カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたの周りに言い張る人はいませんか?
またはあなた自身、言い張る人ではありませんか?
明らかに間違ったことや道理に合わないことを言っているのに、意見を曲げず言い張る人って結構いると思います。
仕事ではできるのに家族には言い張ってしまうというような、人や場所で変わる人もいるかもしれません。
人間関係において、言い張ることがあまりプラスに働かないことは多くの人がわかっていそうなのですが、言い張ってしまう人は一体どのような心理でそのような言動をしているのでしょうか。
今回は、言い張る人の心理や改善方法についてお話ししていきます。

たしかに世の中には「正しいか、間違っているか?」「わが主張に一片の間違いなし」「他人からの意見は攻撃とみなす」といったような考え方を持っている「言い張る人」って老若男女を問わず沢山いるわよね。もちろん自分の経験や正しい知識を元にした意見や主張は理解できるけど、中には間違った根拠や知識から出ているような意見や主張でも、パワープレイで強引に押し切ろうとして、まるでハリケーンのように人間関係を最悪な状態にしてしまうようなケースも多いみたい。そんな「言い張る人」の心の奥には、いったいどんな心理が潜んでいるのかな?「言い張ってしまう自分」を卒業したいと思ったらどうすれば良いのかな?

今回は「言い張る人」に共通する「6つの心理」や「3つの改善方法」などが詳しく紹介されているみたいだよ。それにセルフカウンセリングで「言い張る人の心理」を自己分析できるから、「言われてみれば、自分は言い張ってしまうことが多い(正しい意見はきちんと伝える必要がある、相手の理解力不足で迷惑している、今の自分をなんとか改善したい)」という人や、「身近に、言い張る人がいる(関われば関わるほど時間の無駄だと感じる、喧嘩上等や孤立上等なら社会生活に参加して欲しくない、心理を知りたい)」という人には特に参考にして欲しいね。それではもゆる先生よろしくお願いします!
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周りを困らせる言い張る人たちってどんな人?あなたは「言い張る人」ではありませんか?
言い張る人と聞いて、あまりプラスに感じる要素はないでしょう。
- 強情。
- 負けず嫌い。
- 空気が読めない。
- 自分に甘い。
- 人の話を聞かない。
- 自意識過剰。
など、お付き合いしたくなるような印象は受けません。
それをわかっていてもつい言い張ってしまうという人もいると思いますし、自覚なく言い張っている人もいると思います。
いずれにしても、周りからすると厄介な人というレッテルはすでに貼られてしまっているかもしれません。
当カウンセリングルームでも、言い張る人に関わる相談は多数寄せられています。
- 「話し合いをしたいだけなのに、夫はいつも自分の意見を曲げず言い張ってばかり。これでは話し合いにならない。」
- 「明らかなミスをしているのに、その部下がミスを認めようとせず言い訳ばかりで言い張ってくる。どのように教育したらいいものか。」
- 「子どもが自分の要望を押し通そうとして言い張り、親の言うことを一切聞こうとしない。」
など、関係性も悩みも様々ですが、大変そうです。
関係を良くしたいと思っていても、言い張られ続けてしまうとこちらも疲れて投げ出したくなってしまいますね。
以下に言い張る人について詳しく説明しますので、チェックしていきましょう。
「思ったことを言っているだけ」「従わせたい」「自分を守りたい」!?「言い張る人」に共通する「6つの心理」とは!?
セルフカウンセリングで見えてくる「言い張る人の心理」
それでは、言い張る人の心理を6つ説明していきます。
この6つの説明を読み進めていきながら、セルフカウンセリングで自己分析してみましょう。
あなた自身に共通するものがあるかをイメージしたり、身近で当てはまりそうな人をイメージしたりするととても効果的です。
①思ったことを言っているだけ
本人としては言い張っているつもりはなく、ただ思ったことや起こったことをそのまま言っていると思っています。
相手から言い訳するなとか反抗するななどと言われても、自分はそのつもりがないので、「なんでわかってくれないのだろう」と悲しみや怒りを感じていることが多いです。
②負けたくない
話し合いや言い合いの中で、相手に負けたくないという気持ちが強くなり言い張ってしまう人です。
負けるが勝ちという思考はなく、相手を言い負かすために正しいことも間違ったことも言い張ります。
言い負かした時の優越感を求めています。
プライドが高く、闘争心の強い人です。
③従わせたい
言い張って相手を押さえつけ、自分に従わせようとしている人です。
