言葉を濁す女性

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

あなたの周りに言葉を濁す人はいませんか?

またはあなた自身、言葉を濁す人ではありませんか?

 

会話をしていく中で、すべてのことを思ったまま発言してしまうのは子どものようで望ましいと言えませんが、世間にはいつも言葉を濁すような言い方をする人もいます。

 

当カウンセリングルームでも、

  • 「夫がいつも言葉を濁すせいで話が進まない」
  • 「上司が大事な場面で言葉を濁すから困っている」

などという相談がよくあります。

 

優しさなのか優柔不断なのか、言葉を濁す人は一体どのような心理なのでしょうか。

 

今回は言葉を濁す人の心理や、対処法についてお話ししていきます。

 

リン♀リン♀

たしかに世の中には、会話のキャッチボールが円滑にできない「言葉を濁す人」って男女を問わず沢山いるわよね。もちろん会話の流れや相手のことを考えて、また自分の都合の悪いことは誤魔化したいといった理由での言動がほとんどだと思うけど、会話している相手側からすると何となく消化不良というか、若干ストレスが溜まってしまうケースが多いみたい。そんな「言葉を濁す人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「言葉を濁す人」が身近にいる場合はどうすれば良いのかな?

チャチャマル♂チャチャマル♂

今回は「言葉を濁す人」に共通する「6つの心理」や「3つの対処法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「言葉を濁す人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は言葉を濁すことが多い(ストレートに伝えるのが苦手、指摘されたことがある、できれば今の自分を改善したい)」という人や、「身近に、言葉を濁す人がいる(シンプルにイラッとする、ハッキリ言え!と言いたくなる、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!


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言葉を濁す人というのはある意味、日本人らしいと言えるかもしれません。

控えめや平和主義的な性格は、日本人の特徴でもあります。

 

歯に衣着せぬ物言いをする人よりも、まわりから嫌われないかもしれません。

 

しかし、家庭や職場などの大事な場面で意見をもらいたいのに言葉を濁されると、相手はイライラしたり不信感を持ったりしてしまいかねません。

 

使い分けが難しくもありますが、言わなければいけないことならきちんとハッキリ言わないと、まわりに迷惑をかけてしまうこともあります。

 

言い回しや非言語などを上手に使って、相手に自分の気持ちを伝えらえるといいですね。

以下に言葉を濁す人の心理を詳しく説明していくので、チェックしていきましょう。

 

 

「嫌われたくない」「同意していない」「責任を取りたくない」!?「言葉を濁す人」に共通する「6つの心理」とは!?

セルフカウンセリングで発見「言葉を濁す人の心理」

それでは、言葉を濁す人の心理を6つ説明していきます。

この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。

 

あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。

 

①嫌われたくない

人から嫌われたくない、悪者になりたくないという気持ちが強い人です。

はっきり自分の思いを伝えてしまったら相手から嫌われるかもしれないと思うので、言葉を濁します。

 

人からの印象や評価を過剰に気にする人で、いつもまわりからどう思われるかを気にしながら生きているような人です。

 

②傷つけたくない

相手のことを傷つけたり悲しませたりしたくないと思うため、言葉を濁す人です。

自分自身が人からの言葉でひどく傷ついた経験のある人なのかもしれません。

 

優しく思いやりのある性格ではありますが、そのせいで我慢することが多く、自分を苦しめているところもあります。

 

人になかなか本音を言うことができません。

 

③自信がない

自分の意見や自分自身に自信のない人です。

自信がないため、自分の気持ちを相手に伝えることを控えてしまいます。

 

自分の意見よりも相手の意見の方がきっと正しい、一般的だと思っているので、つい相手の意見に合わせようとしてしまいます。

 

自己卑下の傾向が強く、自分には価値がないと思っているようなところがあります。

 

④同意していない

相手の意見に心からの同意や共感をしていない人です。

 

同意はしていないものの、反論したり別の提案が上手にできたりするわけでもないので、言葉を濁して相手の反応をうかがっています。

 

主張はしませんが自分の考えは持っている、芯のある人だと言えます。

 

⑤話を聞いていない

相手の話を真剣に聞いていないため、言葉を濁してごまかしている人です。

話を聞いていないので、質問されてもその内容に対して答えることができません。

 

そのため、あいまいな表現をしてごまかそうとしています。

集中力があまりなく、真面目な人だとは言えないでしょう。

 

その場を切り抜けられればいいと思っています。

 

⑥責任を取りたくない

自分に責任が回ってこないようにするために言葉を濁す人です。

あえてあいまいな返事をして決断したり意見を言ったりせず、責任から逃れようとしています。

 

他力本願でよく責任転嫁をする性格の持ち主なので、頼りになる人とは言えないでしょう。

面倒なことは極力避けたいといつも思っています。

 

 

セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?

