こんにちは!
カウンセラーの金子ともやです。
前回のブログでは、視線恐怖症の症状や
原因についてご紹介しました。
視線恐怖症とは、
- 人と目を合わせるのが怖い。
- 人に見られているのが嫌だ。
- 正面に人がいるのが嫌だ。
- 人に変に思われているのではないか。
このように自分、
もしくは他人の視線が原因で、
対人への緊張や不安に襲われる症状です。
この視線恐怖症が
日常生活に影響するようになると、
人との交流をさける、外出を控える、
といった状態に陥ってしまいます。
すると、外出時にますます
人の視線が怖く感じてしまい、
悪循環に陥ってしまうのです。
今回は症状が深刻化する前に、
視線恐怖症から克服するための
治療法をご紹介します。
視線恐怖症が悪化すると日常生活にも大きく影響してしまうから、そうなる前にきちんとした理解と治療が必要になるね。
今回は視線恐怖症の原因や治療法などが分かるみたいよ。ともや先生よろしくお願いします!
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視線恐怖症の治療法で効果的なのは、
スバリ精神療法(カウンセリング)です。
なかでも認知行動療法が効果的でしょう。
なぜなら、
視線恐怖症の人は非現実的な思考に
とらわれることが多いからです。
例えば、
朝、近所の人へ挨拶したとき、
相手はびっくりした表情をしていました。
このようなシーンで視線恐怖症の人は、
『私の目つきが悪いから怖がられてしまった』
『私と会いたくないけど、遭遇してしまい、嫌だったのだろう』
といったような、
偏った考え方をしてしまうのです。
このように、
視線恐怖症の人は自分の行動や
評価をネガティブに捉えるので、
極端にネガティブな解釈してしまう
認知の特徴があります。
すると、
相手は自分に対して、悪い印象を
持っていないのにも関わらず、
一方的にネガティブに解釈して
悩んでしまう場合もあります。
深刻化すると友人関係が
途絶えてしまうことになりかねません。
このような考え方を
「認知の歪み」といいます。
そこで、
自分の偏った考え方やクセを知り、
現実に沿った考え方や行動に
修正していくことが大切になっていきます。
改善に近道はない!?カウンセリングを受ける前に自分で取り組めるセルフトレーニングをしてみよう!!
認知行動療法を行う過程は
- 事実を知る。
- 考え、感情、行動に分類する。
- 認知の歪みを知る。
- 認知を修正する。
といった流れで行います。
この認知行動療法を行うことによって、
考え方や捉え方を修正すると、
徐々に感情や行動も変わっていきます。
そして、自分には
『視線が怖いという気持ちがある』
という気持ちを認めることが大切です。
しかし
「私は視線恐怖症だけど、
カウンセリング(認知行動療法)を
受けるのにはちょっと抵抗がある」
という人もいます。
でも心配はいりません。
いきなりカウンセリングを
受けなくても、
自分で取り組めることも
たくさんあります。
たとえば、
- 鏡に向かって様々な表情の練習をする。
- 人と出会ったら元気よく自分からあいさつする。
- 緊張しそうな時はリラックスして腹式呼吸をする。
- 緊張をやわらげるツボ(手のひら、手首の内側)を刺激する。
- アロマテラピー(ローズなど)の香りで気持ちを穏やかにする。
といったように、
カウンセリングだけに頼らず
少しずつ自分で行動していくことも大切です。
自分の考え方のクセは、
すぐに修正できるものではありません。
焦らずにじっくりと
向き合っていきましょう。
そして、
物事の捉え方や考え方を修正して、
あなたらしい人生を笑顔で送れるようにしましょう。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:金子ともや