ペットロス症候群で苦しんでいる女性

 

代表カウンセラーの遠藤まなみです。

▶ 遠藤まなみのプロフィール

 

現在、3世帯に1世帯はペットを

飼っていると言われていて、ペットは

もはや家族以上の存在となっています。

 

沢山の愛情をそそいでいる人も

多いと思います。

 

そんなペットを愛するがゆえに、

誰もがなりうるペットロスは

他人ごとではありません。

 

愛すれば愛するほど、

失った悲しみは大きく

立ち直ることができません。

 

実は、

私もペットとのお別れで

2週間泣き続けたことから

線維筋痛症になり、今でもその病気と

闘っています。

 

その時に私も、

カウンセリングを受けて

立ち直ることができました。

 

そこで今回は

ペットロスについて書かせていただきます。

 

 

コタロウ♂コタロウ♂

ペットとの出会いは別れの始まりだと分かっていてもペットロスに陥ってしまう。そしてさらにペットロスが重症化してしまう要因って何なんだろう?

サクラ♀サクラ♀

ペットロスに陥ると、乗り越えるのはなかなか難しいみたいだから、適切な心のケアが必要になるわね。まなみ先生よろしくお願いします!


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ペットロスになるとあらゆることが「後悔」に!?ペットへの深い愛情と強い責任感から生まれる「○○感」!!

 

「ペットロス」とは、

ペットを失ったあとの

精神状態をいいます。

 

ペットを失った人の多くが、

その直後から後悔と喪失感に襲われます。

 

それは

突然の死であれ闘病の末であれ、

天命を全うした結果であったと

しても後悔が訪れます。

 

人は自らが

「果たしたこと」よりも

「果せなかったこと」の方が

より思考に影響を与えると言われています。

 

ペットを失ったことそのものが

「果せなかったこと」として、

多くの後悔を生んでしまいます。

 

ペットは自分で

生活をすることはできません。

 

ですから、

飼い主である私達がその子に

対する全ての責任を持たなくては

いけません。

 

その為、

亡くなってしまうと自分を責めて

罪悪感に陥ってしまいます。

 

また後悔よりもさらに辛いのは

「喪失感」です。

 

どんなに小さな体でも、

生きてそこにいるという存在感は

とても大きいです。

 

息づかいやにおい、

体の温かさや毛並みのしなやかさ、

それら全て失ってしまった後、

二度と触れることができないという

現実は時が経つほどに悲しみを強めます。

 

ペットを失って

悲しいのは当然のことで、

多くの人が大なり小なり

ペットロスを経験しています。

 

 

ペットの死を受け入れられない!?奇跡が起きるかも!?ペットロスに共通する「悲しみの5段階」とは?

 

どん底からの悲しみから回復については、

自分の心と体に起きた様々な変化を

「ペットロス」として

本人が認識できるかどうかにも

かかってくると言われています。

 

エリザベス・キューブラー・

ロス博士(ドイツの精神科医)の

「悲しみの5段階」というものがあります。

 

この「悲しみの5段階」は、

死を目前にした人がたどる

心の変化を表していますが、

ペットを失った人には

共通する部分があると

言われていますので紹介したいと思います。

 

 

悲しみの5段階-その1 <否認>

 

ペットの死を受け入れられず

その事実を否認する段階。

 

まだ死んでないのでないか?

 

と泣きながら火葬に伏す決心が

つかないような状態。

 

使っていたフードボウルや寝床、

おもちゃなどを処分することができない。

 

 

悲しみの5段階-その2 <怒り>

 

自らを責め、

そして後悔が怒りとなる段階。

 

「何故、もっと早くに

気づかなかったのか?」

 

「何故…?」

 

など自分への怒りが

わきあがってきます。

 

また、

理由に関わらず家族への怒り、

獣医に対しての疑念や怒りがわいて

ペットの死を誰かのせいにしたくなります。

 

 

悲しみの5段階-その3 <取引>

 

でも、

「もしかしたらこれは

夢を見ているだけなのかも知れない。」

 

「ひょっとして神様にお願いしたら、

奇跡が起きて、夢から覚めたら

ペットとのいつもの生活に

戻れるのかも知れない。」

 

愛するあまりに、

霊的なものにすがっても

なんとか状況を変えたいと願う段階。

 

 

悲しみの5段階-その4 <抑うつ>

 

強い悲観から、その他の

ポジティブな感情や意欲を失い、

ネガティブなことばかり

考えてしまう段階。

 

何事もやる気が起きず、

ただひたすら落ち込む時期です。

 

また自分が元気になることも、

無意識に拒否してしまいます。

 

 

悲しみの5段階-その5 <受容>

 

時の経過に従い

悲しみのリアルさが薄れていき、

徐々にその事実を受け入れていく段階。

 

悲しみは感じるが、

死を前向きにとらえることが

できるようになります。

 

少しずつ

日常のペースを摂り戻していきます。

 

 

ペットロスで悲しんでいると天国のペットも悲しむ!?認知カウンセリングを受けて立ち直るきっかけ作りを!!

 

現代では

「ペットの家族化」が常識となり、

ペットはもはや家族以上の存在、

心の友となりつつあります。

 

こういった背景がペットロスという

心身の症状に繋がっています。

 

ペットロスになると、

乗り越えるのが困難なうえ

なかなか克服することはできません。

 

でも人は、

どんなに悲しくても、

どんなに辛くても、

生きていかなければなりません。

 

食事もしなければいけないし、

仕事だってしていかなくてはなりません。

 

ペットロスになってしまったから

といって、人生の歩みを止めて、

しゃがみ込んで、ずっと泣いていては

いけないのです。

 

ペットロスの程度や回復に至る期間は

その人の性格や考え方で大きく変わってきます。

 

ショックを引きずりやすい人や

悲観的になりがちな人は時間がかかります。

 

ただ認知を変えること

(カウンセリングを受ける)で

立ち直ることができます。

 

あなたが悲しんでいたり、

苦しい顔をしていたら

天国に旅立った子たちは

悲しむと思います。

 

どうか、

笑顔を取り戻せますように。

 

次回もこの続きを書かせていただきます。

 

遠藤まなみ

 

心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:遠藤まなみ