自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?

 

自分や身近な人に当てはまる項目があった人は、時と場合、また相手によって使い分けができるように、コミュニケーションスキルを向上させていきましょう。

 

また、言葉を濁す人への思いやりの心も持てるようになれるとより良いでしょう。

 

 

「言葉を濁す人」が身近にいる場合はどうすれば良い!?メンタル強化とコミュニケーションスキルが身に付く「3つの対処法」を徹底解説!!

「言葉を濁す人」に対して実践して欲しい「3つの対処法」とは?

それでは続いて、言葉を濁す人への対処法を3つ説明していきます。

 

①相手のペースに合わせる

気持ちを早く知りたい、教えてほしいという気持ちもわかりますが、相手がよく言葉を濁す人なのだとしたら、相手のペースに合わせてあげる必要があります。

 

会話のテンポやスピードが速すぎるのかもしれません。

相手がゆっくり考えたり発言したりできる余裕を与えてあげましょう。

 

焦らせず相手のペースに合わせることで、気持ちをきちんと伝えてくれるようになるでしょう。

自分のペースで話してはいけません。

 

②追い詰めない

相手の意見を聞きたいと思うのなら、その時だけでなく日頃から相手を追い詰めたり責めたりはしないことです。

 

追い詰められれば萎縮したりごまかしたりするのは当然のことです。

 

話し合いをしたいと思うのなら相手を尊重し、感情的になったり否定したり責め立てたりしてはいけません。

 

こちらも聞く姿勢になり、相手が話しやすい空気感を作ってあげましょう。

 

③無理に聞き出そうとしない

人にはそれぞれ性格・個性があります。

言いたいことをストレートに伝えられる人もいれば、上手く伝えられない人もいます。

 

また、その人の優しさや生きてきた環境がそうさせている場合も大いにあります。

無理に聞き出そうとすることは相手にとって大きなストレスになります。

 

自分のわがままで相手を苦しめてはいけません。

大切な相手なのだとしたら、その人の性格を尊重し、こちらが配慮できる人になりましょう。

 

 

【まとめ】「言葉を濁す人」を理解して「相手の言葉を心で聴ける人」へ!大切なことは「相手の考え方を尊重する」ことと「思いやりの会話を心がける」こと!!

相手が言葉を濁す理由(優しさ、弱気など)を受け入れられる生き方してみませんか?

いかがでしたか?

実践できそうな対処法はありましたか?

 

世の中にはいろいろな性格、思考の人がいます。

 

物事をスピーディーにとらえ言語化でき、発言できる人もいれば、答えを出すのに時間を要し、言語化する時じっくり考え、発言を迷う人もいます。

 

これは、それぞれの個性です。

 

自分と異なるタイプの人のことも理解しようと努力し、尊重してあげることが人間関係で上手くいくコツです。

 

相手を自分の思い通りに動かそうと思っても、そううまくはいきません。

自分のとらえ方や関わり方を変えていく必要があるのです。

 

だからといって、よく言葉を濁す人もそのままでいいとは言えません。

自信のなさや他者評価基準なところが強いせいで、言葉を濁してしまうのかもしれません。

 

その他にも、過去のトラウマや認知の歪み、インナーチャイルドが要因となり、そのようになっている可能性もあります。

 

よく言葉を濁してしまう人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けるなどして改善を図っていきましょう。

 

カウンセリングの中で、カウンセラーがあなたの気持ちに寄り添いながら話を聞き、解決の方へ導いてくれることでしょう。

 

また、自分のパートナーが言葉を濁すクセがあって上手くいかない場合もカウンセリングはおすすめです。

 

専門のカウンセラーが二人の間に入って、関係が上手くいくコツや改善点などを教えてくれます。

 

最近では夫婦カウンセリングやカップルカウンセリングを行っているカウンセリングルームも多いので、二人で探してみるのもよいでしょう。

 

言葉を濁すということは、コミュニケーションの手段として悪いことではありません。

時には言葉を濁して相手に察してもらったり、ごまかしたりするのもいいでしょう。

 

ただし、必要な場面ではきちんと相手に自分の気持ちを伝えなければ、信頼を失ってしまうこともあります。

 

自分にも相手にも、正直でいられる人になれるといいですね。

言葉を濁す技をうまく使って、円満な人間関係を築いていける人を目指しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

リン♀リン♀

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チャチャマル♂チャチャマル♂

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