言っていることが合っていようと合っていまいと、威圧的な態度をとったりしつこくしたりして相手が折れるのを待ちます。
言い張って自分の思い通りに事を進めようとするだけでなく、相手を従わせたことによる優越感も得ています。
④正しいと思っている
自分の言動が正しいと思い込んでいるため、相手の意見を聞かず言い張る人です。
自分は常識がある、今まで成功してきたなどの自信があるため、相手から指摘や批判をされても言い張ることをやめません。
頭の固い偏った思考の持ち主だといえます。
⑤間違いを認めたくない
話している最中から、自分が間違っていたり相手の意見にも一理あったりすることに気がついてはいるのですが、そこで聞き入れてしまうと自分の間違いを認めることになると思って言い張る人です。
プライドが高く強がりなので、素直になれず後に引けなくなってしまっています。
⑥自分を守りたい
相手から否定・批判されることを極度に拒む人です。
自分を守るために言い張り続けます。
相手はその言動や価値観だけを指摘しているつもりでも、本人は自分のすべて、存在を否定・批判されているように感じてしまうため、意固地になって言い張ります。
自己肯定感の低い人です。
セルフカウンセリングの自己分析はいかがでしたか?
自分や身近な人に当てはまる項目はありましたか?
自分に当てはまる項目があった人は、相手の話をよく聞き、傾聴できるように意識しましょう。
言い張ることがプラスに働かないことを学んでください。
他人に当てはまる項目があった人は、相手が話を受け入れやすくなるように、感情的な話し方や否定・批判は避けて冷静に話し合いをしていきましょう。
「言い張ってしまう自分」を卒業するにはどうすれば良い!?歪んだ思考を受け入れて魅力的な自分に成長するための「3つの改善方法」を徹底解説!!
「言い張る人」にチャレンジして欲しい「3つの改善方法」とは?
それでは続いて、言い張る人のための改善方法を3つ説明していきます。
①傾聴を学ぶ
人の話を自分の価値観を横に置いて聞くことができるように、傾聴のコツを学びましょう。
傾聴のスキルを得ることで、相手の話を聞き入れることができるようになるので、言い張ることは格段に少なくなります。
コミュニケーションセミナーに参加したりコミュニケーショントレーニングを受けたりすることをおすすめします。
②過信しない
過信してしまうクセはやめましょう。
自分を賢い、正しいとばかり思わないことです。
自分の価値観に固執していては成長も止まってしまいます。
過信は捨てて、謙虚な姿勢で人と関わることで人ともっと向き合った話し合いができるようになり、信頼も得られます。
③カウンセリングを受ける
言い張ってしまう自覚があったり、指摘を受けたりしたことのある人は、専門のカウンセラーからカウンセリングを受けることをおすすめします。
言い張ってしまうことの本当の理由は何なのか、心の奥底に潜む心理をカウンセラーがカウンセリングの中で見つけてくれます。
例えば強い劣等感、承認欲求、自己肯定感の低さ、インナーチャイルド、認知の歪み、コンプレックス、発達障害など、要因はその人によって色々考えられます。
カウンセラーに包み隠さず相談することで理由がわかり、カウンセリングの中で改善していくことができます。
この部分を改善できれば言い張ることだけでなく、人間関係でも生きづらさやトラブル、ネガティブな思考も変えていくことができます。
【まとめ】「言い張る人」から「意見の違いを受け入れられる人」へ!大切なことは「相手を尊重する」ことと「心の柔軟性を身に付ける」こと!!
多様な意見に耳を傾け、受け入れ、理解し、尊重することで、自分自身の成長に繋げてみませんか?
いかがでしたか?
取り組めそうな改善方法はありましたか?
自己開示ができるのはとても良いことではありますが、自分の意見を押し通そうとするのは正しい言動と言えません。
相手の価値観を理解したり選択を譲ったりしなければいけない場面も、大人になればたくさんあることでしょう。
言い張っていても、本人のプラスに働くような結果にはならないことが多いです。
せっかくの味方もいなくなってしまいます。
周りにいてくれる人が愛想を尽かせてあなたのもとから去っていってしまう前に、言い張ってしまう人は自分のその部分に気付き変わっていってください。
自分の気持ちや状況は伝えながらも、キャッチボールのような話し合い、成長できる話し合いができるように、冷静で建設的な会話ができる人になりましょう。
言い張ることをやめれば、相手はきっと今よりもあなたを尊重し、価値観を受け入れてくれるはずです。
良い人間関係の中で生きやすさを手に入れられるように、言い張らない人になっていってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

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