学校に行くのが嫌になり不登校になってしまった少女

 

カウンセラーの杉本もゆるです。

▶ 杉本もゆるのプロフィール

 

学校に行けない、家から出られない、

そんな悩みを抱えた子どもたちが

年々増加傾向にあります。

 

子どもたち本人が

辛いのはもちろんのこと、

その親、家族も何が原因なのか、

どうしたら改善できるのかなど、

日々頭を抱えていることと思います。

 

この不登校の原因、

もしかすると子ども本人の

“心の病気”にあるかもしれないのです。

 

今回は子どもたちが抱える

心の病気と不登校の関連性について

お話ししていきます。

 

 

コハク♀コハク♀

子どもの不登校は年々増加しているみたいだけど、その原因はいじめや人間関係だけでなく色々と複雑なものが関係しているみたいね。

リク♂リク♂

不登校の真の原因を理解して、きちんとした処置をしてあげることが大切だね。また今回紹介されている「心の病気7タイプ」も参考にして欲しいね。もゆる先生よろしくお願いします!


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あなたが不登校の要因で一番に

思いつくものはなんですか?

 

多くの方がまず“いじめ”と

答えるのではないでしょうか。

 

もちろん、

いじめが要因で不登校になる

子どもも一定数います。

 

しかし、現在の調査ではその数は

それほど多くはないのです。

 

2018年に文部科学省が公表した

「児童生徒の問題行動・不登校等調査」

によると、

 

不登校の要因が“いじめ”だと

されている子どもは、

小学生で0.7%、中学生で0.5%にしか

満たないのです。

 

もちろん、要因が要因なので

周囲や本人がいじめだと言い出せず、

うやむやになってしまうケースも

あると思いますが、

 

多くの場合は家庭に関わる状況や、

いじめを除く友人関係が

要因になっているのです。

 

では、

不登校になりやすい子どもと

不登校になりにくい子どもでは

何が違うのでしょうか。

 

ある調査によると、不登校のうち、

なんらかの発達障害の診断を

受けた人は約25%もいるそうです。

 

つまり、

4人に1人が発達障害という

ことになります。

 

しかも、

診断を受ける機会がない

子どもたちの数も加味すると、

 

それよりももっと多くの子どもたちが

発達障害、ないし目に見えない

心の病気を抱えている可能性があるのです。

 

 

子どもの不登校に関連する「心の病気」とは!?原因として考えられる可能性の高い「心の病気7タイプ」をチェック!!

 

心の病気にはどんなものがある?

先天性の病気である

発達障害をはじめ、

不安やストレスの多い現代で、

 

子どもたちが

心の病気にかかってしまうことは

珍しいケースではありません。

 

では、

不登校と深く関連している

可能性のある心の病気を

いくつか見ていきましょう。

 

1. ADHD(注意欠如・多動症)
発達障害のひとつです。ADHDには大きく不注意、多動性、衝動性の3つの症状があり、その人によって出る症状は異なります。一例として以下のような症状があります。集中力が極端になかったり忘れ物が多かったりする。じっとしていることが苦手で授業中でも動き回ってしまう。衝動的に行動したり暴力を振るってしまったりする。
2. アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は発達障害のひとつです。対人関係や人とコミュニケーションをとるのが苦手です。空気が読めなかったり、相手が伝えたいことを汲み取ったり、相手に伝えたいことを表現したりすることが苦手です。また、物事に強いこだわりがあるため、時に頑なで融通が利かなくなることがあります。
3. うつ病
激しい気分の落ち込みが長期間続きます。希望ややる気を失い、食欲不振、不眠などが起こることがあります。
4. 不安症
不安症には様々な症状があります。漠然とした不安を持ったり何事にも過剰に不安感を持つ全般性不安症、人に見られたり注目を浴びたりすることを極度に恐れる社交不安症、異常なまでに手洗いをしたり、確認をしたり、外出前に身だしなみにこだわりを持ったりするなどの強迫症などがあります。
5. パーソナリティー障害
パーソナリティー障害にはいくつかの症状がありますが、児童期~思春期にかけて多く見られるのは下記の3つです。境界性パーソナリティー障害(感情・気分が極端に不安定)、回避性パーソナリティー障害(否定的評価に対して過敏)、自己愛性パーソナリティー障害(自分が特別な存在だと主張し、プライドが高く傷つきやすい)
6. 適応障害
環境の変化などの過度なストレスがきっかけで、社会生活に強い不安感を抱き、異常な行動や、意欲の喪失などが起こります。
7. 統合失調症
青年期に発症率が増加する病気です。幻覚や妄想などの症状が出たり、感情の平板化や考えがまとまらなくなるなどの症状が出たりします。社会性が極端に乏しくなります。

 

 

無理に学校に通わせるのはNG!?大切なことは子どもが抱える「心の病気」に寄り添って前進していくこと!!

 

焦りは禁物、病気を正しく理解し、病気に合わせた治療をしていこう!

上記にあげた病気が、

抱えているせいで

生きづらくなっていたり、

 

思春期の子どもたちが

発症しやすかったりする

心の病気です。

 

不登校の原因は

外的な場合もあれば、

本人の心にある可能性も

十分にあるのです。

 

症状や改善・回復への道は

その病気によって様々です。

 

発達障害であれば

先天性の疾患であるため、

完全に治すことはできません。

 

しかし、

発達障害であることを

理解することで

新たな対処法が生まれ、

家庭と教育の場で連携を

とることも可能になります。

 

また、

うつ病や不安症などの

後天性の疾患であれば、

学校に行かせることを

目的とするのではなく、

 

まず病気の回復を目指し、

その次のステップが学校に

行けるようになることだと思います。

 

子どもの変化に気づいてあげることが肝心!

上記にあげたもの以外にも、

心の病気はたくさん存在します。

 

心の病気は決して大人だけが

かかるものではありません。

 

子どもたちの変化、異常に気づき、

もしかしたら…と思ったら、

精神科や心療内科で一度診断を

受けることをおすすめします。

 

場合によっては、

本人がいなくとも家族だけで

医師に相談でも良いでしょう。

 

また、

まだどんな病気かわからない、

どの医療機関にかかれば

いいかわからない、

 

親は

どう接したらいいかわからない、

などの不安があれば、

詳しいカウンセラーに

相談してみるのも良いでしょう。

 

本人はもちろんですが、

周りの接し方や家族ならではの

悩みなどもあると思います。

 

そんな時はカウンセラーから

カウンセリングを受けてみてください。

 

新しい道が開けるはずです。

 

焦らずゆっくりで大丈夫です。

 

一歩ずつ一歩ずつ前進していきましょう。

 

杉本もゆるでした。

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる

 

コハク♀コハク♀

もゆる先生ありがとうございました!最後まで読んでいただきありがとうございます!

リク♂リク♂

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