カウンセラーの杉本もゆるです。
あなたには、
“恐い”“嫌だ”という理由で
避けていることがあったり、
自分でつくったルールや
こだわりから反すると不安な気持ちが
抑えられなくなったりすることが
ありますか?
もしかすると、
それは「不安症」という
れっきとした心の病気かも
しれません。
うつ病と間違われやすい
この不安症。
他の精神疾患と同様に、
早期治療が大切な病気です。
正しい知識を身に付けて、
できるだけ早く快適な生活を
送ることができるように
ケアしていきましょう。
今回は、
この不安症についての基礎知識や
うつ病との違いをお話ししていきます。
不安性はうつ病と間違われやすい病気だけど、早期治療や知識を身につけて正しい治療を進めていくことが肝心だね。
今回のセルフカウンセリングで「不安症の予備軍度数」チェックや「不安症4タイプ」も紹介されているからぜひ参考にしたいわね。もゆる先生よろしくお願いします!
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不安症の人は「いつも何か」を心配している!?たった3問のセルフカウンセリングであなたの「不安症の予備軍度数」をチェック!!
あなたは大丈夫?まずは簡単セルフカウンセリング!
不安症について詳しく説明する前に、
まずは簡単なセルフカウンセリングから
始めてもらいたいと思います。
たった3問なので、チェックしてみてください。
不安症の予備軍度数-セルフカウンセリング3
① | 不安な気持ちや、恐怖心、嫌悪感などから、それに対して逃げたり避けたりしていることがある。 |
② | 不安や心配があふれて、“起こってほしくない”“起こるわけがない”と自分に言い聞かせていることがある。 |
③ | 自分でつくったルールやこだわりを義務化していて、その通りにできないと不安な気持ちになることがある。 |
セルフカウンセリングの結果は
いかかでしたか?
この3問にすべて
「はい」だった場合は、
不安症の可能性があります。
また、
1つでも「はい」があった場合も、
不安症の予備軍である可能性があります。
まずは不安症の基礎知識を身に付け、
改善策をみつけていきましょう。
正体とは!?日常生活に多大な支障をきたしてしまう「不安症4タイプ」を理解しよう!!
不安症とはいったい何か。不安症の様々な種類。
不安症は名前だけ聞くと、
“他の人よりも不安になりやすい”
だとか“ストレスに過敏”のような
印象を持たれがちですが、
実はそんなに軽いものではありません。
不安症とは、不安や恐怖、
心配を主な症状とする心の病気です。
自分自身を安心させようとして、
何かを極端に避けたり、
こだわりを持ったり、
ルールを作ったりします。
ケースによっては動悸や息苦しさ、
発汗、吐き気、下痢などの体に影響が
出ることもあります。
不安症の人の不安は
通常の人が感じる不安を
はるかに超え、不安を感じる
頻度もとても多くなります。
そして、
不安がさらなる不安を招き、
自分の心と体を自分自身で
制御できなくなってしまう
病気なのです。
不安症にはその中にも
いくつかの種類があります。
多くの場合は以下の4つに分けられます。
不安になる対象物や状況は様々ですが、
不安症はその不安な気持ちから、
日常生活に多大な支障を
きたしてしまいます。
また、
自分では気づいていなくとも、
家族や周囲が異常な行動を
していると気づき、対処に
困っていることもあります。
そのため、
まずは自分が不安症である
ということに気づき、
認めることからが
治療のスタートになります。
不安症とうつ病は治療法がまったく違う!?医師でも間違えてしまう「不安症とうつ病の違い」!!
不安症とうつ病は間違われやすいけれど、どう違うの??
不安症の中でも
全般性不安症とうつ病は、
医師でも間違えてしまうことが
たびたびあるそうです。
なぜなら、
不安症には病気に対する恐怖もあり、
“自分が病気になってしまったら
どうしよう…”
“うつ病だったらどうしよう…”
などと病気を恐れるあまりに、
うつ病と同じような症状を
起こしてしまうことがあるからです。
また、
うつ病でよく処方されているお薬では、
うつ病にも不安な気持ちにも
効果があるため、
薬物治療の点においては
区別が必要ないという
事情もあるのです。
しかし、
不安症とうつ病は異なる病気であり、
治療法も異なります。
そのため、
自分が不安症なのかうつ病なのか、
しっかりとわかっておく
必要があるのです。
不安症とうつ病の大きな違いは、
過去を見ているのか、
未来を見ているのか、
にあります。
うつ病の人はたいてい、
過去を思い返して後悔したり
苦しんだりして悩みます。
反対に、不安症の人は、
未来を想像して恐怖を感じたり
苦しんだりして悩みます。
このように2つの病気には、
悩んでいる世界が過去なのか、
それとも未来なのか、
という違いがあるのです。
治療には「薬物療法」と「精神療法」のダブル治療がベスト!大切なことは「家族の協力」と「自分のペースに合わせた治療」!!
不安症の治療法は?
不安症という病気は、薬物療法で
不安な気持ちを多少抑えることは
できますが、それでは根本的な
にはなりません。
お薬を飲んでいるだけでは、
いわば“臭い物に蓋をする”
ようなものです。
不安症には薬物療法だけでなく、
精神療法を用いることを
おすすめします。
病院で丁寧に
心理カウンセリングを
おこなってくれるところや、
専門の心理カウンセラーから
カウンセリングを受けるなどして、
自分の心や考え方から
変わるようにしていきましょう。
不安症の治療は、
精神療法の中でも認知行動療法が
主流になっているので、
認知行動療法をおこなっている
カウンセリングを探してみると
よいでしょう。
一人で抱え込むことや、
無理に不安を抑え込んだり、
行動したり制限したりすると、
不安症はかえって悪化してしまう
可能性があります。
家族の理解と協力を得て、
自分も家族も病気に対する知識を深め、
そして自分に合ったスピード、
やり方で治療を進めていきましょう。
一気に変わろうとする
必要はありません。
一歩ずつ一歩ずつ、
変わっていきましょう。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる