?挨拶をする時に必要な「4つの心得」を徹底解説!!
人として成長するためにチャレンジして欲しい「挨拶する際の4つの心得」とは!?
それでは続いて、あなたが人に挨拶する際に覚えておいてほしい4つの心得についてお話ししていきます。
①親しくない人にこそ挨拶をする
仲の良い人たちに挨拶をするのは当たり前なことです。
しかし、それらの人たちだけでなく、それほど親しくない人や直接深く関わることの無さそうな人にも、挨拶をしておきましょう。
ご近所さんに会ったら「こんにちは」、これだけでいいのです。
職場でも違う部署や別の会社の人に会ったら「こんにちは」、「お疲れ様です」などと一言声をかけられるようになりましょう。
色々なところであなたの評判は上がりますし、人間関係の輪も広がっていきます。
②自分から挨拶をする
挨拶するのは常識でいえば年下や後輩、部下の方から…などという考えから、自分から挨拶しないことに意固地になってしまうことがあります。
しかし、そのこだわりは捨ててしまいましょう。
いつ挨拶してくるかモヤモヤしているくらいなら、自らサラッと挨拶した方がその後清々しくいられます。
上下にこだわらず、挨拶できる人になりましょう。
もちろん、自分が年下や後輩、部下の立場なら率先して挨拶すべきです。
③自分のために挨拶はある
挨拶するのは人間関係を円滑に進めるためですが、それはある意味自分のためということです。
だから、挨拶は自分のためにしている行為なのです。
また、「おはようございます」「お疲れ様です」などと挨拶をすることで、自分の気持ちを切り替えるスイッチになったり、人に挨拶できる自分として自己肯定感も上がったりします。
誰のためでもなく、挨拶は自分のためにすることとして積極的にしていきましょう。
④相手に求めすぎない
自分が挨拶したからといって、相手が必ず同じように挨拶を返してくれるとは限りません。
声に出して「おはよう」と言ったのに、ペコッと頭を下げられただけだったり、時には無反応だったりすることもあるかもしれません。
しかし、挨拶は強制ではありません。
相手にも体調不良や心が不安定な時があるでしょう。
ですから、あまり気にしないことです。
返事が欲しいから挨拶するくらいなら、しなくてもいいと思います。
挨拶で承認欲求を求めないこと。
ある意味、挨拶は自己満足でいいのです。
【まとめ】「挨拶しない人」から「挨拶ができる人」へ!大切なことは「相手を尊重する」ことと「心を開いて接する」こと!!
分け隔てなく挨拶ができる素敵な人になってみませんか?
いかがでしたか?
挨拶は人間関係だけでなく、自分のスイッチにもなる魔法の言葉です。
「おはよう」と口に出すことで、脳は一日の始まりを察知しスイッチをオンにしてくれます。
「おやすみ」と口に出すことで、脳は一日の終わりを察知しリラックスモードに切り替えてくれようとします。
言葉は私たちが想像しているよりもはるかに、私たちの心に影響しているのです。
言う相手がいないのであれば、自分に向けてでも口に出して言った方がいいです。
人に挨拶するのが苦手、怖い、挨拶の仕方がわからない、というような人は、コミュニケーションセミナーに参加したり、専門のカウンセラーに相談したりして改善をしていきましょう。
また、人と関わること自体に抵抗を持っているようなら、あなたの心の中には傷があるのかもしれません。
専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして、心の傷やわだかまりを解消させていきましょう。
カウンセラーがそのお手伝いをします。
挨拶を通じて、あなたの人間関係がより良いものになっていくことを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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