カウンセラーの杉本もゆるです。
不登校や引きこもりの
子どもを持つ親、
または最近子どもが学校を
休みがちになってきた、
心を開いてくれなくなった、
表情が暗くなった、と感じている
親は非常に多いと思います。
子どもはどんどん成長し、
親の思い通りに育ってくれないと
わかっているつもりではあるものの、
むずがゆい気持ちを抱えていることでしょう。
どういう気持ちで接すればいいのかわからない…
そんな不安を持った育成者のために、
今回は不登校の子どもに
親が持つべき心得をお伝えしていきます。
子どもを育てるってとても大変なことだけど、親と子の「気持ちの違い」をしっかり理解して接していくことが大切ね。
今回は親の考え方について、そして大切な子どものために親が持つべき「3つの心得:」なども紹介されているからぜひ子育ての参考にして欲しいね。もゆる先生よろしくお願いします!
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“子どもは親の所有物ではない”ということを理解しましょう
大前提として、子どもは親の
所有物ではありません。
子どもを自分の理想通りに
育てようと思っても、
そんなことはできるはずないのです。
子どもは成長していくにつれて、
どんどん自我が芽生え、
自主性が育まれます。
それにより、親への反抗や
自分の意思が大きくなるのです。
子どもの成長のために指摘をしたり、
叱ったりすることは必要ですが、
親の単なるわがままや見栄、
体裁のために子ども意思や行動を
制限するのはよくありません。
これでは、
子どもは心のドアを
閉ざしてしまいます。
親は親、子どもは子ども。
別の人間であるということを把握し、
自分の子どもではありますが、
ある程度成長したら一個人として
尊重してあげることが大切なのです。
「子どもの不登校」と「親の気持ち」の違いとは!?大切な子どものために親が持つべき「3つの心得」!!
親が持つべき「3つの心得」とは?
もし、自分の子どもが不登校に、
または学校に行きたくない、
と言い出したら…
そんな時に
頭に入れていてほしいことが
いくつかあります。
そんな親が持つべき
「3つの心得」をひとつずつ
紹介していきます。
①学校に行かせることがすべてではない
もちろん、
小学校や中学校は義務教育なので、
“行くのが普通”ではありますが、
“絶対”ではありません。
学校に行かせたいという気持ちは
一見子どものために思えますが、
その気持ちの多くが親の見栄や
体裁ではないでしょうか。
自分の子どもが
このような状況になったら
こう考えてください。
「学校に行く」という選択肢と
「学校に行かない」という選択肢が
あるということです。
学校に行ってもらえることが
理想ではありますが、
絶対に行かなければいけない
というわけではないと考えましょう。
子どもの心が弱っている時には、
「無理して行かなくてもいいよ」
くらいの言葉をかけてあげられるよう
になりましょう。
②子どもと同じ立場になって共感する
子どもの気持ちを動かすためには、
親が一番の理解者であると
認識させることなのです。
自分の親は
自分の気持ちをわかってくれると
感じさせるのです。
親子の会話で多いのが、
学校や勉強の話は聞いてあげるが、
子どもの趣味や好きな事の話は
上の空…というような状況です。
これでは
子どもは親と会話するのが
嫌になってしまいます。
日頃から子どもが話す内容が
どんなものであれ、
興味を持って聞き、
適度に質問してあげることで
親子の信頼関係を深めることができます。
③子どもの将来について具体的に、明確に考える
どうしたら学校に行ってくれるのだろう…
と親は考えると思います。
ただ、
その考えや悩みは漠然としたものが
多いのではないでしょうか。
学校へ行かない子どもの
将来のことを考えると、
不安になると思います。
しかし、
その将来を具体的に現実的に
考える必要があるのです。
中途半端に
思考を終わらせるのではなく、
このままずっと不登校だった場合、
どんな未来がやってくるだろうか、
と具体的に考えてください。
その未来は
ひとつではないと思います。
思いつくだけ
たくさんあげてください。
現実的に考えるうちに、
漠然とした不安からは
解放されるでしょう。
抱えている気持ちは
人へ伝染します。
親が抱えている不安は、
子どもにも伝わってしまうのです。
親は自分の子どもに
自信を持って接してあげてください。
過度な期待ではなく、
揺るがない自信です。
そうすることにより、
その自信も子どもに伝わり、
子どもが失いかけている自信を
取り戻してくれる
きっかけになるのです。
子育てに悩んでいる時こそあなたの「学びの時」!親子で専門のカウンセリングを受けるのも効果的でおすすめ!!
親の見栄・体裁は捨てて、まっさらな気持ちで子どもと接しよう
不登校は、決して親が原因という
わけではないと思います。
また、
親が自分のせいで子どもが
不登校になってしまったと
頭を抱えていても、
子どもが学校に行ってくれる
わけではありません。
しかし、親にも
できることがあります。
それは、現状を的確に捉え、
子どもの話をよく聞き、
自信を回復させてあげることです。
親は周りからの目を気にして、
一日でも早く学校に
行ってもらいたいと
考えるかもしれません。
しかし、
親は学校に行かせる方法を
考えるよりも、子どもが
心を開いてくれる方法、
したいことを一緒に
考えてあげられるようになる
方法を考えるようにしてください。
学校に行かせることだけが
すべてではありません。
あえて学校に行かないで成長、
もしくは自立する方法を
考えてみるのも一つかもしれません。
親と子が一緒に学ぶことが大切
子どもの気持ちを聞き出すために、
本人同意の上でカウンセリングを
受けさせるのはもちろん良いですが、
個人的な意見としては、
親が子どもとの接し方などで
カウンセリングを受けることを
おすすめします。
親の接し方を変えるだけで、
思春期の子どもたちの反応は
とても変化するものです。
子どもが学校で学ぶだけでなく、
親も常に何かを学ぶ必要があるのです。
もし、
子育てに悩んでいるのであれば、
それはあなたの学びの時なのです。
専門のカウンセラーの力を借り、
新しい考え方や意見を学ぶのも
効果的です。
子どもだけに成長を求めるのではなく、
親も一緒に変化、
成長していきましょう。
杉本もゆるでした。
心の扉メンタルカウンセリング横浜
筆:杉本もゆる
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